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八千代温泉芹の湯

下仁田町にある八千代温泉芹の湯に行ってきた。

泉質は、含二酸化炭素泉-ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(高張性中性冷鉱泉)。

温泉成分13,1g/kg 濃すぎる

冷鉱泉のために加温はしてる。pH6.4、残存成分10.5g/kg、塩味のするヌルリとした触感の湯だ。色はわずかに濁り、この日は少し緑色をしていた。

久し振りに行って、自分の体力の落ちたのを感じた。芹の湯は源泉を加熱してそのまま湯船に流してる。とにかく濃くて、足下がヌルヌルして滑る。この日はまだ良かったが、石風呂の方は湯の中でも滑る。足腰の弱りを、踏ん張れずに滑って転びそうになり、体力の落ちたことを強く感じた。

塩化物イオン(Cl )4,662mg、炭酸水素イオン(HCO2)3,098mg。この成分は炭酸水素イオンの効能が強く出て毛細血管を開き、塩化物イオンの保温効果が効いていつまでも暖まる。源泉掛け流しの場合は、出る時に掛け湯はしないのだが、源泉の成分濃度が高くて良く流さないと石鹸が付いてるような感触がして・・・ちょっと。

メニュー

芹の湯は娘が好んで行ってるようだ。日頃の疲れを取るだけではなく、ここの料理が美味い。何を食べても失敗がない。特に湯豆腐が良いと言ってる。料理でうってる旅館やホテルも多いが、辺鄙な所、小さな小さな村落のさらにその端の方にある立ち寄り温泉なのに、ここの料理は何を注文しても失敗がない。近ければ、食事だけでも行きたい。

馴染みの客が置いていったという鴨が放し飼いになってる。マスを飼ってる小さな池や、近くの草むらでノンビリと遊んでいる。ゴンちゃんという犬がいて、これが人懐っこい。客の姿を見ると嬉しくてたまらないようだ。

分かり難い狭い道だが、一度行くと癖になる料理と泉質だ。温泉を趣味にしてる人達には知られている。この濃さは珍しく、貴重なのだが、個人的には濃すぎて1日に何度も入れない。濃い温泉は体力も必要になるようだ。42度は無いと思うが、一度入ると身体がいつまでも温かく、ガックリと疲れて高齢者であることを感じる。山小屋風の広い休憩室で食べて一眠り、宿泊ができれば良いのにと毎回思う。

キジトラ白のエビオ
サバトラ白のマメオ

せめて二泊で何処かに行きたい。早く大人になって、落ち着いて留守番が出来るようになって欲しい。

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