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「ひるおび」弁護士のデマ騒動―その1

★見出し画像は、有名なニーメラーの言葉。Mami Tanakaさんのツイートから拝借しました。

コロナ収束には、あと2、3年!?

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(↑)NHKスペシャルの今夏のコロナ特集番組から転載。

懇意にしている都内の大学のA先生には、さすが先見の明がありました。
昨年3月、パンデミックの危機が叫ばれ始めたころ、「スペイン風邪の先例からしても、収束にはあと2年はかかりますよ」と予言し、そのとおりになっているのですから。

そのときは、まさかと思いましたが、つい最近、TVによく出てくる感染症の専門医が、「年末から第6波がくるのは確実。収束にはあと2、3年かかるでしょう」と、予測していました。

ええっ!? あと2、3年!!――と思わずTV画面に向かって叫んでしまいましたが、そうなったら、地元の役所が警告する“要介護予備群”の「コロナ・フレイル」(※前号)はどれだけ深刻化するのか。
自宅療養という名の自宅放置者は? 入院治療中の重篤患者は? コロナ感染の後遺症に悩む人は……?

政府が暗に認める後手後手の失策によって、変異型ウィルスの脅威に加え、コロナ禍によって「物価」も「税金」もあがり、「実質所得」は減り、真綿を締めるように「年金」は目減りし、「フレイル」だけは増える、というのではさんざんです。

ここは、“ベストよりベター”――PCR検査のいつでもどこでも無料実施※1)を明日からでも強力にすすめ、予防ワクチンでも飲用治療薬でもいい、たとえば首都圏なら五輪明けの築地市場跡地に特設医療センター※2)を造成するなど、コロナ禍を一日も早く収束できる行政実行者を選ばないといけない。
老いも若きも右派も左派も結束して、みんなの生き延びる道を働きかける必要があるのではないでしょうか。

※1)都内の会社に勤める娘が発熱して、近くのクリニックであわててPCR検査を受けたところ、検査料が1万円ちかくかかったとか。結果は「陰性」とのことで、やれやれでしたが、これ、つい最近の話です。
※2)新型コロナウィルスが発生した中国では昨年、数千人を収容できるコロナ専門の医療センターがたったの2週間で造られましたが、ひるがえって、わが国のお粗末な現状にはため息をつくばかりです。

そう思い定めていたら、トンデモないデマ、虚偽発言、今流に言うならトランプそっくりのフェイクが、お昼のワイドショー番組で、レギュラー弁護士の口から、飛び出したのです。

スマート弁護士のデマの真意

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(↑)同じ時間帯で視聴率トップを走る「ひるおび」(TBS系)。天気予報の森さんは好感度抜群だが、わたしの周囲では、総合司会の恵(めぐみ)氏はキンキン声で“ウザイ”、サブ司会の八代弁護士はヨットマンで一見スマートですが、ヒステリックな“ウヨク”と敬遠されてきました。上の画像は、八代弁護士の謝罪当日のオープニング風景。

――その舌禍事件は、9月10日(金曜)に起きました。

TBS系ワイドショー番組「ひるおび!」で、野党嫌いのあまりに現政権支持を公言し、嫌中韓発言でも知られる八代英輝弁護士(57歳)が、その日の放送で、「野党共闘」について、次のようにコメントしたのです。

「志位委員長がつい最近、『敵の出方』という言い方をやめようとは言ってましたが、共産党は『暴力的な革命』というのを、党の要綱として廃止してませんから。よくそういうところと組もうという話になるな、と個人的には思います」
(「日刊スポーツ」WEB版2021/09/10深夜発信)

この発言はたんに一個人の“失言”で済まされるのか、わたしはそうは思いません。
「党の要綱」というのも誤りで、正しくは「党の綱領」ですが、八代発言の「よくそういうところと組もうという話になるな」というところがポイントです。

これを訳せば、「暴力革命を標榜するような日本共産党と、立憲民主党も社民党もれいわ新選組も(衆院選で)共闘するという話によくなるな」ということになります。

(つづく)

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