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ザベストを浴びてしまった

ザベスト、浴びるタイプの頓服薬でした。
まーたオタクがオタク特有のキショいこと言ってら。

ザベスト愛知Day2。
半年ぶりの日本ガイシホール。
そして私のザベスト初日。

この日のためにネタバレを仕入れずに行った。過敏に回避したわけではないのでTLから散見される情報がまったくなかったわけではないが、みんな口を揃えて「これは詳細を省くが結論だけ言うとお前は死ぬ」みたいな感じで、細かいことを言わずにライブに行けと繰り返すのが面白すぎた。実際浴びてみるとわかるが、たしかにこの内容は色々とナマで触れた方が良い。なるべくバイアスを排して臨んだほうが万全に狂える。オタクはそう思う。

自分の座席は西8ブロック。目視という意味では視界は開けていたが、誰か1人を余さず見れるという席ではなかったし(反対側の花道は割と死角)、モニタにスピーカーが被る席だった。なのでこれはどうかなあと思ったんですが、普通にドチャクソ楽しかったのでヨシとします。以下覚えてることを箇条書き。

・オープニングムービーが「グランド・ブダペスト・ホテル」や! と沸き散らかした。なんかGENERATIONSのみんなはキャラが濃いから洋物コメディ映画と相性が良い
・メンバーカラーのジャケット衣装も「グレイテスト・ショーマン」みがあってよかった。その色と客席のライトの色が対応していて俯瞰するのがたのしい
・ころころ衣装が変わっていくのだけど、7色→黒→赤→黄→白と楽曲展開に応じて揃えの配色で少しずつ型が違うのが個性出てて良い。ジェネはいつもそうだけど。
・ジーエナで沸きすぎて記憶がない。ジーエナは沼落ちの大事な要因の一つなので生で聴けて感無量。そしてこのブラックコーデが堪らなくカッコいい。ジェネはずっとピークだろうけど今のジェネが一番好きという人は絶対多いだろと思った。良すぎる。
・ジーエナ、FBFG、BCRの流れが良すぎた。花道側のメンバーみんな最高にキレキレだったし、小森隼さんがバチイケでこれ絶対ファン増えるやろって思った。自分も客席で踊り狂った
・全身黒で引き立つ中務裕太さんのスタイルの良さ
・全身黒で引き立つ佐野玲於さんの魅せ方の上手さ
・サングラスの存在感に感謝した。あれは引き算の美学
・キャリア10年のアラサーグループの表現力の本気を見た。最高
・Love You More、原点回帰の原曲アレンジ、最高。グループが活動する限り永遠に歌い継いでほしい
・Stupid
・Stupid
・ああStupid
・I’m so stupid…
・これ考えた人に金一封包みたい 自分がなぜGENERATIONSが好きなのか詰まってる演出だった
・SSのRainy Room、WSのLonely、ザベストのStupidは個人的三大神演出。葬式で流してほしい
・とにかく見てほしい なんか長野に参加した人によると長野からも演出が変わってるらしい パフォーマーチームの贅を尽くした演出、死ぬまでに見ないと潔く成仏できない
・鏡合わせのアングラ
・案の定ちょっと記憶が飛んでる
・でも涙もドチャクソ良かった
・片想いのボーカルふたりのコーラスワークの素晴らしさを全世界に知ってほしい
・このふたつの声の奇跡を12年くらい前に見逃さないでくれてありがとうLDHの偉い人
・ボーカル今日すげー良かったね特に片寄さんうますぎて言葉がなかったもう本当にバイオリンみたいによく響いてた最高だった
・PPの映像すごく良かった 生パフォーマンスで絶対楽しい曲だなと思ってたけど動画の中にそう盛り込んでくるか〜! という楽しさがあった 映り込んだファンの方が動揺して顔伏せちゃうの勿体無いけどめちゃくちゃ気持ちはわかる
・オープニング曲メドレーで泣いた リアタイのファンでもないのに烏滸がましいけどあれは泣く 人が歩んできた歴史をあんなふうに形にされると言葉もなく涙する他ない
・やっぱりMCとUJとニュークロが好きだ
・新しい世界は特別すぎて好きだという形容では足りない クソデカ感情
・こんなに全開で曲幅も色々あるのはGENERATIONSの真髄というほかないしどこに出してもファンとして「このグループやばいっしょ」と誇れるアーティストだと思った どこの誰にも何も劣ってない 全世界に誇れる
・さのさん脱ぐの早い
・NoN、想像を絶する楽しさ。ご機嫌なパーティーチューンは命を救う
・泣きすぎて頭が痛い
・白濱亜嵐さんの「キャーーーをちょうだい!」この人のこういうところが大好きだと改めて思った
・白濱亜嵐は世界中から愛されてほしい
・パフォーマーソロは湧きすぎて記憶がない 色々人生最高を記録する瞬間があったはずなのに
・GENERATIONのカヴァーは「いま」することに意義があったんだろうな これもまたオーバーラップする映像に涙が止まらなかった めちゃくちゃかっこよかった
・POWで亜嵐さんのパフォーマーソロに使われてたのを思い出して更にぶわっときた
・Evergreenでさらに号泣するオタク 何度も言うけどリアタイのファンでもないのに烏滸がましいことこの上ないが今までの映像とオーバーラップするのはダメだよ どの瞬間も色褪せず永遠なのを強調してしまうから それぞれの一瞬の頂点はずっと色褪せることがない
・歴史の一項を作っていってる瞬間にこんなに立ち会っていいんだろうか? 人が生きる営みの全てがここにあるのでは?
・Xのボーカルもまためちゃくちゃ良くて、このツアーに賭けるボーカル2人の情熱の深さ、大きさ、底知れなさを見た 弦楽器のようにしなやかで美しい声の表現だった
・陣さんしょごくんが普通に客席にいる世界とは
・サポメン復活とは(身を乗り出しながら)
・全員わからないくらい後輩が増えたことを喜ぶさのさん、エモい
・エンドロールまで見どころたっぷり。女装はマスト。

はい。

別項で以前、GENERATIONSのコンセプトについてこう分析したことがあった。

GENERATIONSは、自分たちの経年、時間の経過すら表現の一環にしてしまう。 (中略) GENERATIONSというコンセプトには裏にそういうのもある気がする。これは彼らの主演映画が「昨日より赤く明日より青く」という主題を冠していることとも無関係ではないというか、そもそもグループ名からして「世代」を掲げていて、代表曲は「加速する時代 駆け抜けていこう」なわけだから、経年変化を真正面から取り入れていくことが活動のモチーフであり、グループの根底にある大事な一要素なのかもしれない。

前掲記事



部分的に関連することがさのさんの口から語られていたので印象的だったのだが、先輩たちの「ピーク」の頃を彼らも意識するらしい。そして後輩たちが今の、自分たちの「ピーク」の頃を見て後年同じことを思ってほしいと、そんなことを言っていた。
GENERATIONSは再三彼らが自分の口で語るように前例のないことをたくさんやってきたし、その挑戦の歴史が彼ら自身を形成し、さらには後輩の道も敷いてきたのだと思う。何かのためというより、成し遂げたことが結果として副次的な他利を産んだといったほうが適切な気がする。表現したいことを突き詰め、技量を磨き上げた結果、誰かの指針となり誰かの人生を変えて今に至っている。
ウルフの沓野くんはUNITED JOURNEYの公演を見てアーティストを志したと言っていた。ほぼ時代を同じくするRAMPAGEはGENERATIONSをいちばん近くで見てきた後輩だと思うし、サポートメンバーとして帯同して下積みの時代からGENERATIONSを見てきた人が何人もいる。GENERATIONSは先輩グループから見れば大きく歳の離れた後輩たちであり、後輩グループから見ればドームにまで立った憧憬の対象だろう。今や事務所に所属するグループの中核的世代になりつつあるし、その一方でGENERATIONSのようなグループは他のどこにもいない。今回「GENERATION」をカバーしたことで逆説的に一層そう思った。あんなに脈々と歌われてきた曲がこれまでとまったく違って見えたのは、GENERATIONSが真正面から表現解釈を試みたからに他ならない。
GENERATIONSは敢えて言葉を選ばずにいうと変なグループなのだが、だからこそどことも競合しないし、競合しないからこその定石を外した無二の魅力がある。これからもそのハングリーかつフーリッシュな活動方針を掲げていってほしい。守りに入らないGENERATIONSが色んなことをやってるのが好きだ。このボーイズグループ戦国時代に彼らのようなグループを応援できるのは本当に楽しいし、それをこれでもかというくらい体感させてくれるのが今回のライブだった。少しでもGENERATIONSが好きな人はぜひ来てほしい。チケット激戦だったらしいけど………


個人的にはFictionとBrand New Youがなかったことがややショックではあったので(正直でごめん この2曲が好きすぎて…)追加公演か夏以降のツアーか何かあってほしいしそこでアルバム曲もたくさんやってほしいと思いました。だって絶対激エモの演出がくるってわかってるやん。今のGENERATIONSのスキルとビジュと表現で見たいやんそれは。たのみます。ツアー詳細お待ちしています。

ライブ翌日にやった愛知・岐阜の旅(また城に行った)は後日あげます。兼任オタクはたのしい。体は満身創痍。社会復帰が不安になってきました。


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