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読むことは受け身ではない!

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「読む」という行為は、受け身な行為ではない。非常にクリエイティブです!というお話を書いていきます。
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2022年3月の記事一覧

【古典】試練をくぐり抜けた古典にはチカラがある?

《「お客様は神様です」はシベリアでの捕虜生活を耐えた三波春夫の感謝…》 「私は死んで50年…

【歴史】ロシアは100年前の日本にそっくりだ?

100年前、ある国がありました。 1931年、 他国である中国に侵攻するため 鉄道事件を起こしま…

治療家・河合隼雄と、思想家・河合隼雄。

今日、岩波書店のブックカフェに行くと、 河合隼雄さんの文庫の新刊を見つけた。 「夢・神話…

【評伝】知の巨人ならぬ、祈りの巨人?

若松英輔さんという 作家・評伝家・詩人をご存じですか? 私も1冊しか読んだことないですが…

【大江健三郎】何を書いても、大江健三郎であること。

この作家はまだこれを 書き続けているんだあ? と感嘆したのは、宮本輝だ。 ライフワークとい…

【吉行淳之介】心にポッカリ穴をあけてくれる小説家

心が奪われる読書について。 吉行淳之介という作家がいました。 (1924〜1994) 芥川賞、谷崎…

【作家】たまたま書いたら旨かった作家・幸田文や武田百合子が羨ましい。

夜、寝る前なら たぶん向田邦子のエッセイを取る。 構成がわかりやすいし、 文章も極めて平易だから。 昼間はたぶん手にしない。 昼間は須賀敦子か、米原万里か。 思考力が要る本がいい。 天才過ぎる達意のエッセイスト 武田百合子は、昼間ではなく、 寝る前でもなく、 逢魔ヶ時がふさわしい(笑)。 あるいは、 朝からごろ寝を決め込んだ、 雨の日曜日かしら。 さて。 向田邦子は、作家になりたくて、 ラジオの構成作家から努力を重ねて 直木賞作家にまでなった、 野心的な作家の見本の

【読解力】3才までに1万冊メソッド。

3才までに1万冊。 お母さんが子供に読みきかせる。 これは、4人の子を東大医学部に 合格…

【文学と国語】今「こころ」を学ぶ意義はなんですか?

来週からいよいよ、 高校の国語は、 論理国語と文学国語に わかれますね。 でも、新聞をよく…

【女の一生】母の読書会勧誘と宮本輝『錦繍』

私が中学生の頃、 なぜか、一度うっかりと 母の、聞いてはいけない話?を 盗み聞いてしまった…

【読書日記】今月は節操なく、いろいろと読みかじったり、読み返したり。

2月1日 樋口一葉「にごりえ・たけくらべ」 明治文学を代表する美しい調べ。 声に出して読むの…

【貧困】なぜだろう、貧困は無くならない?

貧しい街に惹かれる時期?がある。。。 そんなことって、ありませんか? 私の大学時代の仲間…

【表現】創作や表現は無力。

「表現というものの無力さの認識、 それがあらゆる表現者の出発点で あると私は考える。」 「…

【本の紹介記事】土日は新聞の書評欄に振り回されている(笑)

土曜日はルーティンが しっかりあります。 正午や遅い朝にコメダに行く。 私の近所のコメダには、 朝日新聞と東京新聞があり、 どちらも、土曜日は、 2〜3ページの書評欄がある。 毎週、元気な土曜日は これを読むのが楽しみ。 早い午前中は 新聞好きなおじいちゃんが いっぱいいて、 なかなか新聞を、特に朝日を 手にするのは難しい。 だから、 モーニングの時間帯は 行かないことにした。 さて。新聞の書評ページ。 たいていは新刊にまつわる 紹介記事が7〜8割だ。 読んでると