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一競技者が思う審判のこと。

始めとして審判を非難する考えを持っておりません。

審判の方々がいなければ私は競技を行うことができません。日々の大会での審判を行って下さることに大変感謝しています。ありがとうございます。

競歩において審判からの判定は切っても切れない関係です。

例えどんなに速く歩いていても膝が曲がったり、両足が地面から離れてしまえば注意や警告がだされ、直らなければ失格になります。

一重に膝が曲がっている、両足が浮いていると言ってもレース中にそれを判断するのはそう簡単ではありません。

時速15km並のスピードで歩いているため、審判はパッと見て判断しなければならなく、必ずしも100%正確に判断されるとは限りません。

ましてや1人1人違うフォームで、何人もの選手がレースには出ています。

判断する側の審判をした事がない私でもレースの度に難しいだろうなと感じます。

中でも上の大会につながる総体予選などでは審判のジャッチが影響を大きく及ぼします。

私の実体験ですが

高校3年生の最後のインターハイ地区予選である関東大会に出た時の話です。

当時北関東でのランキングが3番あたりの私はインターハイに出れるか出れないかのボーダーラインにいました。

レースが始まり、インターハイ出場の4つの枠を目掛けてほとんどの選手がハイペースで飛ばしていき、私は3000通過で約5番目でした。しかし、3000を過ぎた後から前の選手に失格者が相次ぎ、前にいた3人の選手が失格となりました。

その影響もあり結果として私は3着としてインターハイへ進めることができましたが、どこか腑に落ちませんでした。

当時の結果では出場した確か3分の1の選手が失格となりました。確かに自分の実力以上のハイペースのなかで歩系が崩れたのだろうと思いましたが、県大会時と比べてすごく審判が厳しいと感じました。

私が2年間競歩をしてきましたが審判の判断の基準が大会ごとに異なると感じました。

日本選手権競歩のようなロードのレースでは失格者があまりいません。審判の間隔が広く、また集団で歩く為に判断しにくいからだろうと思います。

一方でトラックレースでは400mトラック1周の間に6名の審判がついています。

更に県大会のような規模の小さい大会では、結果だけで判断すると失格者は少なく、全国大会や地区大会では失格者が多いと私個人的な主観もありますがそう感じています。

一概に1人間の審判が一定の基準をもって判断する為にその判定が正しいのか間違っているのかは絶対的でなく相対的にしかわかりません。
(一般的に3人以上の審判から警告をだされた場合失格とされる。)

近年では他スポーツではビデオ判定が導入されていますが、あくまで競歩は機械やビデオでなく人の目で行い続けています。
(ルールとしてビデオや写真判定を行ってはならないため)

定められた競歩のルールであるため従う他にはありませんがいかなる大会でも審判の判定がより同じになればいいなあと思います。

このような1個人的な意見を書いてきましたが、
審判の方々がいなければ私は競技を行うことが出来ません。日々の大会での審判を行うことに大変感謝しています。ありがとうございます。

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