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2020年1月26日(日)ラフ2@大宮ソニックシティ

こんにちは!じゅっちゃんです。
2021年1月26日は、はじめて角野さんのラフマニノフのピアノ協奏曲第二番を聴いた思い出の日。

メモ帳に残していた「備忘録」です。
もしよければ、最後までお付き合いください。

ー以下 メモ原文ー

2020年2回目の角野さん演奏会は、「youth orchestra mixture 第一回 定期演奏会」へ行ってまいりました。

角野さんのコンサートを見た気持ちを忘れたくなく、感想を書こうと思います。
あくまでもクラシック好き、角野さんファンの個人的な感想ということでお読みいただけると幸いです。

youth orchestra mixture 第一回 定期演奏会

「youth orchestra mixture 第一回 定期演奏会」
20代を中心とした若者オーケストラの第一回定期演奏会!
この記念すべき公演のゲストが角野さんでした。
演奏曲目は、ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番。
これはどんな予定をキャンセルしてでも行きたい!
と思い、埼玉までプチ遠征してきました。
ホールは、大宮ソニックシティ大ホール 全2500席を超える大ホールでした!

公演プログラム
前半 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
後半 ベルリオーズ 幻想交響曲

ラフマニノフのこと


セルゲイ・ラフマニノフ(1873年4月1日〜1943年3月28日)は、ロシアの作曲家。
ラフマニノフは、なんとも言えない独特な旋律やハーモニーに魅了されるファンも多く、私もその一人です。
ラフマニノフは、身長190センチもあり、手が大きいことでも有名で、なんと12度(ドからオクターブ上のソ)届いたとか。ちなみに手を広げた大きさは27センチ!?でかい🙄(諸説あります)
そのため、ラフマニノフの曲には10度の和音もたくさん出てくるとか…。
余談ですが、マンガ のだめカンタービレの番外編で、のだめがラフマニノフの3番に取り組んでいる場面で、「どう弾いたら良いんだ!ぎゃぼー!」となってるエピソードがあり、まさに「手の大きなラフマニノフの作った曲を弾きこなすのは難しい」ということを物語っているなぁと思いました😌

いよいよ当日


私が13時30分に会場についた時、まだ開場しておらず、ホールの外には長蛇の列が。すごい列だったなぁ。写真撮ればよかったと、後悔してます。

ロビーに入ると、首席奏者の皆様からの「ようこそ」のおもてなしのロビーコンサートが行われていました。

曲は、
シューベルトの弦楽四重奏 第14番 「死と乙女」の1楽章でした。
割と長いこの曲を、大曲2曲の前に演奏してくださるなんて、すごいなぁと思いながら、開演5分前に客席へ向かいました。

客席…いやぁすごい場所でした。
ここでこれから、私の夢が叶うのか!と思い、心の臓が騒ぎ出しました。
もうちょっと気持ちを落ち着かせる時間が欲しかった。笑

↓座席から舞台の写真

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いよいよ開演

14時00分 
開演のチャイムが鳴りました。
ゾロゾロとオケ隊の皆さまがステージへ!

チューニングのあと、しばらくしてから、指揮者の杉野さんに続いて颯爽と角野さんがステージ上へ!

とても和やかな雰囲気でした。
角野さんは客席に向かい、そして見渡してから丁寧にお辞儀をしたあと、指揮者とコンミス(大谷さん)と握手をして、椅子に座られました。

いよいよ始まります。
私の胸の高鳴り、半端なかったです。

1楽章
シーンと静まり返ったホール。
角野さんは、一旦膝の上に手を置いてから、ゆっくりと鍵盤に手を置き目をつぶる。
和音を弾く手をじっと数秒見つめる。
(私、息を飲む)

そして、角野さんの手が、あのラフ2冒頭の「鐘」の音色を会場いっぱいに響かせました。

それは、夢にまで見た「その瞬間」のはじまりでした。

オケとピアノのハーモニーは、本当に好きで、普段から良く協奏曲を聴きあさっているのですが、やはり生演奏…ものすごくいいです。

音源だけでは感じ取ることのできない臨場感や、奏者の息遣いはもちろんですが、「あっ、ここはこういう風に演奏していたのか」と発見ができ、終始楽しく聴くことができました。

コンチェルトしか味わうことのできないオケとソリストの掛け合いや、溢れる壮大な様々な楽器の音色の中でソリストの音が聞こえてきて…「はー素敵っ🤤」と何度も心の中で叫んでました。

角野さんもよく「ピアノコンチェルトは楽しいな」と仰ってますが、聴いている者としても「コンチェルト楽しいな!」と思いました。

そして、以前Twitterで、角野さんご自身が「エモく弾きたい」と仰っていた1楽章の旋律(優しい慰めの旋律)は、それはそれはとてもエモく演奏されていた。
そのときの表情がなんとも言えなかったです…🙈✨
ちなみに、
2楽章、3楽章のエモポイントも「ぐっ💘」とくる、聴かせる演奏をしてくださいました。

角野さんがオケを牽引していく逞しさも感じ、そして「ピアニストとしてのプロ根性」も感じる場面もあり、ドキドキしながら客席から見させていただきました。
本当に素晴らしかったです。

2楽章
私が購入したスコアには「歌」の楽章と記載があり、本当にロマンチックな楽章。
角野さんの感情込めた演奏がとても印象的でした。
そして、ここに来て、なんとか保ってきた私の感情は限界で、目から涙が、拭いても拭いても流れ落ちてきてしまいました。
(演奏前にタオルを出したのに誤ってまたしまってしまったという失態🙄)

印象深いのは、終盤のカデンツの部分です。
長さとしては数小節の短いものだと思うのですが、美しかった。
音色は、カデンツの直前の連打音はまるで鈴の音色のよう。
その後のアルペジオでは、鍵盤を真剣な眼差しで見つめて弾いており、その曲の難しさを思わせるものでした。

そして2楽章はピアノだけで終わるのですが、最後の一音を引き終えてから、余韻が消えるまで鍵盤とペダルから手と足を下ろさなかったシーンは、とても印象に残っており、角野さんの「2楽章への想い」を感じました。

3楽章
いよいよきちゃいました。最後の楽章です。
3楽章はご存知の通りテンポも速め。
冒頭は、ピアノの激しいアルペジオではじまります。
角野さんは真剣な眼差しで弾いていて、それはそれはすごい「集中力」を感じました。
重音とアルペジオが多いこの楽章を弾き切るのは、ものすごい体力と気力と集中力がいるのではないでしょうか。

中盤部分の「エモポイント」は…思い出しても涙がでます。
気持ちがこもっていて本当に素敵でした。

そんな中、途中で「かてぃんさん」がぴょこ🐒っと現れたかな!?と思わせる部分もあり、左足がぴょこぴょこ動いたり、オケパートのあとに入る時、左手でリズムを取ってから弾き出す場面もあったり、「ぐっ…かてぃんさん現れた。かわいい🙈💕」と思って心の中で悶えていました。

3楽章の終盤に差し掛かるにつれ、「終わらないで…!」という気持ちと共に、OTTAVAで仰ってた「真剣だったんです。僕も真剣だったんですよ」という言葉を思い出してしまった。
その言葉に込められた意味を想像してしまい、さらに金子先生のブログに記載されていた「学校に通いながら、泊まり込みで練習をした」というエピソードも思い出し、「この大曲を学業の傍ら、留学も控えた時の短期間で仕上げた角野さんの努力。凄さ。漢らしさ」を思ってしまい、涙が止まらなかったです。
角野さんは、やっぱりすごい!

クライマックスのコーダの重音と連打の部分は、いろんな感情が入り乱れて、なんとも言えない気持ちで見ていました。

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番。
本当に本当に夢のような30分でした。

ラフ2のまとめ
・角野さんの、ピアニストとしてのプロ根性のようなものを感じる場面もあり、若手オーケストラの皆さんを引っ張っていっているようにも感じ、とても頼もしく感じました。

・ピティナの時、音を少し外してしまった惜しかった箇所(ごめんなさい!)が決まった時は、「よしっ!」心の中でガッツポーズをしてました。

・オケ隊を牽引していく姿は、本当にカッコ良かったです。
この一年半のピアニスト 角野隼斗 としての成長を感じて惚れ惚れしました。

・角野さんのコンチェルトを拝見するのはこれが2回目でしたが、やっぱり「オーケストラとピアノの演奏は楽しい」です。角野さんのカッコよさもスケールアップして見えました👀✨

・今回、一番前の列ということで、角野さんを演奏を拝見するには最高すぎる席だったのですが、やはり、真ん中の方で聴いてみたいです。
(分かってはいたけど、やはりオケの音(特に弦)が直に聴こえてしまうので、すべてが調和された音を聴くには真ん中が良いですね)

というわけで、次は真ん中で角野さんの生ラフ2聴きたいなぁと思いました🐒
その機会が訪れることを、今から楽しみにしています。


アンコールのこと


ラフ2演奏終了後、鳴り止まない拍手に応えてアンコールを弾いてくださいました。

カーテンコール(カーテンはないけどカーテンコールといつの?)3回目に、オレンジ色の花束を渡されました。
(角野さん、オレンジ色の花束がよく似合う💐)

そして、いつものように「1曲」と客席に指を立てて☝️合図をし、アンコールに応えてくださいました😭

ジュ・トゥ・ヴ(君が欲しい)/サティ作曲 角野隼斗編曲

この曲は、2020年1月16日の蜜蜂と遠雷コンサートで演奏され、聴きに行かれた方から「最高だった!ぜひ聴いて欲しい!」と噂を聞いており、「い、いつか聴きたい😭」と思っていた一曲。
まさかそれが、こんなすぐに叶うなんて思ってもいなかったので、気持ちが溢れて大変でした。

だって、ラフ2を聴けた喜びからの、聴きたかったサティですよ。
感極まってしまいました。

ジュ・トゥ・ヴ は、超天才✨角野隼斗さんのアレンジで、キラッキラに仕上げられ、本当に素敵でした。
曲の終わり方までしっかり可愛くて、最高すぎる贅沢なアンコールでした。

はぁ…また聴きたい。
いつかyoutube投稿やアルバムに挿入されると良いなぁ😌

角野さんの出演される前半の終了です。

まとめ


・終演後は、サイン会が用意されていました。
しばらく動けなかった私は、かなりの時間差で客席を出たのですが、ものすごい長蛇の列!
並ぶか迷いつつ、角野さんに会いたくて並んでしまいました。
角野さんはお疲れだというのに、お一人お一人丁寧に対応なさっていて、本当に「神対応」と思いました。

・この日は、「角野さん一色」の1日でした。

Twitterで知り合った角野さんファンのお友達とのランチ(行く前から角野愛を語れる幸せ)
角野さんのラフ2とサティを堪能(やばかった)
サイン会にファンのお友達とわいわい並ぶ(楽しかった)
角野さんに、ラフ2のスコアにサインをしていただく(宝物が増えました!)
いつかお会いしたいと思っていたとある男性ファンの方ともお会いできた(フォローありがとうございます)
お友達みなさんと集合写真を撮った(回を増すごとにどんどん増えていくのかな)
近くのお店で軽く「角野さんへの愛」を語り合った(溢れ出る止まらない角野愛)
帰る方向が同じだったので、電車を降りるその時までずっと「角野さんへの愛」を語り合った(話し足りない!)
と、本当に朝から晩まで「角野さん一色」で、最高に幸せな1日でした。

・これはいつも思ってることですが、角野さんのおかげで、こんなに楽しくて幸せな日々を過ごせていることが、本当にありがたいなぁと感謝の気持ちでいっぱいです。

角野さんに出会うまで、「家と会社」の往復で、頭の中は「家族と仕事」ばかりだった私。
なんの変哲もなく、刺激もない毎日がただただ過ぎていくだけ。
そんな私が、角野さんに出会ったことで、こんなにも刺激的な毎日を過ごすことになるとは!
一年前の私が知ったら、ものすごく驚くだろうなぁ😌
「人生の楽しみを見つけた」
と言っても過言ではありません。
角野さん、角野愛に溢れる皆様、本当に本当にありがとうございます🙏✨


最後に


2020年5月まで(2021年2月もですね)の演奏会情報が告知されました。

角野さんの演奏会が生きる活力!いうのは、すでに実証済みなので、今年もたくさん演奏を聴かせていただけるというのはものすごく嬉しいです。その反面、ハードスケジュールにお身体も心配になってしまいますね。…お若いから大丈夫なのかもしれませんが🤔

お肉やうなぎ、そして大好物というベビーカステラをたくさん召し上がっていただき、猛進🐗していただきたいです😌✨

2020年も角野さんを応援していこう!
今年は一つでもいいから、遠征したいなと思った私でした。
以上、レポート(備忘録)でした。

2020.1.30 じゅっちゃん

2021年2月5日(金)追記

2020年1月26日から約1年。
なんと、明日2021年2月6日(土)に、「桐生市市民文化会館」で角野さんが「ラフ2」を演奏されます。

角野さんが大宮で「ラフ2」を演奏なさった2020年の1月時点では、「新型コロナウイルス」で世の中が大変なことになるなんて、だれが予想していたでしょうか。

2020年の緊急事態宣言中には、多くの演奏会が中止になり、主催者さんはもちろんのこと、奏者の方も音楽をこよなく愛す私たちファンも、本当に悔しく悲しい想いをした一年になりました。

角野さんのコンサートも、たくさん中止になりましたね(涙)

この2020年を乗り越えた角野さんが演奏する「ラフ2」は、きっと、また進化しているんだろうなぁと想像してしまいます。
そして、「ラフ2」は、本当に心に響く旋律が多く、また、角野さんファンにとっては「特別」な一曲。

はぁ。。想像だけでも心が震えてしまいます。

明日は、十分に気を付けて、角野さんの「ラフ2 2021年バージョン」を心に焼き付けてまいります。

それでは。

最後までお読みいただきありがとうございました。

2021年2月5日(金)じゅっちゃん




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