こんにちは、カワナミです。前回のnote「初詣のススメ。子供にとって絶好の学習機会になる件」はおかげさまでnote編集部おすすめnoteに選定をいただきました。引き続き息子氏5歳の学びについて書いていきますが、育児をされている親御さんの参考になれば幸いです。

今回は、前回の記事で予告していた通り、子供にとって学びの経験となった２つの出来事のうちの２つ目を書いていきます。長文ですがお付き合いください。

学び：自分が何にお金を払うことになるのかを理解すると、本当に得たいものにお金を使える。

息子氏：このバンバン打つやつ、やりたい！いい？

父：いいよ、500円で7発だから2発は次男氏に代わってあげてね。

バンッ！　パシーン！…　バンッ！　パシーン！…　バンッ！パシーン！…　バンッ！　パシーン！…　バンッ！　パシーン！（クソでかい1等賞っていうドローン本体を一心不乱に打ち続ける音。ちなみに1等賞の的は本体ではなく1等賞用の的が小さく用意してある（が、そちらも重しで落ちない））

父：はい、これで終わりな。次男氏と交代。次男氏は一緒に撃とうね。

バンッ！　コーン！（30円くらいのラムネが落ちる音）…バンッ！スカッ…

父：はい、次男氏はラムネね。よし帰るぞー！

息子氏：うぇ・・・グスッ、うぇぇ・・・　

父：なぁ息子氏、なんで泣いているの？悔しかったの？

息子氏：うぅ…くやじぃ。うぇぇ…。

父：ちなみに聞くけど何が悔しかった？欲しかったものが取れなかったこと？それとも次男氏だけ取れたこと？

息子氏：ゔぇ…欲しいのが取れなかった…

父：そうかぁ、じゃあここで問題。あのドローン、たぶん5000円位。もし息子氏が取れてたら、射的屋さんどうなる？ちなみに今回やった分は500円。

息子氏：ゔ…うぅーん、お金がなくなっちゃう？

父：正解。損しちゃうのに、次もお店やるかな？射的屋さんは毎回いるけども。

息子氏：来ない。か、すごいお金持ちで損しても来るかも。

父：そうだなぁ、まぁお金持ち説いいなとも思うけど、まぁ損してたら来ないよね。つまりは射的でお店やるってことは得するってことだ。まぁなかなか息子氏がお得になるようにはできてないな。

息子氏：じゃあ次からは次男氏と同じラムネを狙うようにする。。。。

父：なるほど。でもさ、弾1回打つのにだいたい70円くらいなんだよ。でもあのラムネは多分30円。ラムネがほしいなら買ったほうが安いよ？それでも次もやりたい？パパはね、次も自分でやるかもだけどね。

息子氏：やりたくない、買う。ドローンもお金貯めて買う。でもなんでパパはやりたいの？

父：それは、バーンって思いっきり撃ちたいからかな。普段、あんな長い鉄砲でバーン！って撃つことないでしょう。だから撃つことにお金を払うんだ。息子氏も友達に「長い鉄砲でバーン！って撃ったよ」って言えからちょっと得した気にならない？

息子氏：うん、友達に言う。でも僕は次はやらずにお金をためてドローンもラムネも買うよ。

父：そうだね、自分がなににお金を払うかわかると本当に欲しいものが手に入れやすくなるね。友達に話してからもう一回考えてみなよ。あと、射的は自分が作ってもいいんだよ。輪ゴムと的があればできるよ。

息子氏：そうか、じゃあ僕バンバンゲーム作る。1回10円払ってくれる？

父：楽しかったらねー（喜んで払うけど）、ママやじぃじばぁばも誘ってみたら？

このあと、どうやったらゲームを上手く作れるか、初詣の帰りに話しながら帰りましたが、彼はお年玉の使いみちについて考えることのほうが楽しかったようで、自分は何が一番欲しいのか、手に入れ方はどうするのがいいかで盛り上がっていました。

射的に限らずですが、子供のおねだりをきっかけに本人にやらせてみたものの思い通りの結果にならず、泣いてしまったり凹んでしまったりすることは往々にしてあるはずです。その時に「もう、我慢しなさい」とか「しょうがないでしょ、そういうものだから」や、はたまた「じゃあ代わりにやってあげるから」で終わるのではなく、

・自分はいったい何にお金を払っていたのか？
・それは自分が最も得たいものだったのか？
・お金を払った機会は自分で作ることができるのか？

を考える会話をしてあげると、やいやい言わなくても自分が何をしたいのか棚卸しし周りの人に伝える力がついたり、限られたお金をうまく使うことができたり、自分で考えて周りの人を巻き込んでいく力がつくのではないでしょうか。

今回の学びについては、初詣ではなくてもお祭りでも代替可能ですのでぜひお試しください。息子氏・次男氏との学び・成長の挑戦についてはこれからもアップを続けていきます。
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