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Episode0:起業決定までの軌跡


Day:2018/09/28(金) 12:23 

Title:1次審査結果のご連絡

「ご応募いただきました案件は、ガイドによる審査の結果、残念ながら1次審査通過にはいたりませんでした。

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コンテストへのエントリー

2017年に新卒で某広告代理店に入社し、希望のマーケティング部署に配属になって2年目。仕事を覚え始め、少し生意気になっていた2018年の夏。

2年目だった自分は、喫煙所のポスターでグループ内新規事業コンテストの存在を知る。見れば2年目以降の社員はエントリーができるという。

学生のころから、そのような類のものに興味があった自分は、エントリーを決め、昔から温めていたアイデアをドヤ顔で企画書にまとめて、自信満々に提出。(”空席の飲食店と今すぐ飲みたい生活者を結ぶプラットフォーム”といういかにも自分らしいアイデア…)


そして、待ちに待った結果発表のメールが来た。その内容が冒頭の一報である。80チーム中10チームの通過らしく、もちろん落ち込んだけれど、現業もやりがいがあって楽しかったし、いつもの生活に戻るだけなのでさして影響はなかった。

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突然の先輩からの呼び出し

「ちょっと話せる?」

突然肩をたたかれ見上げると、会社の野球部で少しだけ話したことがあるイケメンのS先輩。

小部屋に連れて行かれた私は、きっとこの先もこの瞬間を忘れないと思う。


「一次審査通ったんだよね。君も出してたんでしょ?一緒にやらない?」


自分にとっては願ったりかなったりのチャンス。

「是非、やらせてください!」と即答。

S先輩、その友人で外部のエンジニアO先輩、若干2年目の私の3人で、半年間のベンチャー立ち上げに向けた死闘が始まった…

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そんなこんなで始まった事業計画書作成

事業のテーマはざっくりいうと「地方創生プラットフォーム事業」。(ここでは詳細は言えないので、興味がある方は個別連絡にて)

長野県の標高1,000mで育った自分にとって、小さいころから地元に関する仕事は興味があったので、それも相まってやりたい!と思う気持ちは強かった。


私は9月からJOINして、事業計画書の提出は12月中旬。

もちろん、現業の仕事はそのままで、プラスオンして活動していくことになる。あいている時間を使いながら進めていったことを下記に挙げる。


 ■事業計画書の作成(事業の概要、ビジネスモデル、サービスイメージ、サイト流入経路とロジック、コミュニケーション設計、受容性調査など…)

 ■数値計画書の作成(支出を全て洗い出したり、収入を計算したり、販管費の計算をしたり、いわゆるPL/CFの作成)

 ■アライアンス先の確保・連携(3人では全国への営業リソースや自治体へのパイプがないため行った)

 ■自治体へのヒアリング・提携(自治体を巻き込むモデルのため、そもそもの実情を知ることから、営業活動までを出張しながら実施)


大きく分けるとこれくらいだろうか。

中でも「事業計画書の作成」と「数値計画書の作成」は、今度社内でも報告会をすることになっているので、そのあとにnote上でも展開する予定。

紆余曲折を経て、なんとか12月に事業計画書と数値計画書の提出が完了。(この紆余曲折も、だれに話をしても驚かれるくらい面白いので今度別途記事にしたい)

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2019年1月中旬、運命のプレゼン

提出からプレゼンまでは、事業計画書の抜粋版を投影用にチューニングしながらプレゼン対策を進めた。

地方創生のテーマといい、プラットフォームのサービスといい、いかんせん人に伝わりにくいと感じた私たちのプレ戦略はこうだ。


 ■サービス利用イメージのVコンを作る(ユーザーがサービスと出会い、利用し、人に広めるまでのフローを5分の動画に。コンテを書き、カット割りを決め、年始早々に1日でロケを敢行した)

 ■サービスモックを作り、全員のスマホで触らせる(エンジニアのO先輩が作ったモックをQRコードに全員に配布。プレゼン中に各々のスマホでそのモックを触ってもらうことでイメージをしてもらった)

 ■アライアンス先、自治体、地方事業者からのメッセージ(提携先からのコメントやビデオメッセージで情に訴える作戦も。特に静岡県裾野市の皆さんには本当に感謝。)

 ■プレゼンの最初に”阿波踊り専用エナジードリンク”を配布(10/10チーム目のプレゼンのため、アワライズという徳島の名産品を配布。悪ふざけではなく、事業のテーマとも合致しているのでOK。笑)


(「エナジードリンク for 阿波踊り アワライズ」 正味、かなり美味しい)


そんなこんなでプレゼンが終了。

翌週、飲み会後にお店に社用携帯を忘れ(ダメ、ゼッタイ)取りに戻ると一通ののメールが。


「社長プレに進んでいただきます。おめでとうございます!!」


大事な日は今後一生アワライズを飲もうと誓った夜だった。

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社長プレも同じように乗り越えた

1か月のブラッシュアップを経て、社長プレを終えた日の午後。

お世話になったガイドの方と煙草を吸っていたらメールが届く。

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Day:2019/02/22(金) 16:54 

Title:プレゼンの結果について

「審議の結果、正式に事業化決定案件として承認されましたのでご報告させていただきます。」

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ベンチャー立ち上げるってよ

だいぶ端折ったけれど、そういうことになりました。

ひとまずここまでのお礼。


僕の人生を変えてくれたS先輩、O先輩。

ありがとう!これからがスタート、頑張りましょう。


ガイドの皆さん(特に煙草を吸いながら毎日アドバイスをくれたKさん)。

本当にお世話になりました!これからもご相談に乗っていただけますと幸いです。


そして、応援してくれた会社の皆さん。

迷惑をかけましたが背中を押してくださりありがとうございます!会社にちゃんと恩返しできるよう、誠心誠意頑張ります。

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まずは、”立ち上げ”篇

高校のころは薬剤師を目指して薬学部に進学。

途中で免許を取ることを捨て、4年で卒業して就職した代理店。

そしてこれからは地方創生ベンチャー。

自分の人生は本当に何があるかわからない、と心から実感している。


本当に何も知らない2年目ペーペーのマーケターが、名ばかりのCMOになる物語が始まる。

このnoteは、自分の所信を忘れないための備忘録と、今後同じような道を歩む誰かのために、会社を立ち上げていくステップを記録したい。


まずはこの”立ち上げ”篇。

好評だったら、”サービスローンチ”篇、”サービス初期”篇…のように続く、かも。


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OJ

某広告会社に新卒で入社し、ストラテジックプランナーとして2年勤務。 2年目の途中に先輩に誘われて加わった案件が、グループの新規事業コンテストを通過。 2019年4月より、某広告会社グループ傘下に子会社を作ることに。 名無しのマーケターが右も左もわからぬままCMOになる旅の記録。
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