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RED-i 2ND ONEMAN LIVE 川崎クラブチッタ バンドセット ワンマンライブ レポート

RED-i第二章初の大舞台。プロデューサーKOHさんの“憧れのロックスター”ブランキー・ジェット・シティらがライブを行った場所でのライブ。。並々ならぬ意欲だ。DLLという事務所としても最大規模。楽曲は143時代からのモノが十分ある。事務所としてもパラピンのBLAZEからワンランク上を行きたい。また、メンバーは実力面でコレを行なうだけの実力は間違いなくある。‥反面、まだ現体制で1年も経っていない面などもあり、ファン・関係者の中でもどうなることか‥と期待と不安が入り混じった心情で当日を迎えた。
VIPの前物販が始まり、会場にはファンからのスタフラと北海道の姉妹グループのワンホワさんからのスタフラ。そして個人的に嬉しかったのはファリアクラウンからもスタフラがあったこと。ファリアクラウンは第二章になってから仲良くなったグループだから、“第二章が評価された”気がして嬉しかった。
前物販‥メンバー 一同、気丈に振る舞うが、表情から緊張が伝わってきた。ただ、中でもMIYUちゃんはつとめて冷静に。皆の心の緩衝材になろうとしているのも見てわかった。コノ時点で彼女がいるのはやっぱり強いなと思った。当たり前の事を当たり前のようにやる下地を、環境を、整えてくれる人が職場にいるありがたみや強みがよくわかる‥
会場内部に入ると、まず目をひいたのが左右の大スクリーン。コレを見た時、『あぁ、きっと大規模なモノをやってくれるな』と期待が沸いた。徐々に観客側の人数が増えてきた。Road To Club Cittaという企画をうってきたが、色々な所で対バンしてきたソノ相手側のファンや、自分も声をかけて誘ったりした人たちもいて、フロアの人数は当初の見立てよりはるかに多い人数が集まっていた。
そして、いよいよ19時になり、馴染みのSE.が流れる。左右の大画面でメンバー1人づつの紹介が流れる中、ステージを覆う巨大な幕に映し出されるメンバーのシルエット。ココでファンの企画委員の方々が配布した赤のサイリウムが実に映えた!幕に映るシルエットが“チッタを赤く染めろ”にピッタリな情景になり、ボルテージは最高潮になった。
一曲目はそのシルエット通り‥『ラプソディノイズ』から。冒頭のドラムのビート音。まさにイメージとピッタリだった。ステージとフロアで、大合唱するパートは一曲目とは思えないパワーの交換会だった。
すかさず『FIRE✕FIRE』 ココで来た火柱!!やはり川崎クラブチッタと言えばコノ火柱だろう。シャウトするKALOAの金髪が赤黄金色に燃え上がるかのよう。続く『新世界』ともう序盤3曲でフルスロットル。フロアも弾けたように盛り上がる。実際、3曲終わった時点で並の30分ライブ一本やったより、すでにエネルギータンクがなかった位に盛り上がっていた。
『GRAB THE SKY』あたりでようやく少し客観的にモノが見えてきて。まずサウンド面の違和感のなさ、心地よさを体感。バンドセットだと往々にしてあるサウンドバランスの乱れとかがまったく皆無で、非常に心地いい。冒頭のギターのひずみ具合、全編通してグルーヴィーなベースサウンドに酔いしれる。大画面との連動、お立ち台もかなりの数が用意されてある‥そしてソコを使うことが、登るではなく歩いているかのように自然でスムーズで違和感がない。しっかりとした環境を作ってくれているから、メンバーも“普段通りのハイレベルな舞い”を舞うことにも集中出来ている。そしてやはり〆のフォーメーションの美しさが素晴らしい。
『アナタニ愛ヲ』RED-iにしてはポップなラブソングでファンからは絶大な人気のある曲。最後のAYARUの“僕は君が大好きだ”のフレーズ‥貯めに貯めて放たれた言葉はフロア中になだれ込むかのようだった。今日に関してはコノ曲は、誰かが誰かに‥ではなく、RED-iメンバー皆からフロアに来てくれたファン‥皆への愛の歌に聞こえた。
『THIS  LIFE』は第二章だからこそのメッセージ性がある曲。フロアも呼応するように大盛り上がりだ。普段のライブハウスより広めな大会場だからこそ、SIUちゃんのダイナミックな動きも映えた。
『魂の声』はCONAMIの歌声の進化と共に色を変えて来た。一章の時点では出せなかった‥より彼女の内側から出る心の叫びのようなモノが声に色づいていて‥最近ではコノ曲のイメージは『オレンジ』の魂に視えている。
ココの時点で並の3マンライブとか位の消耗度で(笑)最後までこのペースでもつのか?!と自問自答する位、フルスロットルだった。ようやくココでワンクッション。
魅せる曲『I CAN BE』だ。MIYUちゃんの歌詞を表現する力、RINちゃんの力強さと美しさを併せ持つ表現力、フロア皆で両腕をあげる様は圧巻。
セミの鳴き声や波の音‥『激夏』だ。コノ後の動画と合わせて、第二章での夏の記憶を振り返るような構成だった。ココ2曲で逆にバンドの上手さ‥特にドラムの音の的確さが際立ったなぁ。
メンバーがはけ、大画面で動画が流れ終わると‥大旗を持ち、新衣装を身にまとったRINちゃんが登場。他メンも次々に位置につく。新衣装はパッと見でAYARUのベレー帽とSIUちゃんのスタイルの良さが目についた。
新衣装の斬新さ+火柱立ち上がる『The PHOENIX』はまさに炎の中なら転生する不死鳥を連想させられる。KALOAの歌とMIYUちゃんの翼の表現が素晴らしい。
勢いそのままに、ベースの激しいグルーヴがかき鳴らされ『NEXT BATTER』が始まる。WBC中、動画撮影可で拡散された影響で知名度は1番高い曲な気がするAYARUのVo.面での成長。切り込み隊長としての魅力が溢れんばかりだった。中間部のダンスコーナーは毎回の事ながら圧巻の迫力。ホーンサウンドが鳴り響いての『DANCE↑DANCE』 沸き曲の連発でフロアは大盛り上がり。フロア中が左右に揺れまくる光景はすごい迫力だった。ライブも終盤に入りクライマックスへ向かい『NEVER DIE』だ。RINちゃんの足技の素晴らしさ、KALOAの歌い上げ、腕を上下に振る振付のSIUちゃんの満面の笑み。激しい曲の中にも見所は多い曲だ。ココからバンドメンバー紹介。紹介するRED-iメンバーの声のトーンや紹介の仕方からバンドメンバーとの仲の良さも見てとれた。
KALOAが前に出てMC  “レッドアイの歌姫“として頼もしかった。強さだけでなく、肩組や可愛らしい‥わかりやすい振付パート‥ココを大人数でやるとあんなに楽しくて見栄えも凄いのかと感心した。そしてとにかくKALOAの歌唱が素晴らしい。〆のポーズは皆、揃ってるんだけどなぜかCONAMIに毎回視線を持っていかれる。
本編、最後はやっぱり『CRAZY SUNRISE』 最初の仰け反りのど迫力からして凄い(笑)ラップパートひとつとってもRINちゃんの声量アップは顕著だったな。コノ曲もイメージはオレンジでCONAMI  エースがエースとして点を取る為のような曲。
アンコールが鳴り響き、メンバーが登場。第二章の為に出来た曲『Born to be Summer』 フロア中が右に左に前後にと動き回る姿はすごい迫力。魅せるだけでも凄腕揃いだし、実際観ているだけでもお金取れるレベルなんだけど、ちょいちょいこういう全員参加型パートがあるけど、チッタで初めてソノ意味やパワーを理解出来た気がした。SIUちゃんの歌がすごく響いたのと〆の大胆不敵な悪戯っ子のようなCONAMIの笑顔が印象的だった。
そしていよいよラスト‥名曲『ライラックの空に‥』 5月1日にワンマンをやるというのがライラックの花が最も花盛りの時だから‥と選んでいたならあまりにうまく出来すぎている。こういう花鳥風月を表す動きや歌唱のMIYUちゃんはあらゆる意味で美しすぎる。エースCONAMIがばっちり決める所を決め、ラストの『オーッオッオーオー』のフロアの大合唱は圧巻。このまま終わらないでくれ〜って心の中で何度も念じたくらい。
ライブが終わり、次の目的地が渋谷Spotify O-EASTに決まった。昔からのバンド界隈の人が言う『イーストを満員でソールドアウトさせたらメジャーデビュー』と昔なら言われていた会場だ。やる気になれば花道を出したり、サブステージでアコースティックライブとかも出来たり、アーティスティックな面での演出も期待できる箱だ。
MCでRINちゃんから『観ててくれてる人はちゃんと観ててくれてる』って言葉が出て。コレがすごく印象的だった。やるべきことはしっかりやってきたグループが、動員面など、諸々で掴んだ今日の手応えと自信は大きい。新衣装を身にまとい、更に飛躍するであろう姿を、もっともっと多くの人に見てもらいたい。『勝ちたいか?じゃあ【RED-iに】ついてこいよ』このメッセージに満ちたワンマンライブだった。

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