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【プロスペクト理論】を知らないと脱社畜しても自由にはなれない理由

「このまま今の会社で働き続けるのは考えられない」
「自分の好きなことだけをして生きていきたい」

こう思っている人多いのではないでしょうか。


僕自身、歌舞伎町No.1ホスト→起業という経緯で、過去に派遣やアルバイトという社畜経験はありますが、厳密にはサラリーマン経験0です。

ホストで相当稼ぎましたが起業に2度失敗し、一時期貯金も底をつくほどの転落ぶりを味わいました。

生まれてからここまでの生活環境は、父親の蒸発、友人の死、借金、薬物、事故、入院、逮捕、周りの環境が悪すぎて控えめに言って「龍が如くかよ」と思いましたね。


しかし、これからのIT時代に向けて商売の基本からデジタルマーケティングまで地道に学んできたおかげで、なんとかここ最近やっと独学にしては成功と言えるラインまで再び這い上がってこれました。


実際に僕の周りにいる起業家やフリーランスの中には

・水商売を上がって飲食店を経営してる人
・会社員を辞めてブロガーになった人
・高学歴ニートから起業をした人

このような様々な背景があって独立を果たした人がけっこういます。


確かに誰かに雇われるわけでもなく、年収の上限のリミッターも外れるので、ある意味脱社畜できたと言えるのかもしれません。


ただし、それら全ての人が脱社畜したからといって好きなことだけで生きていけてる人は実はそんなに多くないです。僕自身も当時そっち側を経験してきました。


お金はあるのに税の知識もなければハードスキルもなかったため、そういう人間が個人事業主になるのはなかなかに孤独、散財、詐欺、搾取のコンボできつかったです。


あなたは、「プロスペクト理論」という考え方を知っていますか?


脱社畜しても自由が得られない人は、ここのマインドが抜け落ちてる人が多いです。


「プロスペクト理論」とは、超簡単に説明すると

人は何か理想とするものになろうとする力よりも、こうなりたくないという逃げる力の方が強い

という行動経済学です。


そもそもなんですが、サラリーマンを辞めたから自由になれるという発想が間違いなんですよね。


多くの人は人生が上手くいっていない時ほど、「上司が最悪だ」「給料が低い」「ここの会社にいる限りダメだ」となり職を変えたものの、上手くいかない人は相変わらずどこにいっても嫌な上司に当たり、昇給も中々しないではないでしょうか?

しまいには「働くのが辛いのは自分が会社員だからだ」と思い込みます。これは、プロスペクト理論による自分はこうなりたくはないという逃げる力が働いているためです。


一方で、人は得るお金に対してはけっこう楽観的だったりします。だから多くの人は給料が低くても「安定」という感覚から抜け出せないわけです。


「認知バイアス」といって、例えば本来年収7、800万の価値がある優秀な若者でも、実際は年収400万円でちょっとボーナスが入ったり給与が上がったりするだけで満足してしまうということが起こります。

実力に見合った労働対価が得られていなくても、年収が減らない限りは搾取に気付かないという会社の思惑にまんまとハマっているわけです。


反対に、人は失うお金や時間に対して強い恐怖心を抱きます


一番分かりやすい例で言えば、会社の居心地が悪くても文句を言いながらもそこには「安定」があるので、自分がいないと回らないからなどといった色々よく分からない理由でなかなか会社を辞められない人多いですよね。


ですが、ほとんどの場合においてあなた一人が居なくなっても対して困ることはなく、普通に会社は機能します。


フリーランスの例でいえば、安定した給料を得られる保証もないのに毎日頑張ってブログを書いたり、Youtubeを発信して広告収入で稼ぎたいと最初は意気込むものの、半年、1年と収入が増えないことに先の見えない不安を覚え挫折します。

むしろほとんどの人は、やる前から挫折する人が大半なんじゃないかと思います。僕もこれまでこうすれば売れるよ稼げるよと教えてあげてもやらない人を死ぬほど見てきました。

パソコンを買ったり、本を買ったり、撮影用カメラを買ったり、AhrefsなどのSEOツールを月額で契約したり、どんな起業にも初期投資がそれなりにかかります。


もちろん仕事には向き不向きはありますが、それ以前に人は苦労や努力をしてお金を払う、つまり「損」をする感覚がしんどいわけです。


しかしこれが実は、多くの人が知らず知らずのうちに期待値マイナスの選択をしてしまっています。


もちろん働きやすい環境選びは大切なのですが、会社員だろうとフリーランスだろうと戦うフィールドを変えたところで「実力」がなければ自由にはなれないです。


つまり、雇用形態の問題ではなく商売の知識、やり方の問題です。


会社員でも営業で売上1位の成績を獲れば、ある程度自分の意見が通るようになったりインセンティブが跳ね上がるのではないでしょうか?
僕もNo.1ホストだったのでよく分かります。


どういった働き方であれ、

本当の意味での脱社畜をするためには、常に期待値をプラスにする選択をし続けなくてはなりません。



サラリーマンが期待値をプラスにする方法として最近注目を集めているやり方が、職種か業界をずらした転職です。


どんな業界でもいいというわけではなく、利益率が高かったりお金が大きく動く業界を狙います。


例えば広告、金融、コンサル、商社とかですね。僕のように学歴、職歴に自信がないという人は、不動産なんかの営業職も結果さえ出せば稼げます。

ただし、コンサルは高給取りなのに能力が伴ってないと叩かれやすかったり、商社は激務で飛行機移動が多く他のどの職種よりも寿命が短かったりします。

なので、自分が好きな仕事を選択するというのが大前提です。


なんでお前がそんなこと分かるかって?


僕は就職こそしたことはありませんが、水商売で女性だけでなく多くの金融、コンサル、商社の男性とも話す機会があったこと、派遣で不動産を経験していたこと、現在はベンチャーと代理店契約し広告の仕事にも携わっているからです。


役職という見た目の響に惑わされずに、年収が高い業界を狙って転職をすることで、大きく年収を上げることができます。


フリーランスが期待値をプラスにする場合

・なるべく法人、企業を相手に商売する
・仲介業者を挟まず自分で営業をかける

です。


当然、個人を相手に商売をするよりも法人、企業を相手にしたほうが利益率は高いです。


フリーランスの働き方でよくクラウドソーシングを勧める人がいますが、仲介業者を挟めば当然手数料を取られ安く買い叩かれてしまいます。


そうならないためには、実績をある程度作ってから営業をかけること。


ブログならPV数を上げる、Youtubeなら再生回数を上げる、といった部分にネットで情報を集めるだけでなく、本を買ったりnoteを買ったり何かしらの投資をして勉強をするということです。


個人の力を強めたあとは直接営業をかけて、大きな案件を取りに行きましょう。商売のコツを掴むことが大切です。


自分の理想像があるのになんとなく行動に移せないのは、現状維持という安定のぬるま湯に浸かり、騙されたり損するのではないかという不安から逃げたいからですよね。

まんまとプロスペクト理論にハマっちゃってます笑

脱社畜をするためには知識をつけて、自分なら勝てるなというポイントを見極めていかないといけません。


リスクを負える人間のみ、人生で成功を掴む

ことができます。


このように、プロスペクト理論を理解してさえいれば、必ず人生の期待値をプラスにすることができますよ



粟利生 惇平(@junpei_ariu







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