保護猫活動が死語になる未来のために

9月度のさくらねこ活動

飼い主のいない猫の避妊去勢手術
TNRも継続しております。
9月はメス6匹 オス1匹
合計7匹のさくらねこが誕生いたしました。
大切なお金をどうぶつ基金様
にご寄付下さった
さくらねこサポーター様に
心よりお礼申し上げます🙏

TNRは必ず終わりが来ます(断言)。

かつて、自転車の前後のカゴに積んだ
大きなバケツにみちみちの大量のフードを
数百の猫に配食に回っていたおばさまが
「餌やりをする猫が1匹になった」
と先日お聞きし
「本当にこんな日が来るなんて‥」と
シミジミしました。

忘れもしない
どうぶつ基金様の
プロジェクト開始直前の
2015年1月29日未明
大阪ねこの会様のT様とC様が
捕獲器30台をご用意下さって
皆のカンパで極寒の中
一斉捕獲のリハーサルをした時
おばさまお一人が一エリアで
配食している一部の猫だけでも
あまりの頭数の多さに慄きました。
正直「どんだけ猫増やしとんねん💢」
と腹も立ちました。

初めて沢山の外で暮らす
猫の過酷な現実を
短期間でこの目で見て
打ちのめされました🥲


「絶対に1匹も増やさない!」と
2ヶ月約300匹の一斉手術後も
毎月30匹以上のTNRを
何年も続けました。

一斉手術がメディアで
取り上げられた時は
沢山の方々がお手伝いを
お申し出下さいましたが
言い出しっぺの人も
ノリだけで参加した方々も
途中で逃げ出し
最後の1頭まで捕獲を続けたのは
地元の私ひとり。


一桁になった猫達を今でも
毎日お世話してくださっているのも
地元の餌やりさん達です。

つくづく、猫の問題は
地域住民が本気を出して
「継続」しないと
絶対に解決には至らないと痛感です。
勿論、莫大な手術費用の
大半をご支援くださった
どうぶつ基金様なしでは
不可能でした。
まだ継続中の別エリアもあり

「簡単に全頭TNRして
猫問題は解決できましたよ」と
エエカッコを言いたいところですが
私のフォロワー様には
地元の餌やりさん
執刀して下さった凄腕の獣医さん
自治会の方々等
私の無様な奮闘ぶりや懊悩を
ご覧になっている方が
沢山いらっしゃるので
嘘はつけません笑

公表できないような修羅場も
多々あり
警察に足を運んだことも
何度もございますが
今では笑い話です(なのか?)

当時、あれだけ腹を立てた
餌やりさん達は
今では極めて勤勉な
猫の管理者さんになられ
感謝の気持ちで一杯です。

最近は、TNRも補助的な役割で
家猫にする為の猫の再捕獲
「誰がさくらねこを連れて帰るか?」
の揉め事の仲裁のご相談が増え
嬉しい限りです✨

常々申し上げていることですが
不幸な猫を生ませない
死なせないことが目的の 
TNR・保護猫活動は
終わらせる為の活動です。
というか、終わらせるのです。

もっと言うと、問題になる前に
介入するのが最善です。

数百の猫を1匹に減らすまでには
莫大なお金と労力と
8年以上の時間を要しましたが
1匹のメス猫を避妊手術したら、
100匹以上の猫を
増やさずに済むのです。

どうか、1匹の目の前の猫に
手を差し伸べて下さい🙏



ただの猫好きの凡人の私の経験が
今まさに数年前の私のように
猫の多さに慄き、
苦情を寄せられて
お気持ちが沈んでいる
活動家の皆様の
励みになると嬉しいです✨

そしてそして、遠くの凄い人
有名人を称賛するだけでなく
あなたの町でコツコツと
猫の活動をしている方々を
応援して差し上げてください🙏

懸命に生きるさくらねこ達を
温かく見守ってあげてください🙏

いつか、保護猫活動という言葉が
死語になる日がきますように🙏

#繁殖制限に勝る愛護なし
#1人が1000匹より1000人が1匹ずつ
#生ませない死なせない
#TNR
#さくらねこ
#十三さくらねこの会

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?