松本健太郎

データサイエンティスト/マーケター。大阪府出身。マーケティング/消費者理解/行動経済学…

松本健太郎

データサイエンティスト/マーケター。大阪府出身。マーケティング/消費者理解/行動経済学/心理学/データジャーナリズム。副業はビジネス書作家で16冊(約10万部)書いています。取材は i_effective_executive[アットマーク]yahoo.co.jp まで。

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  • データまとめ

    このマガジンでは、松本健太郎が書いた「データサイエンス」や「データリテラシー」のノートを公開します。

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    このマガジンでは、松本健太郎が書いた「インサイト」のノートを公開します。

  • 「グラフをつくる前に読む本」全文公開

    2017年9月に刊行された書籍の全文公開マガジンです。現在、8章中1章分が公開されています。 https://www.amazon.co.jp/dp/B075WRLPGV

  • 「アイデア量産の思考法」番外編

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朝日放送「ビーバップ!ハイヒール」に出演して気付いた"TVの凄さ"を語りたい

2月6日に放映された朝日放送「ビーバップ!ハイヒール」の「マイブームが世界を変える!?バズる新奇事象」回に、ゲストブレーンとして出演させて頂きました。 これで私も「ハイヒールファミリー」の一員です。ありがとうございます。 「ビーバップ!ハイヒール」は、朝日放送(テレビ朝日系列)の毎週木曜日深夜23時台に放映されているTV番組です。関東圏で言えば、ちょうど「アメトーーク!やっている枠」と言えば伝わるでしょうか。 実は関西圏では23時17分~枠は「ナイトinナイト枠」と呼ば

    • 1年がかりでMOpsなチームに変わったので、やったこと・気付いたことを書く

      今年40歳を迎える筆者が対外的にどう見えているのか、たまにキャリアに関する相談を頂きます。が、毎回「オレに聞くな」と返します。なぜなら、筆者が抱える最大のコンプレックスは「キャリア」だからです。 部署移動が多かったのと、転職活動も職種・業界に拘っていないので、一貫性がありません。17年間の肩書を振り返ると、営業 ⇒ 開発 ⇒ データサイエンティスト ⇒ 経営企画 ⇒ R&D 兼 リサーチャー ⇒ マーケター ⇒ 事業開発 ⇒ マーケター ⇒ 現職(執行役員)…カタカナと伸ば

      • 2023年M1、トップバッター超面白い問題勃発、「志らく枠」は誰が継ぐ?

        山田かつてない邦ちゃんの「さや香の最後のネタ全然良くなかった」で締まった2023年のM1グランプリ。Wトップバッターで優勝した令和ロマン、皆さま、お疲れさまでした! とくに、令和ロマンは芸歴最年少優勝。歴史の時計が動いた音がしました。 18年は久保田暴言問題、19年は上沼大暴走問題、20年はあれは漫才なのか問題、21年は上沼大暴走問題リターンズ、22年は山田かつてない採点問題…毎年何かしら炎上していたM1は、今年も「M-1八百長ドッキリ」が勃発。弄られる度に、ガチでナイツ

        • マスクを外しても、コロナが「5類」に移行しても、社会経済活動が元に戻っていない件

          2023年5月8日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行しました。先行して3月13日からはマスクの着用は個人の判断となっており、2023年は「ウィズコロナ」から「アフターコロナ」に大きく舵を切った1年でした。 私も、いつの間にかマスクを外して外出するようになりました。実感としては「もはやコロナ禍では無い」と感じるかもしれません。 ただし、それはデータに基づかない主観です。コロナに関する報道が減ったものの、23年6月~9月

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          データに強いマーケターになりたい

          日経クロストレンドにて「データ分析の誤解」という連載を始めました。編集の方に良いタイトルを付けていただいたおかげで、ありがたいことに多くの反響を頂いています。「データ分析」に興味を持っているマーケターは多いのだ、と改めて実感しています。 その理由として、筆者は2つの背景があると考えます。 1つ目は、オンラインもオフラインも計測できるデジタルな時代のマーケティングにおいて、「データ」への理解が必要不可欠だから。 2つ目は、なるべくリアルタイムにデータを分析し、仮説を得て、

          データに強いマーケターになりたい

          データを無批判に紹介してはいけない。例えば「IMD世界人材ランキング」の場合

          9月21日の朝、日本中を駆け巡った「IMD世界人材ランキング 日本は過去最低43位」という報道をめぐって、SNS上で「だから日本は駄目なんだ」的な論調が繰り広げられました。 ただ、筆者は「ランキング」と名前のついた記事には条件反射で「恣意的な操作が行われている、企業に都合の良いリスト」と構える癖があり、今回も直感的に「怪しい」と感じ、調べることにしました。 案の定、多くのツッコミ点のあるランキングだと分かりました。冒頭に結論を記載します。 ===============

          データを無批判に紹介してはいけない。例えば「IMD世界人材ランキング」の場合

          日本は暑くなっているし、それ以上に寒くなくなっている

          「暑い」という定性情報を定量的に表現する東京は、毎日暑いですね。外出するのも億劫になる暑さ。夜もむせ返るような熱気が続いて、犬を連れて散歩にも行けない。こんなに暑いなら12月には東京も50度超えているんじゃないですか? それはない? そうですか。 熱帯夜が続くので、夜もクーラーは付けっ放し。大阪で暮らす実家にも「夜こそ気を付けなあかんで」と伝えています。おかんは「昔はこんなに暑く無かった」「電気代かさんで大変」「地球温暖化が憎い」と言ってました。 …ところで「昔はこんな

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          松本健太郎/仕事依頼について

          連絡先メールか、Facebookにてチャット下さい。 ✉メールアドレス i_effective_executive[アットマーク]yahoo.co.jp ※[アットマーク]は@に変換して下さい。 👍Facebook https://www.facebook.com/kentaro.matsumoto.0716 経歴松本 健太郎(まつもと けんたろう) 職業はマーケター、データサイエンティスト。 1984年生まれ。龍谷大学法学部政治学科卒業。大阪府出身。社会人として働く

          松本健太郎/仕事依頼について

          マーケティングも、経営も、全てがアジャイルになる

          20代をエンジニアとして過ごした筆者は、「アジャイル開発」という言葉をよく周囲から聞きました。 プロジェクトマネージャーのキャリアが長い筆者は、ぶっちゃけ「アジャイル開発」に良い感情がありませんでした。身近にいた推進者曰く「計画は立てない」「見積もりは作らない」「ドキュメントも作らない」と発言していた記憶があり、相当な"傾奇者"という印象を抱いていました。 もっとも推進者の誤解であると「アジャイルソフトウェア開発宣言」(従来のソフトウェア開発とは異なる手法を実践していた1

          マーケティングも、経営も、全てがアジャイルになる

          「問題」が解けなければ、解ける「問い」に置換すれば良い

          過去、様々な(データ)分析業務に正業・副業問わず携わってきました。どの現場も1つとして同じ悩みは無かったけれど、どの現場も総じて同じポイントで躓いていました。それは「"問題"と"問い"の定義がヘタ」なのです。 「商品Aが売れない理由は何で、どうしたら良いですか?」「ECサイトの売上が下がってきたのでネット広告をやるべきですか?」「リアル店舗の売上が下がってきた、どうしよう!」「色の種類は増やすべき?」「流行りのクーポンを配布すべき?」「自社サイトは持つべき?」…他さまざま。

          「問題」が解けなければ、解ける「問い」に置換すれば良い

          「書籍が買われる構造」を約10000文字かけて定量/定性で分析したので出版社・書店関係者に届いて欲しい

          筆者はこれまでビジネス書16冊を執筆する機会に恵まれ、フアンからの応援もあって、紙・電子合わせて約10万部の実績を残すことが出来ました。厚く御礼申し上げます。 ただ、お恥ずかしい話ですが、今まで1回も書籍に関する市場調査を実施してきませんでした。「本が選ばれる構造」も「本を読む理由」も分からぬまま、本を書いてきました。 これは良くない。偉いマーケターに怒られちゃう。知らんけど。 そこで今回は「書籍の購買行動」に関する定量・定性調査を実施し、「どうすれば書籍が選ばれる機会

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          ビジネス書作家、顧客から必要とされるコンテンツの作り方を解説する

          「コンテンツ」って何だろう?私だけかもしれませんが、コンテンツと聞くとSEO対策がバッチリ効いた「いかがでしたか?」系記事を真っ先に思い浮かべます。 しかし、本来の意味合いはもっと広い。ロングマン現代英英辞典でContentについて調べると、以下のような意味があると分かりました。 「いかがでしたか?」系記事は③の一部を指しているとして、コンテンツには総じて「含まれている」すなわち「中身」「内容」という意味があるようです。 ちなみに、①は姿・形がありますが、②は姿・形があ

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          THE MODELなマーケターが見るKPIはリード獲得単価、商談獲得単価、受注単価

          「分業」のメリット、デメリット「THE MODEL」の本質は、生産性向上を目的とした営業プロセスの分業だと筆者は考えています。一方で、分業が目的化してしまい、逆に生産性が低下する事例はよく聞きます。これを四文字熟語で「本末転倒」と言います。 「分業」とは、(顧客目線で見て)発見から発注まで1本のプロセスを担っていた営業人員を、役割別に分割することを意味しています。 BtoBマーケティングの場合、以下のような感じでしょうか。 組織によってプロセスの分割の仕方は様々あるでし

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          実質賃金指数では「賃金下がり続けている問題」を解決できない

          「毎月勤労統計調査」は分析対象として適切か?「人生の大半の問題は金で解決できる」なんて言われていますが、肝心の金が無くて困っている人は多いでしょう。とにかく賃金が増えないのに、新型コロナに物価高も相まって、財布の口は閉まるばかり。 この「賃金問題」は何年も国会で取り上げられる政策課題ですが、未だ解決の兆しすら見えません。財界への「賃上げのお願い」程度です。どうしたらもっと着目されるんや。 国民民主党の玉木さんが「結局、問題は、賃金」と取り上げているのですが「略して"けつも

          実質賃金指数では「賃金下がり続けている問題」を解決できない

          2022年読んで面白かった10冊の書籍を紹介する第1回松本賞

          2022年、松本が読んだ書籍の冊数は85冊でした。仕事忙しくて血尿出たわりには、月7冊ペースで読んでたことに驚きです。一時は週7ペースでオフィスへ出社していたから、移動中に本を読めたことが起因していると思います。 年々縮小傾向にある書籍・雑誌市場。少しでも面白い書籍に出会って欲しいと考え、皆さんに松本が推薦する書籍をご紹介します。年末年始の移動時間に、気になった書籍に目を通していただければ幸いです。 SF小説であり現代小説「彼らは世界にはなればなれに立っている」相棒の脚本

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          2022年M1、山田かつてない採点、大吉先生と松ちゃんの覚悟、高得点出しがち志らく師匠をデータで確認する

          「野村監督を彷彿とさせる毒舌ボヤキ漫才」で時代を切り開いたウエストランドの優勝で、2022年のM1は幕を閉じました。 思い返せば3年前、ぺこぱの「人を傷付けない優しい漫才」で、私たちは時代が変わったと気付きました。「令和ってこういうこと」と思ってました。 ところがどっこい。やっぱり「調理された毒」って最高だと改めて実感しました。アルコールは神経毒って言いますものね。社会の大きな変化が、同じM1の場から発信されたことに驚きを禁じ得ません。 もっとも、視聴者が1番驚いたのは

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