少し豪州競馬をかじってみた

※これは主観です。「あ、こんな競馬観もあるんだな」というスタンスで気楽に読んでいただけると幸いです。間違ったことが記してありましたら、それは私の知識不足なので悪しからず。

どうも、じやすたうゑゐ1911改め、"其道(そのみち)"でございます。名前の由来は偉大なるジャスタウェイ号の名前の由来「その道」をもじったものです。

さて、今年も8月を迎えて、豪州競馬も2019/2020シーズンが開幕、24日土曜日にはシーズン最初のGⅠ、ウィンクスステークスが行われ、いよいよGⅠ戦線が本格的に開幕したという感じです。

私は今シーズン開幕を機に、豪州競馬をGⅠを予想することを通じて少しかじってみようと思い、8月24日のウィンクスステークス、メムジーステークスの本命馬予想を行ってみました。それを通して感じたことを今から記してみようと思います。

**ウィンクスステークス(GⅠ) **

ランドウィック 芝1400メートル 10頭

本命 VELLY ELLEGANT(ヴェリーエレガント) 9着
昨シーズンのオーストラリアンオークス勝ち馬。条件戦とGⅢとはいえ、1400メートルで2勝2着1回の実績があり、勝機はあると思ったが、レースでは直線後方のままブービー負け。仕上がってなかったのか、GⅠで7ハロンは短かったのか。

勝ち馬 SAMMADOUBT(サマダウト)
通算34戦8勝も、重賞未勝利、GⅠ初挑戦の伏兵がまんまと逃げ切り勝ち。ノーマークの穴馬が時々大仕事をするのはオーストラリアでも同じか。これがフロックかどうかは言うまでもなくこれからの成績次第。

メムジーステークス (GⅠ)

コーフィールド 芝1400メートル 13頭

本命 ALIZEE(アリジー) 3着
GⅠ3勝、ウィンクス引退後の群雄割拠の豪州競馬でトップを狙える存在。前走もGⅡを快勝、1番人気の評判に乗っかる形で本命視した。レースは道中後方、直線猛然と追い込むも3着。しかし、GⅠ3勝の実績に恥じない豪脚だった。

勝ち馬 SCALES OF JUSTICE
(スケールズオブジャスティス)
直近の3戦での好走が評価され、2番人気に推され、レースでは5番手から脚を伸ばして勝利。実はGⅠ勝利は16/17年のレイルウェイステークス以来3年ぶりとのこと。豪州のロゴタイプ。

豪州競馬のデータサイト、Racenet

予想を立てる上で、Racenetはかなり役立つツールと言える。レース予想の際、出走馬1頭ごとの通算成績と臨戦過程、レースと同じ距離、同じ競馬場での成績、さらにグループ(日本で言うグレード)別の成績と、データ量が多い上、それらが"見やすい"のである。日本の競馬新聞の馬柱より、よほど見やすい。英語が全くダメな私でも予想ができた。こいつはいいサイトだ。予想の良し悪しは別として。

ビクトリア州の競馬が無料でライブ視聴できるRACING.com

アプリ「RACING.com」をインストールし、「RACING.com+」に加入することで、ビクトリア州(コーフィールド、フレミントン、ムーニーヴァレーなど)の競馬全レースがライブ視聴できる。ちなみにこの「RACING.com+」は登録無料な上、Google、Facebookのアカウントがあれば登録手続きなしでログインができる、非常に便利なシステムである。
ちなみニューサウスウェールズ州(ランドウィック、ローズヒルなど)の競馬は「Sky Racing」でライブ視聴ができるが、こちらは有料。

豪州の競馬傾向

とりあえず、短距離戦が多い。GⅠの半分以上は1600メートル以下の編成である。今回予想した2つのGⅠも1400のレースだった。
1シーズンあたりの出走数の多さも特筆だ。日本は6,7戦すればいい方(最近は5戦以下の馬も多い…)だが、オーストラリアは1シーズン8,9戦はザラ、10戦を超える馬も多くいた。ぶっちゃけ日本の陣営には見習ってほしいところである。
血統はデインヒル系が主流と聞いていたが、ある現地の日本人がツイッターで、近年はインヴィジブルスピリット系が主流だと仰っていた。どっちにせよ、ダンジグ系の勢力が強いことに変わりはないらしい。

バリアトライアル

日本で言う、地方競馬の能力試験みたいなやつだが、それともまた違う、実戦形式の調教。1000メートル前後を、実戦と同じように、10頭ほどでスタートし、ゴールまで駆け抜ける。正式な実戦とはカウントされないものの、Racenetでは臨戦過程に日付、距離、着順などが灰色の文字で表記される。
私はウィンクスステークスの予想を通して、バリアトライアルも予想における重要なファクターであると感じた。大穴を開けたSAMADOUBTは直前のバリアトライアルで1着を取っていた、すなわち、調教の動きが良い証拠であり、負荷も掛かった状態とみなすことができるのである。
中央競馬にはない概念であるため、豪州競馬の予想(特にシーズン開幕の混戦)には、バリアトライアルの成績も勘定に入れた方が良いと肝に銘じた。

総括、おわりに

まぁ、こんな感じで豪州競馬をかじってみたのですが、まだまだ右も左もわからんなと言うのが、正直な感想です。これから少しずつ勉強して、もっと楽しめるようにしたいと思います。
Racenetは予想には便利ですが、日本のサイトのように4代血統表を見る方法がわからないです。もし見れないのなら、その部分は不便ですね。
RACING.com+で無料でライブ視聴ができるのは、良いサービスですね。世界的にも無料ライブ視聴サービスが増えてるようなので、グリーンチャンネルもsky Racingも無料ライブ視聴に舵を切ってくれれば、嬉しいんですがね。

豪州競馬もまだまだ愉しむところがたくさんありそうです。今秋に控える、リスグラシューをはじめとする日本馬の豪州遠征も楽しみですね。

では、日本競馬と豪州競馬の益々の発展を祈念して、終わりの言葉とさせていただきます。

稚拙な文章ですが、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

2019年9月1日 其道(そのみち)

#競馬
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#豪州競馬
#ウィンクスは強かった


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