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【旅行記#2】水軍の宿で楽しむ贅沢旅!鯵ヶ沢を楽しみつくす2日間!

みなさまどうも!
「青森と八王子の架け橋になる」がモットーの居酒屋
宅のみ居酒屋じょっぱり 広報のサイトウです!

2024年1本目の記事でございます。
せっかくなので
「行ってみたいけどなかなかいけないところの
記事がかきたい!」
という衝動にかられたので、こちらの町!

鯵ヶ沢町

の旅行記を綴っていきます!

期待していったのですが、期待を上回る旅行になったので
前編だけで5000字を超えてしまいました(;^ω^)

では、行ってみましょう!


鯵ヶ沢旅行記

青森~鯵ヶ沢

5月末、夏の息吹がすぐそこまで迫った青空の中
じょっぱり家族旅行が幕を開けます。

これから向かうのは鯵ヶ沢町
青森県の日本海側に位置する町です。

鯵ヶ沢へのアクセスはバスや普通列車などがありますが
今回はせっかくなのでリゾートしらかみ
向かうことにしましょう。

指定席券は八王子駅であらかじめ購入
準備は万端です!

と、いうことで指定席券を握りしめて青森駅へ向かいます
青森では、形が特徴的なお土産ショップ「アスパム」や
これまたお土産ショップの「A-factory」でお買い物♪

アスパム

シードルを買ったりしていたら
発車ぎりぎりの時間になってしまいました!
旅の醍醐味 って感じでワクワクしてきました(⌒∇⌒)

弘前駅に停車するリゾートしらかみ橅編成

リゾートしらかみは、青森から秋田を結ぶ列車です。今回乗るのは「ボックスシート」と呼ばれる4人掛けの席
みどりの窓口のお兄さん曰くこちらは、
4人以下でも利用することができますが
その場合相席になる可能性もあるとのこと…
今回3人でよかった!!!!
私には知らん方と打ち解けられるほどの
コミュニケーション能力はないですからね( ´∀` )

テーブルが真ん中に鎮座し
それをソファーが挟む形をしています

テーブルの照明が秋田の曲げわっぱみたい

指定席券は、当時540円とかだったと思うのですが(うろ覚え)
どうやら2023年10月から840円になったのだそう

さてさて、直前に青森駅にて買ったシードルをあけて
1時間40分の列車旅です(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!


A-factoryで購入したAOMORI CIDRE

A-factoryで作られたシードル!
ふんわり甘くて、リンゴがしっかり主役を張ってる!
アルコール感があまりなく、シードルが初めてでも飲みやすい印象でした!

最高すぎるシードルを楽しんでいるうちに
リゾートしらかみは田園地帯に突入していました

・・・こんなにしっかり田園なのは見ごたえがありますね。

と、ぼんやり外を眺めていると車内アナウンスが入ります。
どうやら津軽弁で昔話をしてくれるのだそう。

リゾートしらかみでは、昔話や津軽三味線など
運行中に乗客を飽きさせない仕掛けがたくさんあります。
おばあちゃんの落ち着く声で昔話を聞いていると
だんだん眠くなってきました…

ひと眠りして起きると
木造駅に間もなく到着とのこと。

鯵ヶ沢駅にはあと2駅です。

余談ですが「木造駅」って何て読むかわかりますか?
「もくぞう」じゃないですよ~( ´艸`)

正解は「きづくり」

私も最初はもくぞうって呼んでました(笑)

さて、そんなこんなしているうちに鯵ヶ沢駅に到着です!


鯵ヶ沢温泉 水軍の宿

今回宿泊するのは「水軍の宿」というホテル。

少し余談になりますが
「水軍」というのは、かつて十三湊を拠点に
貿易を行った「安東水軍」からとられています。
なんとも勇ましいお名前の宿なのでしょう!(⌒∇⌒)

水軍の宿と言ったらやはり
舟型の露天浴場です!

水軍の宿HPより引用

この温泉、すごく不思議な泉質で
ぽかぽかが長く続き、肌がとぅるんとぅるんになるんです!
化石海水温泉と呼ばれる温泉だそうで
確かに湯気が少ししょっぱかったです Σ(・ω・ノ)ノ!
ちなみに、HPにはこのように書いてあります

「化石海水」と呼ばれる古代の海水が、天然温泉となった貴重な温泉です。

はるか昔、地中に閉じ込められた海水が三十万年の時を経て
熟成した恵みの湯です。

化石海水を含んだ温泉は塩分濃度が高く、保温と保湿に優れ
湯冷めしにくい特徴があり、

天然のタラソテラピー(海洋療法)ともいえます。

水軍の宿HPより引用

泉質は「ナトリウム・塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)」
効能てんこ盛りの温泉です!(気になる方は調べてみてね!)

さてさて、温泉についてはここら辺にして

鯵ヶ沢駅から送迎バスが発車します
あらかじめ到着時間を伝えておくと利用が可能となります。

送迎バスから見た鯵ヶ沢駅

走り始めて3分ほどで白い屋根が特徴の建物が見えてきました!
全然歩ける距離です( ´∀` )

看板が見えました!

めちゃくちゃ絵になるフロントにてチェックインをします!


今回の宿泊プランは

専用温泉付客室『湯久楽人くらぶ』限定プラン 
~お夕食は『松御膳』をお食事処にて~
3名1泊78,000円

こ、高級・・・!
こんなに高級な宿に泊まったことがなかったので
予約するときは手が震えました( ´∀` )

受付で、売店で使える1000円券を手にして
まずはお部屋へ向かいましょう!

今回は、専用温泉付き客室ということで
通常のお部屋とは別の場所にあります。

ここから先が湯久楽人の客室です。
お部屋に温泉がついているタイプのお部屋ですね(⌒∇⌒)
一度でいいから温泉付き客室に泊まってみたかったんですよ!


今回のお部屋

さて、客室はどうなっているんだろう・・・

おぉ、おもっていたよりだいぶ広いぞ…!
次は横の扉を開けてみましょう…

洗面所

おぉ・・・!この扉の奥は・・・?

温泉が洗面所の奥に!!

うおおおおおお!!!!(*´□`)<<ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!

夢にまで見た客室温泉です!
お湯が気持ちい音を出しながら流れています。

これだよこれ…これがやりたかったんだ…!

お風呂だけでなく、客室の器にもこだわりが見て取れました。
ここにしてよかった…

館内探索もしていきましょう!

湯久楽人客室入り口を抜けた先すぐにあるのが
なにやらとんでもなく種類のあるドリンクバー

ソフトドリンクのみかと思いきや
ほとんどアルコール・・・!!
人をダメにする宿だ・・・!!

水軍の宿公式HPより引用

ビールは自分でサーバーから注ぐタイプ
ハイボールも酎ハイもあり
さらになんと・・・!

鯵ヶ沢の日本酒安東水軍まで置いてある・・・!

当店でも取り扱いのある安東水軍(写真は当店のもの)

なんだ・・・ここは・・・
幻覚か・・・?
もう、住んでしまいたい・・・
しかもこの飲み放題、チェックインから寝る直前まで開いていました。
同行者(父)もベロンベロンになってました(;'∀')

ちなみにこれ、宿泊料金に含まれてます。

水軍の宿では「オールインクルーシブ」と言って
宿泊料金に飲み放題等の飲み物の値段が含まれます。
もちろん、自販機で買うとかは対象外ですが
ドリンクバーには
生ビール(2種類)、ワイン(赤白ロゼ等)、ウィスキー、日本酒
ジュース、ノンアルコールテイスト飲料が完備されています
これだけあれば、自販機に行く必要なんて皆無ですもんね( ´∀` )

一通り飲んだので、町内観光にでも行きましょう!

銘菓の店 山ざき

実は、鯵ヶ沢といえば行ってみたかったお店がありまして
結構長い間ツイッターでつながっていただいている
銘菓の店 山ざきさんという和菓子屋さんにお邪魔してきました!

山ざきさん外観

歩いて15分ほどで到着!
店内に入ると色とりどりの和菓子であふれていました!

食べたのはこれ!
その名も「ケーキ・ド・大福」
めちゃくちゃおすすめです!
冷蔵なので、お土産は難しいかもしれませんが
山ざきさんで買って、水軍の宿で食べればノープロブレム
最高にうまい新体験でした!

求肥の中に生クリームが入っているような今どきの和菓子も!


日本酒安東水軍のゼリー

店内散策でひときわ目を引いたのがこれ!
くずもち・・・なのかな?をアイスにしたようなこちら!
めちゃくちゃおいしそうだった~!
ごはんがあるので食べられなかったけど、次はリベンジします!


鯵ヶ沢といえば、わさお!
一世を風靡したブサかわ犬です!
わさおがクッキーになっているとのことで
みんなにお土産で買っていきました(⌒∇⌒)
中のクッキーもわさおの形をしていてめちゃくちゃかわいい!
少し硬めで私好みのクッキーでした~

わさおクッキー!かわいいです!


わさおの顔になってる!

お土産も買ったし、宿に戻りますか♪

感動!最高の会席「松」

また15分ほど歩いて宿へ…
結構のどかでいい道なんですよね
たまーに路線バスが通るのが味があって好きです(⌒∇⌒)

さてさて、時間は午後17時過ぎ
お宿に戻ってご飯です(⌒∇⌒)

今回の宿泊プランは、3種類ある食事プランの
最上級クラス
「松」の会席です!

「宿は眠れればなんでもいい」

が信条のワタクシ、初めて宿を“愉しむ”ことで頭がいっぱい。
浮足立って帰途につきます♪

宿に到着後、少し部屋のお風呂に浸かって
食事会場に向かいますε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

おお・・・!
結構広い・・・!
隣が近くならないように工夫された配置で
食事が並んでいます。

まずはおしながきから見ていきましょう!

美しく並べられたカトラリーなど


おしながき

 前菜
・イカの酢味噌和え
・木の芽味噌豆腐
・そら豆
・郷土のあじ すしこ
・鱒山椒焼き
・バイガイの煮物
・蝶々丸十
・牛八幡巻き
・海老の湯揚げ
 お造り
前浜の幸盛り合わせ
 焼き物
活アワビ陶板焼き
 強肴
地魚炭火焼きチョイス
 煮物
油目の真丈
 相鉢
国産和牛あぶり焼き
 止め椀
ハマグリ吸い物
 食事
つがるロマン
 香物
手作り逸品
 果物
イチゴのムース

おしながきだけでもよだれが出そうなラインナップ( ´∀` )

まずは前菜からいただきましょう♪



手前の黄色いお皿に乗っているのが「すしこ」
津軽地方の日本海側でお目にかかれる“お米の漬物”
農林水産省の「うちの郷土料理」には以下のように
説明されています。

もち米は腹持ちが良く、力もつくとされ、田んぼへ持参して農作業の合間に食べることが多かった。冬には一斗樽に漬けこんでつくり、野菜の少ない季節の保存食として家庭で重宝された。長く漬けこむことで乳酸発酵が進み、酸味が増して美味しくなるうえに栄養価も上がるため、貴重なおかずだった。雪に閉ざされる津軽地方の冬を過ごす知恵である。ちなみに魚などに塩をまぶし、ごはんや麹と漬けこんで乳酸発酵させる郷土料理は「飯ずし」とよぶ。

農林水産省“うちの郷土料理”より引用

これ、見た目が・・・ってなっていたのですが
意外なことにおいしいんです!
今までの知識で言い表せる味ではないのですが(笑)

こういった、郷土料理が味わえるのは
貴重な体験ですね(⌒∇⌒)


造りの船盛り

お次はお造り!
3人で行ったということもあり
大変豪華な舟盛りできました!

刺身が・・・輝いている・・・!

見てください!プリっぷりです!

海老もぷりぷりで最高・・・!
「この日のためにお金をためててよかった・・・!」
そう思わせてくれる幸せが押し寄せてきます。

中でも別格のおいしさだったのが

“幻の魚”イトウ

鮭の仲間でありながら成長が非常に遅く
絶滅が危惧される魚です。

これがめちゃくちゃにウマい!
味が濃く、甘い脂がしっかりと乗っていながら
全くしつこくない上品なお味

実はこのイトウ、鯵ヶ沢で養殖されたもの。
鯵ヶ沢町のポータルサイトに詳しく書いてありますので
ここでは説明を譲ることにします(⌒∇⌒)

イトウで感動しすぎて忘れかけましたが
ここでもやはりアルコールはもちろんソフドリの
飲み放題は健在。

地酒「安藤水軍」からワインまでなんでもござれ

安東水軍を全種類コンプリートしちゃいました!
津軽びいどろで飲めるのがまた味があっていい!
日本酒はやっぱり・・・特別純米が一番好みかな!(大吟醸もありました)


地サイダーも!

ソフドリも充実していて
瓶コーラや、地サイダーなど「ここならでは」のものが
目白押しでした!

お次の焼き魚は、焼いてほしい魚を自分で選ぶシステム

スタッフさんがこの桶を席まで持ってきてくださいます。
自分・・・なに選んだっけ・・・
たぶん、メバル?(だいぶ酔っぱらってたもんでスミマセン(;'∀'))


塩加減抜群!とっても食べ応えのある魚でした!

どんどんいきましょう!
アワビの陶板焼きがまた素晴らしかった!

肉厚のアワビを贅沢に蒸し焼きにしていただきました!
こんなに柔らかいアワビはそうそう口にできません(⌒∇⌒)


正直、もうおなかいっぱいです。
大満足なところに出てきたこちら、和牛のあぶり焼き

おいおい・・・入らんよ・・・

なんて思っていたのですが、肉の脂が割とあっさりしてる!
たれが酸味がありさっぱり頂ける・・・!
これが、料理人の“計算”・・・?
となるほどするっとおなかに入ってきました(・∀・)

ここらへんで出てきた「つがるロマン」というお米
ふっくらと甘くて、余韻が長いいいお米でした。
今までにないくらいおいしかったなぁ・・・

実はつがるロマンは2024年から種子が流通しなくなり
生産が終了するというニュースが巷をざわつかせました。
この時が最後のつがるロマン実食でした。残念(´;ω;`)

ふぅ・・・食べた食べた!
ごちそうさまでした!

お風呂に入ってゆっくり寝ることとしましょう!

おやすみなさい!

2日目に続く…

後編はこちら!→https://note.com/preview/n46aa9a291d69?prev_access_key=aa8fd3efc82f680cb4b209eee80fdbc7

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