前回の続き。

ライブ後半戦、観客の「FANTASTICS！パフォーマー！」という掛け声で始まった、パフォーマーのダンスタイム。

私はFANTASTICSを知るまで、ダンスが人によってこんなに違うということを知りませんでした。振り付けは同じでも、それぞれの表現が全然違うんですね。

大樹くんの、小柄な体を目一杯に使ったダイナミックなダンス。
黎弥くんの、マッチョでオス感バリバリのダンス。
堀夏くんの、長い手足から繰り出される力強くしなやかなダンス。
澤夏くんの、上品で流れるような美しいダンス。
慧ちゃんの、普段とのギャップが魅力の妖艶なダンス。
世界さんの、体の奥からセンスが溢れ出るダンス。

とにかく、それぞれの個性がダンスに表れていて、本当に面白い！！
パフォーマーがそれぞれソロで踊るパートは、「キャー！！」とか言うのも忘れて、険しい顔で真剣に見てました。

ダンスタイムの締めは世界さんでしたが、最後、拳を突き上げるでもなくタンクトップをビリビリに破くでもなく（←これもめっちゃ好きよ）、額に指を二本当ててピッと暗闇に消える姿がクールすぎて、終わった瞬間思わず「かっこよ」と声が出ました。

そこからボーカル2人も合流し、ブチ上げ曲メドレー。
色付きサングラス八木勇征がイケ散らかしてて最高でした。この人の造形、どの角度から見ても美（び）すぎる。

あと、2時間休む間もなく踊り続けているパフォーマーの体力が尋常じゃない。
有明公演に至っては3デイズあるわけで、世界さんも「2日目にして体が吹っ飛びそう」みたいなことを言っていましたが、そりゃそうだろと。
見てるこっちでさえ、2時間立ちっぱなしなだけで翌日に響くんですよ…。
でも、ファンタのみんなが全力でやってるんだから！と、声出して旗振って、120%で応えました。

終盤、みんなで歌って踊った「Choo Choo TRAIN」。
ちなみに、私はHIROさんの著書「Bボーイサラリーマン」を読んだ上でライブに臨みました。

ZOOというグループで挫折を味わったHIROさん。
一度は表舞台から退くも、もう一度あの舞台に立つんだ！という思いで再度EXILEとして武道館に立ち、仲間たちと「Choo Choo TRAIN」を踊るんです。
そしてその曲が今、FANTASTICSに連綿と受け継がれているんですよ…！！

2005年に出版されたこの本には、こんなことも書かれています。

ファンタのメンバーはEXPG出身の人も多いし、実際に今こうやってアーティスト活動に繋がっているわけです。
HIROさんの蒔いた種は育って花となり、私たちに日々の活力を与えているのだ！！アチィ！！！！

曲の終盤、ファンタのみんなが横一列になって客席側に駆け寄り、それとシンクロして銀テープが観客の上をパーンと飛んでいくのですが、4階席、ほぼ真横から見るその景色は、なかなか良いものでした。
あの瞬間を写真に撮って、アリーナ席のみんなに配ってあげたい。

最後は「ギリギリRide it out」で客席のボルテージを上げまくって終了。
この曲のパフォーマンスを眼前で見るまでは死ねない。

そしてアンコール入ってからの告知！長かったですね〜。（ディスではない）
その位、映画にドラマに冠番組に、活躍の場が増えているということなんですよね。本当に今まさに伸びている！という感じで、こちらとしては推し甲斐があるというものです。
私、『逃走中』とか、見に行っちゃうんだろうな…。

そして、「FANTASTIC 9」でいよいよフィナーレ。
私は、中尾くんのいたファンタを知らないし、今いるメンバーと中尾くんの関係性を深く知っているわけでもないし、こんな新参者が「9人」とか言っちゃって良いのか？という、謎の葛藤の中にあります。

それでも、ファンタやファンタを応援している人たちが「9人」であることを大切にしていることはすごく伝わっています。彼の存在が、高みを目指す原動力になっているんですね。

最後、ステージを去るときのメンバーそれぞれからの一言。
エンタメを提供している方々なので、「愛してるよ！」とか「みんな大好きだよ！」みたいなキラキラした言葉でも、こっちは全然満足なんですよ。
でも、最後にステージを去る世界さんから出てきたのは、「また会うときまで頑張って生きましょう」っていう、めちゃめちゃ地に足の付いた言葉だったんですよね。
この言葉を聞いたとき、ファンタに世界さんがいて良かったなぁって思ったし、このグループ好きだわって、惚れ直しました。

何ヶ月も前から楽しみにしていたライブが終わってしまって寂しい…のですが、私にはまだ、7月に開催される幕張メッセでの「INTERSTELLATIC FANTASTIC -THE FINAL-」がある！！

次は、今回あんまり注目できなかったメンバーもしっかり目に焼き付けたいです！（8人いるから目が足りない！！！）

毎日、アーティスト活動に加えてドラマや映画の撮影、ラジオやバラエティ番組の出演など忙しく過ごしているFANTASTICのみんなに恥じぬよう、日々全力で生きていきたいじゃがたろでした！

おしまい。