無題

資本政策表「キャップ・テーブル」の5分類


創業者

創業時に会社を100%保有する。会社の全期間を通じて最も重要な役割を果たすのが創業者。創業者の生活は寝ても覚めても毎分がそのスタートアップの為に使われる。資本政策表のトップには創業者が来る。

社員

2番目が社員。社員ももちろん大部分の時間をスタートアップにかけているが、人生丸々スタートアップに賭けられている訳ではない。当初から会社の持ち主である創業者とは違い、社員には株式をストックオプションのプールから配分される。SOを得た社員は他の株主と同様、会社と一体化する。
オプションが行使出来るのは通常付与から4年後。

アドバイザー

エンジェル投資家志望だが今の所文無しの人間とも言える。技能 経験 知識 人脈 評判 時間 などと引き換えに株式を得る。

エンジェル投資家

エンジェル投資家の仕事は単一のスタートアップに結び付けられてはいない。エンジェル投資家は創業者をサポートする。誰もいない段階で手助けを始め、プロのべンチャーキャピタルの手に引き渡すのが仕事。

ベンチャーキャピタル

ベンチャーキャピタルが登場するのはかなり後になってから。スタートアップからリスクが大半取り除かれてから。VCの仕事は会社を思春期から大人に仕上げる事。

〓 株主のモチベーション 〓

 この5種類の株主はビジネスの価値を拡大する と言う共通の目標に向かって努力する 少なくとも努力すべきである。
株式という仕組みはまさにこのような事を可能にする為に存在する。
資本政策表(キャップ・テーブル)は誰がどれだけ賭けているかのスコアブックである。




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