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今回の回答、何回目かのボツリヌス療法の答え合わせ


バイタルデータ


もう何年も打っているボツリヌス療法の注射、それなりに効果は出ているのだがあくまでもリハビリの補助要素なので自分の頑張り次第の内容でもある。
それも様々な制約があるのでなかなかコレといった答えが難しいように思う。
前回の注射箇所で僕の場合の場所がようやく定まってきた、この打つ部位は人によって全然違うであろうから療法士さん、クリニックの先生とよく相談して打つのが基本だろう。

退院して4年、ボツリヌス療法して3年少し、期間、量、部位、様々な制約があるからホントに難しい。
効果の方も僕の場合は自覚は少ないし、療法士さんがストレッチとかして柔らかくなってるのを実感する感じだが、前回から少し自覚というか自分でも思えることが出てきている。
これは安価ながらスマートウォッチで運動のリハビリ時のバイタルデータを録っていて見比べているから数値的にも結果が見えてくるからである。
安価故に医療認可とか受けてないのだろうけど、スマートウォッチと医療認可受けてる酸素飽和量を測る機器との比較が毎回同じくらいの値を示しているのでまぁまぁ録れてると思っていいだろう。

前回の注射以降いい感じでこれてるのはなによりだ。

下肢


ボツリヌス療法の注射箇所は前回自分でも歩きやすかった自覚があったため今回も下肢に関しては同様の部位に施術してもらった。

ストレッチ時に麻痺側大腿二頭筋部を伸ばした後に少し痛みが出たのだが二日もすれば元通りだったのでここには施術無しで良いだろう。
ハムストリングには自転車乗ってたこともあり少しは知識もある・・・ホントに少しだが。

結果、前回と同様の施術となったのは僕的に答えが返ってきたということなのだと思う。

特に長母指屈筋については個人的に注視していて、足の親指の握りこみが歩行に大きく影響している感じがある。
寝ているときは大きく反っているのだが、歩行時は握りこんでいるのが足の親指の緊張の入り方の不思議なところ。
施術を受けるクリニックなどでは見落としてしまうかもしれない。
前々回だったかな?長母指屈筋に打たなくて、その後の歩行訓練がイマイチだったのを覚えている。
ここは療法士さんとクリニックの連携で行える事の1番の利点のように思う。
まぁこれが今後のプラセボにならなければいいがw。

上肢


また、この療法は上肢と下肢を切り離して考えてるようなので上肢の方はどうだろうか?。

上肢は最近のリハビリで肩の可動域向上をメインに、もちろん手の開閉は常時取り組んではいるのだけれど、その兆候はまだまだ見受けられない。

なにしろ上肢関係は特に手を開いてモノを掴むことが課題なので、歩行もさることながら作業療法にも注力する点だ、いつまでも指の間に挟むのは自分でも嫌だ。
入院当時などはなにしろ歩けるようになるってのが課題だったからもあるから、作業療法の時間でさえも理学療法の歩行訓練に充てていたのを覚えてる、それで今のように歩くことが出来てるしそれは仕方のないことだろう。
もしも=ifではあるけどその時に指を動かすトレーニングをしていたら結果は変わってきたかもしれない、回復期の神経細胞の成長と今の時点の神経の成長は違うだろうから・・・。
これはこれからの再生医療の時代の話になってくるだろう。
療法時間とか色々と制約があるから。

つまむ、そういった動作ができることが理想だ。
それが今後の日常生活動作(ADL)のスコア向上に繋がると思っている。
今回も見てて(自分なんだが)かなり痛い部位にも打ってもらっている。

手のひら、流石に麻痺してて感覚が薄いけど痛みが強い、でもそこはガマンである、筋注だから余計に深い部位に打たないといけないから尚更だ。

今回は先日の呼吸のこともあってか大胸筋、広背筋にも。
まぁここは肩の可動域も見越してだろう、上肢も打てる量が400単位だから配分が難しい。
この辺は療法士さん、クリニックの先生の意見が大事だろう。

これから


ボツリヌス療法はある一定期間を開けなければならないし、効果も1週間くらいしてからの感じだし、3か月後くらいになると効果が薄れていく、いかに柔らかくなっているときに動かして可動域を稼ぐかにある。
それには落ちた筋肉を取り戻さなければならないし、かといって健常のスポーツマンの様に鍛えれるモノをでもない。
打ち続ける、今のところはそれしかないようだ。

先日たまたま自転車のレースを2日間にわたり堪能した、「関西シクロクロス」僕の大好きな自転車レースの1つである。
このレース、不整地を多用することもあり、今の僕的には本来観戦もハードルが高いところがある。

ちょうど今回のボツリヌス療法の前日でもあったのだが好きな競技でもあるし少し頑張って赴いた。
土曜日の試走後にギア固定バイクのトラックロクロス(トラクロ)、
日曜日に普段の「関西シクロクロス」。

日頃からマンションの公開空地で不整地を歩くのだが管理区域内故にそれなりに整地してある、ただここ桂川の公園はレース用に整地=草刈りはしてあるけどボコボコはしている。
流石にキャンバーと呼ばれる斜面などには行くことはできないが、コースとコースの間の中州に行ったり(少し介添はしてもらった)普段の歩行訓練などにはない事を経験出来た。
これらの事はボツリヌス療法直前だから柔らかくなっているとかはなく、むしろ前日故にこの時点での一番硬いときだろう。

この時感じたのはコースをまたぐとき、壇の上に上がるのだが壇の手前が土で斜面になっていて、もうそこが苦手な点、勾配がついている、土、草で沈み込みが逐次変わる、この変化に身体がついていかないようだ。
バランス制御が悪いからよけいに怖い、転倒のリスクが大きい。
こういった変化に反応が普段の生活には乏しいのかもしれない、かといって過度にそういったことをすると身体がパニック状態になるだろう。
徐々に時間はかかるがこういったことの出来る事を広げていくのが大事なのだろう。

施術10日後


施術を受ける前くらいから心なしか右足が前に出てる感じがする、前回の施術箇所がよかったのもあるしリハビリの効果だろう、スタスタとは歩けないにしろ少し安定感は出てきた。
それでも急激な変化には対応できないし、バランスも崩しやすい。

具体的に数値を確認できるのがスマートウォッチ。
ストライド量が35㎝あればよい方だったのが40㎝、5㎝伸びてる、
腕の振りが悪いから歩行数のカウントが取りこぼしが多いみたいで正確性は何とも言えないが。
今回も施術で劇的に変わることはないが日々のリハビリが実のあることに繋がるようにしていかなければ、答えは自分の頑張り次第なのだから。
もうすぐまた春がくる、こんどはどんなシチュエーションを体験するだろう。


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