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2013.3_経営計画手帳「お客様の声」

㈱シー・アール・エム様のサイト「経営計画手帳の達人」
2013/3掲載

1.経営計画書を作り始める


第35期(2012年)の好業績の春、当時の私は

「今のままでは行き当たりばったりで計画性がないから再現性が乏しい」
「この業績を継続させるためには何が必要なんだろう?」
「理念と計画の浸透だ!」


ということに気づき、有限会社がんばれ社長の武沢先生の門を叩きました。

「【高成長・好業績・好財務】の達成が良い会社の指標である」
「【営業利益率 10%】を目指そう」
「理念がなければ企業の方向性は定まらない」
「最初はパクりでも良いから捻り出そう」
「計画を立てて実行することで目標は達成される」
「計画書を作り、皆で共有することが不可欠」
「計画書を作ったら計画発表会を開いて伝えよう」

などの基本的なところからたたき込まれ、6ヶ月の講座の中で経営計画書の大筋を作りあげたんです。
そして、その年の12月に初めて、新横浜グレイスホテルの会議室を借りて、30名ほどの管理者を集めた第1回経営計画発表会を開催します。

あなたが「経営計画書を作ろう!」と思ったとき、武沢先生を探してみて下さい。必ずや自らの思いが詰まった計画書ができあがるでしょう。

2.第36期(2012年)当時の経営理念


※経営理念
全消研パーソンの物心両面の幸福を追求するとともに、
 静かな環境を求める全ての方々の問題解決に対して貢献します。

※社是
他利後自利(たりごじり)の精神のもとに、
 時を惜しまず、心を惜しまず、汗を惜しまず、
 お客様の最適を誠実に追求し続けます。


経営理念は、なんかどこかで聞いたことありますね。
稲盛さんのフィロソフィーからパクりました。笑
社是はそこまでの自社を振り返り、皆がどのように社業を邁進してきたのかを言葉にしたものでした。

「経営理念は私のものだから、皆は社是を全うして下さい」
と言ってましたねぇ。まだ、そこはかとなくブラッキーです。笑

現在では、皆で作った企業理念行動理念を掲げて歩んでおります。

3.第45期現在(2022年)の企業理念と行動理念


※企業理念
みんなの個性を環(わ)に。
 静かな環境をつくり
 人々の笑い声が響く
 幸せな未来を支え続けます


※行動理念
私たちは関わる人すべての力を結集し、
 世界に誇れる
「消音技術の提案」と「消音装置の製造」
を行います。


林健太郎さん
のファシリテーションのもとで当時の社長室メンバー4名が草案を作成して、それを全社へアンケートを採って最終的に完成されたものなんです。
社長ではなく " みんなで作った " という言葉になりますが、多分これを社内で一番好きなのは私です。笑
それくらい、今の消研を表す良い理念だと思っています。

この第45期の計画書から、次のような解説も付けました。

消研の使命は
騒音問題を解決することによって
最適な音環境をつくりあげ、
人々が本当に聴きたい音を
聴くことができる世界に貢献すること。
そしてそれは
すべての人の幸せにつながると信じています。

4.計画発表会


私は1987年に入社しました。これまで担当してきた現場は数多くありますが、1991年の新横浜プリンスホテルの新築時の対応が大きな想い出として残っているんです。当時の担当者が竣工前に退職してしまってその後任として現場担当になったのですが、山のような騒音問題が発生!。その処理に2ヶ月程度の時間を要したんですねー。
毎晩21時に現場集合。それから3時まで全館の見回りとチェックを行い、対応する消音装置を設計して次の日に手配。大至急製作して現場は取付工事を行い、またチェックする、の繰り返しでした。

新横浜プリンスホテル

そんな思い入れのあるホテルでしたから「いつかは発表会を新横浜プリンスで開きたい」という夢があったんですが、当時はまだ制限のビリーフに固まっていた私には「どうせ俺なんかにはムリ」って思ってたんですねー。笑笑
NLP制限のビリーフの存在を知って書き換えた私は、すぐに発表会の場を新横浜プリンスホテルに移しました。

夢は叶うものではなく、自ら叶えるものなんですよね。

新横浜プリンスに場を移してからは 80名ほどの人数で毎年開催するのを楽しみにしていました。社内には「無駄遣い」とかいう理解の無い人もいましたが、私にとって発表会の時間は宝物のように大切なものでしたので、ずっと続けたいと思っていました。でもこのコロナ禍には抗えず、第44期には社内に限ったオンラインでの開催になってしまい、第45期に至っては開催すら中止になってしまいました。第46期には必ず復活させるつもりでいるんですが、世の中がどうなっていますかねぇ。泣

まぁ、ここで言いたいのは、
「計画発表会は必ず開催した方が良い」ってことです。
「計画書を作る→配布する→発表会を開く」はセットなんです。
これが毎年のルーティンになったとき、自然と様々な事が社内で共有されているようになります。刷り込まれるっていうんかねぇ。

私は、特に中小企業にとっては不可欠なルーティンだと思っています。
それは、もともと社内に意思統一するとか、企業の方向性とかを考える風土など無いからです。
うちだけなのかもしれませんが、少なくともうちの会社はそうでしたから、これが始まってからは共通言語が生まれたと思っています。

4.まとめ


この第36期(2012年)から始めた経営計画書も今年の第45期(2022年)で10周年を迎えました。繰り返して作成してきた中で思うのは " 計画すれば実現する" し、" 計画しなければ実現しない" という真理です。

私があなたにお伝えしたいのは、

・とにかく未来を描ききる
・できそうにないゴールでも構わない、てかその方が良い
・その未来を映像化できれば実現しやすくなる
・1年間以内の行動計画をできるだけ多く決めておく
・計画書作成には全員を参加させる
・計画書の形にして配りまくる

それが本当に実現するかどうか、試してみませんか?

そして、もしもあなたがより良い経営計画書を作成されたいときは、㈱シー・アール・エム様をおススメします!


最後までお読みいただきましてありがとうございました!
次の取材に繋ぎます。


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