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森川美穂姐さんの夏祭り2022

7月2日、森川美穂姐さんのライブに伺った。
@渋谷PLEASURE PLEASURE、夜の部。
「夏祭り」というタイトルってわけで、早速入り口で団扇をいただく。笑

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※スタッフさんの本気度が伝わる一枚。

ホールでのライブは、一年ぶり。
昨年7月、同じく渋谷PLEASURE PLEASUREでの35+1周年記念ライブ以来。
私に至っては、もういつホールでの姐さんを見たのか思いだせない。2019年のいつか。
それだけ、あの流行病は、人々を遠く離れ離れにしてしまっていた。

おっと、今日はこんなブルーな気分になるヒマはないんだった。久しぶりのライブだからね、鰻食べてきたしね。笑

応援するぞー!するぞー!

(みやぞん風。)

一曲目「Be Your Lover」からスタート。
いきなり、会場の皆さん総立ち。
なーんも見えなくなる。笑

2曲目、早くも「ブルーウォーター」。
1990年、NHKのアニメ「不思議の海のナディア」の主題歌。ライブでは、毎回盛り上がる。会場は既にピークの様相。

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※「い〜ま、君の目に いっぱいの未来〜♪」のところかな。

ブルーウォーターが終わったところで、姐さんのMCスタート。

「暑いですねえ。皆さん、お座りになって。年齢も年齢なんだから」

と、親切なのか失礼なのか分からない。
あしらいかたが、うまい。

今回は「夏祭り」なので、夏らしい曲を中心に、懐かしい曲から最近の曲まで唄うとのこと。

続いて「あの頃に消えた夢」「お願いだから〜Have a Heart〜」「夏の助手席」の3曲を披露。3曲とも美穂姐さん20代始めの頃の曲。
なのに全く違和感がない。
歌が美穂姐さんについて来る。姐さんが歌に合わせるのではない。
歌が成長しているのだ。
「夏の助手席」は、彼氏に新しい恋人が出来た気配を感じ、自分から去ってゆく歌。

夏の助手席から
ひとりで秋へおりた

ここのフレーズが来ると、いつも泣きそうになる。作詞は山田ひろしさん。

そして、「それぞれの夏」「なんだかなあ・・・」
美穂姐さんが作詞した曲が2曲続く。
「なんだかなあ・・・」は、申し訳ない、初めて聴きました。この曲なんと!最後のほうで、セリフが入るのです。
いまいち元気のない女の子に彼氏がどうしたの?と、聞く。

「なんだよ?どうしたんだよ?」

Keybordの野﨑さんが!低めの声で話しかけるではないですか!役者かー!
御本人曰く、
「一生の思い出になります!」とのこと。

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そしてガラリと雰囲気が変わり、アルバム「I・N・G」から「漂流夜行」「Half of me」。「ソリスタ」から「最後の笑顔」。
以前も話したことがあるが、美穂姐さんは憑依タイプの歌い手だ。
さっきまで20歳そこそこの可愛い女の子を演じていたかと思ったら、今度は大人の世界「漂流夜行」。

渇いてもいない髪を 手櫛でといて
暮れなずむ窓辺 肌を寄せる

ボサノバ調の曲、詞は松井五郎さん。
最初から最後まで全力で、いやらしい。
そして、上品。
この拵え方、毎度乍ら平伏してしまう。

続いても松井五郎さん作詞の「Do Yah!」
ここでも、松井節が炸裂する。

ダメなやつほど 綺麗な花を値踏みするもの

そして、1987年のヒット曲「おんなになあれ」。
これ、サビのKeyが高い。高いまま、ずっと続く。しかし姐さん、原Keyのまま唄っている。
恐るべし、54歳。
続いて「PRIDE」。
「おんなになあれ」の次にリリースされた。作詞は私だ。
飛鳥さん作のヒット曲に続くシングルだったので、プレッシャーは半端なかった。

イントロが流れた瞬間、会場の全員が総立ちになる。やはり、小林信吾さんのアレンジには引力がある。

唄い終わった美穂姐さんが、
「やっぱり、Prideは、カッコいいね!」
と、言ってくれた。

嬉しかった。

14曲目は、アルバム「I ・N・G」から「I・N ・G」。15曲目、アルバム「ハーフ コントラスト」から「Summer  Sweet Pain」。

ずっとアップテンポのイケイケな感じの曲が続く。会場はノリノリ。
満を持して、次の曲は「Manbo  Soleil」。
なんとここで、この曲の参加方法が、パーカッションの一匹さんから告げられる。

いつもなら、サビの「ヘイ マンボ!」のところで一斉に綿棒が投げられる。「マンボ」が「メンボウ」に聞こえるとか、聞こえないとか、、、笑
しかし、このご時世、衛生面で路線変更となった。公演後のお掃除も大変なのよ。投げられた綿棒が当たると意外にも痛いらしいし。

綿棒に代わるアイテムは、バナータオル。
あ〜入り口付近で売られていたやつね。
それをサビのところで、一斉に頭上に振り上げる。簡単だ。問題はタイミングです。
「はい、練習しましょう!」と、一匹さんの号令の元、何度も練習が行われる。
「遅い!」と、一匹さんがハッパを掛けると、珍しく美穂姐さんが救いの手を。

「一匹さん、会場の皆さんは、きっと一匹さんより年上です!」

爆笑!

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おー、姐さんもタオルを振っているではないか!自ら見本を呈する。なんだかイナセである。お神輿を担ぐ姐さんに見えるぞ。

それでこそ、祭りだ。
森川美穂姐さんの夏祭り2022。
祭りは、最高潮に達した。

そして、ラストの曲は、本日初のバラード、「涙のあとにあなたがいれば」
一昨年の5月、最初の緊急事態宣言の間にレコーディングされた思い出深い曲。

緩急のある素晴らしいライブとなった。

当然、アンコールがうながされたが、曲にいく前に、チャットさん(陰の声さん)からの質問コーナーとなった。事前に募集されたファンの方々からの質問が何個かあり、美穂姐さんが坦々と答えたが、特に最後の質問が興味深かった。
これは、美穂姐さんに向けられた質問ではない。バンドのメンバーに対してだった。長いこと美穂姐さんと一緒にライブをやってきて、美穂姐さんの魅力は何だとを想うか?ひとりひとり答えて欲しいというもの。

まず最初に、
ギターの藤田さんが「威圧感」と答える。
次にKeybordの野﨑さんの答えが「声の圧」。

あの、これ、文句じゃないんです。
ふたりとも、褒めているんです。
ファンの人達は、それが分かっているから、笑いが止まらない。

次にDrumの関さん「男前なところ」。
Bassの河野さんが、素敵なことを言う。
「同志。同じ方向を向いて、無理をしなくても、ピタッと合わせてくれるひと。こういうひと、いそうで実は、そんなにいない」

パーカッションの一匹さん、
「全く同感。あとね、髪がきれい!」

笑!

そして、アンコールには「Be Free」。
威圧感と言って会場を沸かせたギターの藤田さんが、背中でギターを弾くという名演奏で幕を閉じた。

姐さん、何度も、
「よしお〜最高!」
と、叫んでいた。
私も叫ぼう。

美穂〜、最高〜〜〜‼️

※写真は「チャットさん」でもご活躍のFUMIさんからお借りいたしました。ありがとうございました。

そして、今日のオマケ。昼の部より。

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野﨑氏、笑う。

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リオのカーニバルっぽい。

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女って、キュートだねぇ。

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