例のアレ界隈の人達って自分が恥ずかしくないの?

はじめまして。
このnoteを見ようと思ったということは、あなたは例のアレに関するある程度の知識を持っていて、この界隈の不気味さについて何らかの知識を得ようとしている人だと思われます。
そうではない人のために簡単に説明すると、「例のアレ系ジャンル」とは、同性愛者、新興宗教、精神障碍者等の、一般ではない世界の人々や世界そのものをエンターテインメント化し、楽しもうとするジャンルです。

※例のアレの定義は非常に難しいです。上の説明も筆者が持てる経験を総動員して何とか拵えたものです。

まあ、要するに見世物小屋です。

見世物小屋(みせものごや)は、珍奇さや禍々しさ、猥雑さを売りにして、日常では見られない品や芸、獣や人間を見せる小屋掛けの興行である。
――――見世物小屋 - Wikipedia

Wikipediaの見世物小屋の記事の一文目は例のアレの定義としても使えそうですね。

もともと例のアレ系ジャンルはニコニコ動画や旧2ちゃんだけでのみ楽しまれるもので、その文化が外部でも大々的に広まることはほとんどありませんでした。
ところが、ここ数年日本のインターネット上では、特に若年層を中心に、アンダーグラウンドな存在であったはずの例のアレの文化が大々的に広まり、現実世界へ進出さえしています。
ギャル流行語大賞2017には「マ?」がランクインし、Twitter上で全国の学校での淫夢ネタを探すことは容易です。私の周囲でも「草」や「そうだよ(便乗)」を日常的に使う人がいます。

これマジ?とは(コレマジとは)[単語記事] - ニコニコ大百科

ですが、そもそも例のアレ系ジャンルと云うものは上で定義したように社会の「一般」に属さない人々を、見世物にするものです。例のアレ界隈に加わることは上記の人々の人間としての尊厳を奪い、「見世物」として貶めることなのです。
それではなぜこのような「人権蹂躙コンテンツ」が、軽い人権意識とともに、広まりを見せているのでしょうか。

AV男優や素人声優や底辺youtuber、新興宗教や精神病患者や未成年や弁護士やその他諸々をオモチャにするネットミームの支配者「特定個人人権蹂躙コンテンツ」にどっぷり浸かって育ったデジタルネイティブ世代がへたな政治性を帯びて倫理感はそのままで正義の聖戦士化するパターン、悪夢なんだよな。
――――トイレスタンプ香りジェル(@Conscript1942) 2018年11月30日


私は、例のアレ界隈において、同性愛者等の「非一般」が「見世物」としてモノ化される過程にこの原因を見出すことが出来ると考えています。

教室の壁に野獣先輩の画像を張るホモガキの中で、野獣先輩は「野獣先輩」としてモノ化されていて、そこに本来人が他人に対して示すべき感情は発生しない。
もしかすると、自分がネタにしているモノが本来持っていたはずの人間性にまで考えをめぐらすことが出来ない浅慮さは、淫夢語録に不快感を覚える人間のことを考えずに語録を所かまわず使う、遠慮のなさとつながっているのかもしれません。

モノだから人権は適用されない。
モノだからかわいそうではない。
ネット上で炎上を起こした人間はモノ化されてもしょうがない。

ちなみに例のアレの住人の中でも、実際の作者界隈はホモガキと同レベルに語ることはできないので、この説が当てはまらないことが多々あります。
特殊性癖みたいなものです。

例のアレ系ジャンルにつかっている人々は、今自分がネタにしているモノが本来持っていた人権を意識すべきではないのでしょうか。

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