奈良時間観光 奈良公園とその周辺④  ~お昼ご飯どうしよっかな~

【Nara de ohiru gohan】

奈良に観光に行けば奈良公園周辺でお昼を迎える事が個人的に多い。

鹿に十分食べさせておきながら、人間の方が空腹を覚える。

だいたい鹿せんべいをまず6個は買わないと気が済まない。1,000円で100円のお釣り。キリが良い(笑)

奈良でランチをどうするか。ウェブサイトには情報が氾濫しており何が食べたいのかさえ決めて検索すれば、美味しい店というものはいっぱいあるのだろう。

予約無しでもフラッと入れる店もあれば、予約必須の店もある。

予約してでも一度は行っておきたいのは、蕎麦『』であろうか。予約時にどれだけ食べるか決めておけるのは斬新である。場合によっては、『ザルがあと一枚分しかないんです』と言われる事もある(笑)

手打ちならではの予約の受け方で好感が持てる。しかし今はまだ小さい子がいるので、かしこまった所にはなかなか行けないので残念であるのだが。

あと奈良公園周辺で昔からメジャーなとこは『カナカナ』とか『くるみの木』あたりのランチであろうか。くるみの木のランチは予約できるので予約が無難か。

【お野菜と命】

しかし・・・多少値は張るが、奈良公園周辺で特に女性におすすめのランチは『らふぁえろ』ではないだろうか。あまり人に教えたくないが・・・野菜好きなら一度は訪問をお勧めだ。

知り合いに出会うと面倒なので、本当に美味しい店の事は誰にも言わない主義であるのだが、奈良で遭遇する事もないので、ウェブでは自由に書いておこう(笑)

ちなみに若い男性には物足りないかも知れないだろうが・・・いや!そもそも若い男性(何歳まで?)にはもっとがっついたとこに行って欲しいぞ!。

『らふぁえろ』の醸し出す空間、雰囲気、野菜本来の旨味、下味などなど。全てが楽しめる年齢になれば、値段も決して高いとは思わないだろう。たしか税込み2,000円だったような・・・。『らふぁえろ』の味付けは、ただの薄味ではなくて、本当の優しい味とはこういう事を言うのだなと想う。辰巳芳子さんの『いのちのスープ』を飲んだことはないが、『らふぁえろ』の食事からは同じく命を感じる事ができる。

胃潰瘍と逆流性食道炎で苦しむ身体には、ほんとに染み入る優しさだ。

しかし発酵水を前面に押し出しまくるので、怪しい宗教かと…最初は…(笑)

味と雰囲気、盛り付けは言わずもがな。このレベルが京都のど真ん中にあれば+1,500円は乗っけてくる事は間違いない(笑)

ランチでありながらメインを何にするか選べるのも嬉しい限り。

あまりいつも満員で入れないとなると嫌ではあるが、あの店の場所なら、まず普通に歩いている観光客からは発見できないので少し安心ではあるかな・・・。

【The奈良気質】

『らふぁえろ』しかり、奈良には高価すぎず、ひっそりと佇む良いお店が本当に多い。京都の良いと言われるお店は、大概高価であるし、値段相応またはそれ以上の感動を感じ取れない観光客価格と言われてもしょうがないところも多数存在する。一方で奈良の県民性なのか・・・誤解を恐れず言えばものすごく良い意味で、『どんくさい』のであろう。

関西人の県民性については色々言われるが、奈良の県民性は個人的には大阪や神戸に比べて『どんくさい』のだなぁと思う。しかしその愛すべき『どんくささ』が奈良にはなくてはならない文化と時間を今に伝える役目を果たしているのではなかろうか。

奈良が悠久の奈良時間を醸成でき、さらにその風土を守ってきたのはこの愛すべき県民性なのだろう。

大仏商売と揶揄する事なかれ。確かに観光客目当ての粗悪な店も増えているが本当に良いお店も目下増殖中なのだ。

『らふぁえろ』以外に紹介したいお店は色々あるのだが、グルメブログではないので・・・またの機会に。

ではでは、奈良で会いましょう。

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