見出し画像

1周年

note を始めて1年が経った。もっと色々と書きたかったようにも思うけれど、数が目標ではないし、この1年は妊娠ゆえのフットワークの重さもあって、それに見合った数の投稿だったかなと思う。
元々note を始めたのはアウトプットを増やすためだった。アウトプットすることで自分の考えをまとめたり、匿名でそれを世に放つことに慣れたかった。様々な役割に没入しがちな私にとって、自分が今どこにあるのかを書くことを通じて確かめる作業としたかったというのもある。

実際やってみてどうだったかというと、とにかく私は好きなものを明らかにすることが苦手なんだということがよくわかった。書きたかったことは色々あった。推しているコンテンツや俳優さん、特定の演目に救われた話、美味しかったもの、お取り寄せしたもの、等々。けれどそれを書こうとすると、なんだか陳腐な言葉しか並ばなかったり、支離滅裂な文章になってしまったりする。友人に話すときには熱く語れるのに、どうしてかうまく文章にすることができない。単に語彙力がないというのも原因の一つだろうし、読者像がぼんやりとしていることで、どこからどこまで書けばいいのか混乱、疲弊してしまうんだと思う。それから、これは何かトラウマ的なものなんだろうけれど、好きを表現することへの抵抗感がどこかにあるようにも感じる。最後は自分で乗り越えるしかないとして、それ以外の部分についてはペルソナを設定することで書けるかもしれない。次の1年は誰か特定の人を想像して書いてみたいと思う。

それから、苦手なことや嫌なことは筆が乗りやすいということもよくわかった。正直、これについては本意ではない。note は自分の好きなものや経験を公開したいと思って始めた場所であって、鬱屈とした愚痴や文句を書き連ねる場所にはしたくなかった。そういう記事にも勿論一定のニーズはあるのだろうし、書くことで解消されるものもあると思うのだけれど、全体の10%くらいに抑えておきたいところだ。

次の1年は今年1年とはまったく違う時間になると思う。というか、人生において妊娠出産期間というのがそもそも大イレギュラーなのだ。10ヶ月もの間、物理的にも精神的にも拘束されるというのはなかなかない。今生ではもう2度としたくないし、我ながらよく凌ぎ切ったと思う。
それはともかく、2年目のnote も、やはり基本は自分の軸を確認する場として使っていきたい。子育てのトピックが多いのでそれに関する記事も多いとは思うけれど、2年目こそ、好きなものや、良かったもの、働き方についてなど、色々と書いていきたいと思う。

今年いちばん読んでいただいた記事が、リントンズの紅茶を紹介する記事だったことはとても嬉しい。来年も、こういう記事が誰かに届いていけばいいな。


サポートありがとうございます。