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ただのねこ好きが、町で無料のコーヒーを配れるわけ -ieji-

こんにちは。
ねこの広告代理店chát オーナーの黛(まゆずみ)です。

いま僕は、平日の晴れた朝に無料でコーヒーを配っています。
いろんな方に説明するうちに自分の考えも整理されてきたので、改めてカタチに残してみようと思います。
(ネタバレすると、全部ねこのためです)

なんで無料なの?

一番聞かれる質問なので、先に答えるね。
「無料のほうがたくさんの人と話せるから」
信じられないくらい簡単でしょ?笑
でもほら、「なんで無料なの?」って質問してくれたあなたも、無料だから余計にこの屋台に興味をもったはず。
道行く人もおんなじで、「無料でコーヒーを配るやつ」を最初は怪しい目で見てくるけど、馴れてくると次第に話しかけてくれるようになる。そうやって、「景色」みたいな屋台になれたらいいな。

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どうやって無料なの?

(日本語が変だけど、これが一番伝わりやすいから気にしない)
次に気になるのはこれだよね。
でも、これもすごく簡単。
Love&Co.さん(以下、ラブコ)に無料で貰ったコーヒーを無料で配ってるだけ」
ね?簡単でしょ?笑
だからお客さんには毎回、お代の代わりにラブコのチラシをお渡ししてる。なんだか広告代理店っぽいでしょ?
(ちなみに、100円の募金で2週間はやれる)

なんでやるの?

これは少し複雑。
①保護ねこ文化をより多くの人に知ってもらうため
②町に住む人の生活に、少しだけ温度を与えるため

かなりしょっぴいて説明するとこんな感じ。
そもそも屋台を作ろうと思ったきっかけは"さとねこたより"っていう自分たちで創ったフリーペーパーを配る場所が、自分でも欲しかったから。「じゃあ場所を作っちゃおう」ということで、もくもくと妄想が膨らみ始めたんだよね。いまは、"さとねこたより"とラブコのチラシに加えて、ネコリパブリックさんのチラシも配りながら、①の理由を遂行していってるわけ。
あとは、「おはようございます」とか「いってらっしゃい」を言いながら、少しでも屋台の前を通る人の元気になればといいな。って想いだけ。これだけ言うと「偉いね」って言われるけど、そもそも元気に出来てるのか不明だし、挨拶を返してくれるだけで僕は元気100倍になれるから、結局は自分のためなんだよね。

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屋台はどうやって作ったの?

「僕が作りました」なんて言える代物ではなく、
設計もデザインも使ってる小物も、そのためのお金さえも、人様の力をお借りしたものです。
分かりやすくまとめると、
お金:クラウドファンディング
デザイン:それをお仕事にしてる友達
設計:それをお仕事にしてる友達
コーヒーグッズ選び:それをお仕事にしてる友達
暖簾(のれん):それを趣味にしてる友達
施工:上記メンバーを含むいろんな友達とワークショップ
自転車:保護犬の活動をしてる先輩に貰った
エプロン:それを趣味にしてる友達が創ってくれてる
帽子:それを仕事にしてる知人が造ってくれてる
とまぁ、こんな感じで僕は何もしていません。何も出来ていません。
あ、でも、関わってくれたみんなのことを少しだけワクワクさせることは出来たかな。
これから少しずつ恩返ししていきますよ。

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屋台じゃなくてもいいんじゃない?

「屋台を作るのがこんなに大変なら、屋台作らなくてもよかったんじゃない?」と言われたことがあります。
「屋台じゃなきゃだめ」と即答したのには、ちゃんとした理由があるんです。
①屋台はあくまで"ハコ"でしかないから
②"屋台のなか"にいることに価値があるから

いきなり"ハコ"なんて言われても意味不明ですよね。簡単に言うと、屋台はあくまで「場所」でしかなくて、そこで何しようが自由なんです。逆に捉えると、「場所」自体が"ねこを助ける場所"なのであれば、そこで何をしようと"ねこを助ける◯◯"になるんです。僕が屋台を誰かに貸すだけで、ねこ助け業界の領域がぐっと広がるんですよ。ハードウェアとソフトウェアの考え方のそれです。(にしても、早くお花屋さんとお菓子屋さんをやりたい。はよ。)
あと、残念なことに僕はこんな顔なので、ただ無料でコーヒーを配っていたら怪しいだけです。完全に変質者です。なので、"屋台のなか"にいることで、前を通るの人にとって"無視しやすい"存在になることを意識してる。ちょっと伝わるか微妙だけど、「こちらからは何もしませんよ!」っていう無言のメッセージが、屋台の窓からは勝手に送られるのです。
あくまで"待ち"の姿勢。これは、ビジネスじゃないから取れるスタンスだね。

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ほかにも
屋台はどこで保管してるの?
どうやって熱いコーヒーを配ってるの?
"さとねこたより"って結局なに?
ねこの広告代理店とか胡散臭い

とか言いたいことはたくさんあると思いますが、ひとまずこんな感じで、一旦締めます

Twitterから出店情報を確認出来るようにしております!(@necostand0202)

さとねこたよりもchátも、また別の機会にじっくり語らせてください。

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