くまでも分かる政治と経済

MMT(現代貨幣理論)は日本を救うってホント?

こんにちは!占星術家の木星です。

目 次▼

1.あなたにお金が無いのはあなたの責任じゃないかもしれない
2.みんな知らない『お金』のヒミツ
3.MMT(現代貨幣理論)は日本を救うってホント?
4.消費税0と言う、すごく全うな政治政策
5.大西つねきさんと言う政治家

前回は、1.あなたにお金が無いのは、あなたの責任じゃないかもしれない2.みんな知らない『お金』のヒミツ をご紹介しましたね。
いよいよここで、日本が借金を重ねても破綻しない理由を、経済学者や一部の政治家の間で、超話題!MMT(現代貨幣理論・げんだいかへいりろん)をもとに、ご説明していきましょうー。

図解と共にお伝えすれば、めーちゃくちゃ簡単なので、お楽しみに♪ ただーし!「正確さ」よりは「分かりやすさ」を優先して書いてるので、厳密に理したい!って方は、文末の参考動画をチェックしてねー。

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モッくま
MMT(現代貨幣理論・げんだいかへいりろん)
なんかクソ難しそうなので、
飛ばしませんか?」

木星
「いや。この連載の、まあまあなヤマだからw」

モッくま
「へーい」

木星
「MMTを理解する前に、今までの政府の前提を
お伝えしておくと。

日本政府は借金だらけ!
国の破綻だってありえるかも!

だから
あんまりお金を使わないようにしましょう。
福祉や建設などの
公共事業も、出来るだけ少なくしましょう。

で、国は国民の預貯金を借りて
頑張ってますが
ぜんぜんお金足りません。

だから消費税ふやして、
日本人全員から
少しずつお金、もらいますね

これが今の政権、自民党の皆さんの
ご意見・前提
ね。
こいつにMMTは、大きくNOと言っております」

モッくま
「うーん。自民党の皆さんの主張は
なんだかその通りに聞こえますけど。
だって、政府は銀行からお金を借りて
公共事業してるんでしょ?

ぼくらの預貯金をもとでに、銀行は
政府にお金を貸しているんですよね?

だったら、結局政府はぼくらから
お金借りてるってことじゃないですか」

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木星
「みーんなそう考えてきたのよね。
でも…。ここからがMMTの面白いところよ。

まず…政府は銀行からお金を借りる時、
わたしたち国民のお金を借りていない
の」

モッくま
「え…」

木星
お金って、種類があるの。
政府は銀行から紙幣(お札)は借りない。

じゃあ、何を借りるかというと…。
『日銀当座預金』って言う、政府と銀行の
間でしか使えないお金
を借りるのよ。

国債(「国がお金を借りました」って言う証明書)
を発行してね

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木星
「ここでは仮に、
政府は銀行から1億円借りたとしましょう。
でも…」

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モッくま
「そっか。『日銀当座預金』は
政府と銀行の間でしか使えないお金
だから…」

木星
「政府は公共事業をお願いした
民間(一般の市民)の会社に
小切手でお支払いをしようとする」

モッくま
「小切手ってなんですか?」

木星
銀行口座の残高以内であれば、
金額を書き込むだけで、
銀行が肩代わりして支払ってくれる
お金のチケット
よ」

モッくま
「なるほどー。
ぼくなら〇〇銀行の口座に
1000円入ってるから。
1000円までなら小切手が
切れるってワケですね」

木星
「だからこの場合は…
政府は支払い先の会社に
『日銀当座預金』の範囲内のお金、
1億円の
小切手をきったワケ」

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木星
「でもこの会社。
国から小切手で払ってもらったは
いいけど、そのまんまじゃ社員たちに
お金を払えない。

だって1億円の小切手だもん。
ちぎって配るとか出来ないしw」

モッくま
「そっか」

木星
「じゃあ会社はどうするか…」

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モッくま
「なるほど!
小切手を自分とこの口座預金に
替えてもらうんですね」

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木星
「で、会社が持ってる口座の
預金通帳に、100,000,000円と印字される」

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モッくま
「ふむふむ。
大きなお金のやりとりは、お札が
移動するワケじゃなく、
口座に印字されるだけ。
電子情報の操作
で済むんですものね。
前回勉強しました!」

木星
「そう。で、ここで面白いのが…」

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木星
「と、なるところ。
最初に政府に貸した1億円は
めぐりめぐって、銀行に
同じ額、戻ってくる

モッくま
「まあ、たしかに。
なんだかキツネにつままれた
ようですが…」

木星
「さらに民間の会社は
1億円が口座に入り、
社員やバイト、下請けしてくれた会社に
お金を払うことができる


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モッくま
「と、言うことは…。
そもそもバイトさんや社員さん、
下請けの人達も日本の国民だから…」

木星
「じゃじゃーん。
国が借金した1億円は、
その途中で銀行へと巡って戻り。
しかも別途、1億円分のお金が、
日本国民に渡る

モッくま
『別途(また別に)』ってところが
すごいですね...。
この時点で、政府の借りた1億円は
およそ2億円に増えてるってこと??

あの…でも、その『国民に渡ったお金』って、
国の事業を請け負った、一部の国民に
配られるだけですよね?」

木星
「チッチッチッ。
バイトさんや社員さんはそのお金を使って
服買ったり、ご飯食べたり、
旅行に行ったりするでしょ。
だから結局、国民全体に巡るって言えるのよ。
だからね。

国が借金し、公共事業でお金を使うと…。
巡り巡って借りた銀行に、同じ額が戻る。
しかもお金が全額、国民のお金に変わる。

これがMMT(現代貨幣理論)。
(*参考動画あり)

しかも別にMMTって、
『こういう考え方が出来ますよ』って
ことじゃなくて。
『ただの事実』と言われているのよね」

モッくま
「ひょー!なるほど!
国内でお金をグルグル回しているだけだから…
国債の『数字』はどんどん、
大きくなってはいくけれど…。

ちゃんと銀行には
『国の借りた分』が戻ってて。
しかも国が使った分だけ、
国民が豊かになる。

だったら、
『国の借金を日本国民が
肩代わりして返さなきゃ』

ってリクツは、
大間違いってことになりますね!」

木星
「その通り。しかも、理論的には
日本はどれほど国債を発行してもつぶれない。

だって、国内でお金ぐるぐる回してる
だけだもん。
ギリシャと違って、
外の国に返済すべきお金じゃ
ないんだもん。

もちろんね。
インフレが行き過ぎると、別の問題が
出てくる。
だからその調整は必要
よ。

そもそも『国の借金があり続けること』
からうまれる、お金のシステムの
いびつさ
もあるから。
一概にこれがサイコーの考え方かは
分からない。
それについては、おいおい伝えていくけどね」

モッくま
「すごく勉強になりましたー。
で、このMMTを政治に活かすと、いったい
どうなるんですか?」

木星
「その辺りは次回、お伝えしていくわ。

おそらく多くの人が『消費税を0にする』
と言う政策に、
『そんなことして、大丈夫~?
そりゃ嬉しいけど、今の社会情勢的に、
消費税は仕方ないでしょ?』
と思ってる
と思うのよ。

でも実はこれ、大間違い。
『消費税0』は経済の政策としては
すごーく良いもの。

と言うか、そうしないとヤバイぜ、君たちw
ってくらい、大切なことなのよ」

モッくま
「ふーむ。
7月21日の参議院選挙では、
『消費税0』を
公約(政権をとったらこれをするよ!
って言う約束)に、かかげていたのは
たった一つの党だけでしたよね」

木星
「ええ、そうね。
れいわ新選組だけだったわね。

わたし疑いぶかいんでw
『そんな政策、無理があるんじゃないの?』
って言うハテナから勉強を初めて、
今にいたるのよ。

すくなくとも経済政策において、
れいわ新選組は唯一もっとも
国民のことを考え、『現実的』だった。

これが、経済の実態を学んで分かったことよ」

モッくま
「なるほどー。
次回、楽しみにしています!」

▼次ノページ→4.消費税0と言う、すごく全うな政治政策


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◆参考資料◆
◆「日本の未来を考える勉強会」ーMMTポリティクス〜現代貨幣理論と日本経済〜ー令和元年5月17日 講師:経世論研究所 所長 三橋 貴明氏
https://youtu.be/CMLYpWlQp1E


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