キャッチに引っかかったふりしてビジネスモデルを聞いたら、想像を超えてやり手だった話

こんにちは、カワナミです。
1/25(金)はいつかどこかで唱えられていたプレミアムフライデーでしたが、皆様は満喫されましたでしょうか?

私も皆に負けずに楽しもうと会社の同僚とキャッチのメッカ、赤羽駅に降り立ち、「残された時間は1時間半、これは鳥貴族特攻しかあるまい」と息巻いていたわけですが、通り道で偶然、コミュ力の高い居酒屋キャッチのお兄さんに遭遇しました。
※ちなみにいつもは「お兄さん、全裸バスローブのお姉さんはお好きですか?」というパンチ力のあるトークに目もくれず鳥貴族に向かっています。

みなさんは「キャッチは何で儲けているのか?」を考えたことがありますか?自分もあまり深く考えたことがなかったのですが、彼のなかなかの営業マンっぷりに、店選びよりも「この人なにで儲けてるんだろう?」が気になってしまい、田端大学名物、現地!現場!現物!、の大三現に則ってビジネスモデルを聞いてみました。予想を超えて面白かったのでメモ代わりに整理してご紹介したいと思います。(御本人には匿名で記事化する旨を承諾いただいています。)

○前提条件:どんなキャッチなのか?

大まかにキャッチのKさん(仮称)の前提条件をお伝えすると

・特定の店舗の紹介ではなくて複数店舗の紹介チャネルを持っている
・提供できる価値は「リアルタイムの空席情報」と「店舗ごとの割引等」
・店舗ごとの特徴を把握し、相手の要望に合わせておすすめを調整
・迷惑防止条例に違反しないように、声のかけ方、立ち位置を条例遵守
・「警察ですか?」と聞くと警察官は正直に応えるなどのルールも熟知
・身だしなみが綺麗で爽やか、インカムで誰かとの連携も撮っている

と言った感じで、「バイトがローテでいやいややっている」ではなくて、歩行者からのコンバージョンを死ぬ気で取りに行っているナイスガイで”これを生業にしているのだな”と切り結ぶ会話で理解しました。
荒く考えて平均利用単価5000円、平均グループサイズ3人、手数料5%、1時間平均3件、5時間稼働だとして1日11000円前後、20日で22万くらいと、 大儲かりではない、なんか稼げるポイントあるのかな?と興味が湧いたわけです。

◯何を聞いたのか?

時間もなくお腹が空いていたということもあり、彼の迷惑にならないように、ビジネスモデルの要点を「ごめん、絶対にお兄さんを経由して店を決めるので、ちょっと教えて!」とサクッと聞いてみました。

Q1:月いくら儲かっているのか?
Q2:このキャッチでは何で儲けているのか?(商売の構造)
Q3:他になにかやっていることはあるのか?

Q1:月いくら儲かっているのか?
私「いきなり申し訳ない、ぶっちゃけいくら位稼いでるんですか?」
K「そうですね~、悪くても月100万は固いっすね
私「え、てことは年収は1200万以上!そんなんキャッチだけで稼げるの?」K「キャッチもいろいろあるんですけど、やり方と成果次第ですね」
私「誰もがそれだけ稼いでるってわけではないと」
K「ですね、自分はかなり泥臭く経験も詰んだし、稼いでる方です」
やばい、自分より余裕で稼いでいる、しかしどういうやり方なのだろう?

Q2:このキャッチは何で儲けているのか?(商売の構造)
私「しかし、手数料でここまでいかないでしょう?どんな仕組み?」
K「どちらかと言うと広告費ですね。月単位で飲食店と契約して月1000万とか500万とかを店舗の経営会社とエリア単位で複数契約して、人を張ってその運営費として自分に一定額を入れてます。下の人間も営業して店舗からとってきたりするので、管理コストとしてその○%をもらったりもしてます。今自分は赤羽と新宿を統括している感じです。」
私「なるほどね~、集客媒体に掲載するだけではなくてもうちょっとお店に近いところにいる人を最後成約させるための広告として払っていると。それだけ飲食店接点あると送客以外にもなんかできそうですよね?店舗のコンサルとか」

Q3:他には何をやっているのか?
K「そうなんですよ、飲食店のコンサルもやってますよ。そんなガッツリは入れないんですけど、立て直すとこっちは直接送客で返せるんでWINWINにはなりますね。」
私「なるほど、店舗接点のがあると飲食店の困りごとにビジネスとして入りやすいと。」
K「そうそう、そのとおり、なのであとは、求人サービスの代理店。indeedやgoogleの採用サービスはうちが代理店として入って、飲食店の求人に使ってもらえるように入りはじめました。この業界は求人が尽きないので手数料取れるのはいいですね」
私「確かに、求人関連はオリンピックに向けて多言語人材がいるかどうかも含め安定しないものね、ちなみに他にもあっていることあります?」
K「本業のキャッチに影響するんですけど、飲食店の経営もやっているんです、なのでキャッチで捕まえたお客さんが結果的に自分たちの店に流れると売上と利益も上がるのはあります、意図的に流すのは辞めてますけど」
私「それは他店舗の効果や信頼度が落ちるから?」
K「そうそう、それとお客さんの要望を優先せずに誘導しようとすると結果送客落ちるんですよね」

○即興インタビューをしてわかったこと

彼と話してわかったことは、「優れたキャッチは隠れた総合代理店である」ということ。


・飲食店との接点量・関係性を武器に複数のチャネルでの収益を作る
・時代や市況によって替わる困りごとに柔軟に商材を変え期待に応える
・一つの収益源に依存しないため、サバイバル能力抜群


という働き方でした。ぶっちゃけキャッチの人がこんな動きしてるとは思わなかった!(知ってる人居ましたか??)
ちなみにKさんは組織の代表的な立ち位置だそうなのですが、店舗接点とカスタマー接点、両方持って今の要望をわかっていないとビジネスが破綻するので絶対にキャッチとして駅前にでることは欠かさないとのこと。現地・現場・現物を体現し続ける方でした、Kさんあけっぴろげに応えてくれてありがとう!
自分の関わる顧客にボリュームを出し、代理店的に複合的なお困り後と解決をしていくというのは今後個人でもチャンスがある働き方だと思います。
小さくも始めていこうと思える内容でした。

○あとがき(余談)

今回のインタビューで経験できたことは最初は怪訝そうにしていたKさんも「田端大学で今いろんなサービスのことを知りにいってて。ZOZOの田端さんご存知です?」と言ったら「知ってます!本も読みましたよ!、いろいろ話しますんでぜひ聞いてください」と態度が一変。ブランド人恐るべしw
塾長、これからもお名前使わせていただこうと思います!

以上、「キャッチに引っかかったふりしてビジネスモデルを聞いたら、想像を超えてやり手だった話」でした。
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川波 佑吉(twitter @ykch_

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川波 佑吉

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