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雀荘紀行録VOL4,ザビエール千葉中央店



場末雀荘に対してどういうイメージを持つのだろうか?

レートが高い、怖そう、先ツモ・強打などマナーなんてもっての外

そんな負のイメージが先行して足が向かないのが一般的ではないだろうか?

かくいう私もそうだ。雀荘巡りを始めてから場末フリーだけは自然と避けてきた。

以前、拝島に住んでいた時マスター1人の場末雀荘に通っていたが

待ち席のソファーで客やマスターが横になって寝てるのは当たり前

昼間のお年寄り集団によるセットに近いフリーに入らされた時には

立直をかけたらかけた瞬間に裏ドラ、カンドラを確認するという文化が

日常化していた。

おおよそ、〇リーグの流行や麻雀の健全化を目指す麻雀業界とは切り離され

場末は場末独自の文化が形成し続けている。

場末でいいお店はあるのだろうか?

そんな疑問を抱きながら雀荘巡りをしていたある日のことだった。


お?なんか面白そうだな?


ザンリーグオフ会が終わり、勉強会までの待ち時間の間、参加者の方とお話

する時間が出来た。

そんな中、参加者かつ今大会ゲストのみきゅさん@Mikyu00000と大会後、
お話しする機会があった。

プ『どこのお店にいるんですか??』
み『ザビエールっていうお店にいます。』
プ『あぁ!ワケベさんの動画で見ました。どんなルールでしたっけ?』
み『鳥撃ちとかツモ損とか、結構ネト麻に近いルールだからそこから上がった人は打ちやすいかもです(*^▽^*)』
プ『おっ!(*'ω'*)面白そうです。ちょっと行ってみます』

それから約一か月後、時間が出来たのでお店に行ってみることに


千葉初上陸


関東住まいではあるが千葉に行くのは初めて。

ザビエール千葉中央店さんは千葉駅からさらに乗り継いで京成千葉線で乗り継いで千葉中央駅まで乗り継いでから行くのが近いようですが、

千葉駅から歩いてもいけない距離ではなかったので歩いてお店まで行くことにしました。

お店の看板が見えて…


エレベーターが謎に壊れていたので階段を上がって3階にあがってすぐにありました。



フリーは一卓稼働。
スタッフ1入りで常連っぽいお客さんと楽しそうに打ってます。

カウンター越しにはみきゅさんもいました。
僕はというと来店する前に美容院に行ったのでオシャレもばっちりです(笑)

挨拶を簡単に済ませた後ルール説明を受けました。

予習してくればよかった…

というわけでルール説明
(※特徴的な点が多々ありましたが実際に打ってみて特に顕著に感じた部分だけ、抜粋します)


25000点持ちのツモ損あり王牌10枚残し

王牌残しのツモ損ありルールは関東圏以外で山梨で打ったことがありますが
全赤ツモ損なしの押し優位のフリールールと比べると
ダマテンも多いので押し引きが普段よりシビアだと感じました。
親ハネや親倍を喰らうとそれだけで致命的になり得るので捨て牌の濃淡はより注意深くチェックしなければいけないと思います。
逆にネット麻雀で打ち慣れていてヤミテンケアを普段から気を付けている人であればある程度、要領がつかみやすいと思われます。


ダンラスでもやることがあると感じたのがこの首切りルール。
自分のトップが難しく、2着目の首が30000点以下になりそうなら道連れ首切りを狙いに行くのもありです。
後々気付いたのですがダントツトップ目なら首切り狙いで2着目を狙い撃ちするなどトップ目の戦い方もあると思いました。
僕はブー麻雀やビンタ麻雀などの首ありルールが結構好きなので
この辺も考える要素として面白かったです。

これは他の人からアドバイスを受けたことですが
ルールがあらかじめわかっている雀荘ならば
①ルールをよく読んで戦略を考える
②ワケベさんをはじめとした実戦動画を見て予習しておく

ことをオススメします。

孔子も言ってますが何事においてもすべては準備です

実戦の様子

ルール説明を受けて少しした後、実際に卓に入る。

ルールアジャストするためにはじめは立直や手の進め方などは慎重に行こうと心掛けていた。

僕が打った人は常連さん2名の方で
立直してからの押し返しやヤミテンなどであっけなく絡めとられる。

たまたまみきゅさんが後ろで見ており手牌進行を見てもらったが、

み『それ鳴くんだ~』
み『そこからチートイはいかないな~』
プ『Σ(゚Д゚)』


やっぱ俺は下手だったのか…

点棒を稼ぐ麻雀ではなく、チップや面前あがりも重きを置かなければいけないのは分かっているのですが、メンバーから言われると改めて自分のへたくそさを実感します…
(実際、後で振り返るともっとシビアにあがりに向かわなきゃいけないと感じた事が多かったです…)

そんなこんなで暫く打ってた時にチャンス手が巡ってきます。

印象の一局


中は一枚場に出ていて、捨て牌も目立っておらず、
今ならあがれそうな状況…

そんな折、対面から8sが出てくる。

一瞬、間があったけど…

あがりません!!

うしろでみきゅさんが見られてるってのもあるかもしれないけど、
折角、遠くまで遊びに来たのに、なんも遊び心もなく変えるのが嫌だったからです。

魂の8s見逃しをした後に平然と3Pをツモ切る。

下家『ロン、24000』

…………


みきゅさんを驚かせかったんや…

この見逃し後、いいとこなくノートップで終わりました…


お店の感想


冒頭に

場末雀荘に対してどういうイメージを持つのだろうか?

という一文から始めましたが

このお店の雰囲気は僕は好きな場末雀荘だと思いました。

マナー的な悪さはないし、スタッフと常連さんが楽しみながら卓を囲っていました。

印象的な場面があって、お客さんで一卓囲っていてこのまま終わるかな~
って思っていたら
メンバーさんの一人が

メ『せっかく、みきゅさんきっかけで来てくれたんだったら、同卓出来るように2卓に広げましょうか??』
と提案してくれました。

面白そうなんでその提案に乗り

最後の3半荘だけは【みきゅさん、自分、常連さん】で打つことが出来ました。

負けましたが和気藹藹と最初から最後までいられたのはメンバーさんと常連さんが、いい雰囲気を保ってくれたのだからだと思います。

競技麻雀思考のガチガチな麻雀を楽しみたい人は向かないかもしれませんが

場末特有の自由な感じが好きならここのお店は程よく緩いマナーで楽しめるお店だと思います。

ちょっとスリリングで自由な雰囲気の三麻を楽しみたい方は是非。


自分用の記念写真で締めさせていただきます(笑)

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