Netflix見てるヒマない、とは言ったが

アマゾンプライムで『おっさんずラブ』、見終わってしまった。
人を好きになる気持ちってかわいいものですね、と複数の登場人物に感情移入してしまった。
同時に、久々にスマホ画面の主人公に向かって怒ったり、けしかけたりする自分がいてしまった。

私はどうせ楽しむなら、その楽しみを100%以上享受したい方である。
暇つぶしなどではない。
いや、人生は丸ごと暇つぶしであることには変わりないのだけれど。
楽しみがなくなってかなしい。
こーいうのを人々は、◯◯ロスとか言っていたのか。周回遅れも甚だしいが。

うちにテレビがないせいもあるけど、あまりテレビに魅力を感じなかった。特にドラマ。
映画とちがって、テレビドラマってちゃっちい気がしていた。カラオケの最初の数曲、音のチープさに音楽に謝れよって気がして、実はあんまりノリノリになれないのですが、それと似てる。
でも、おっさんずラブを楽しんでしまった今となっては、そのちゃちさがいいのかもしれないな。ちゃちいリアリティーが逆に、これは作り物ですよ、本当じゃないんですよ、と常にリマインドしてくれるから、現実を踏み外しすぎないちょうどいい娯楽なのかも、と思い始めている。

ああ、おもしろかった、で済む体験をあまりしてこなかった。
更年期になって、やっとフラットにテレビドラマと向き合えるようになったのかも。

私は現実を踏み外しがちな10代であった。マイケル・J・フォックス=BTTFのマーティだったし、風間杜夫=銀ちゃん(『鎌田行進曲』)だと、けっこう本気で思っていた、14歳くらいまでは。

おっさんずラブでよかったのは、同性愛を異なものとして扱っていないところ。びっくりはしても、嫌悪、拒絶はないものとして描かれる。
まったくもってファンタジーなのだろう。
だから安心してのめり込めるのだろう。
よくできているなあ、と感心してしまった。

あとどうでもいいことを。
・主人公・春田(田中圭)のキャスティングは星野源でもいいと思ったのだけど、どうかしら?
・牧君の俳優さんは難しい名前だけど、最近、そういうの流行っているの?
・まろのしゃべり方が時々、えっというほど高1の息子とかぶるのだけど、U22は皆、ああいうしゃべり方なの? ワンチャンとか、いやいやいやいやとか。

え、劇場版、今やってるの、、そうなのね、、


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