【少女の告白】今なら、これは性的暴行事件ですね?
いつもの通り座敷に上って父は
ビールを飲み、私達は「じゃんぼ」の
焼き上るのを待っていた。
おとなにとって景色は目の保養だが、
子供にとっては退屈でしかない。
小学校四年生だった私は、
一人で靴をはき、おもてへ遊びに出た。
貸席と貸席の間はおとな一人がやっと
通れるほどの間で建っている。
その時、海の方から、一人の漁師が
上ってきた。下帯一本の裸で、
すき間いっぱいになって歩いてきた。
よけようとして板にはりついた時、
ふっとお正月のお飾りにつかう
「ほんだわら」と同じ匂