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競歩はメジャーになりうるのか② 本篇

競歩における競技人数の少なさについてつらつらかきました。

試験勉強から現実逃避して書いてるわけですがここからずらーっと書いてきます

目次
ⅰ競技人数が増えない理由
①競歩を行う土壌がない
②陸上界の風潮
ⅱ競技人数が少ない中でメジャーになりうるか
ⅲ競歩の持つ強みとメジャーになるために
要約
競歩の指導者まで行かなくても経験者が増えないと競歩を行う土壌が育ちにくい
競歩におけるマイナスイメージを無くさなければいけなく、競歩にしかない魅力を表す
競技人数が少ない中でもメジャーになる種目はある
ランニング、ウォーキングのように、競技だけでなく運動としての競歩を行う人をまず増やすべき

ⅰ競技人数が増えない理由

①競歩を行う土壌がない。

他のマイナースポーツや複雑な陸上競技の種目ではある日ポンと「よし、やろう」と思っても行うことが難しいと思われます。

難しいと私が思う一つの理由は、指導者の有無が大きく影響するからです。

競歩を例としてみると、

両足を地面から離してはならない
足を地面に接地する瞬間に膝を曲げてはならない

というのルールのもと競技をしないといけません。もちろん現在ではインターネットの発達により各サイトで自分で練習を行ったり、SNSを利用して情報を集め動きの参考にすることができます。

しかし、競技を始める段階では自分一人で動きを確認するよりもその道の専門家である競歩経験者に動きを教わったり、練習の指導をして貰ったほうが特に競歩ではフォームが正しくないとゴールできないため正しいフォームを身に着けやすく、競技力向上が促進されるでしょう。

現に力のある選手が競歩で実績を残した指導者のもとで練習をしたり、指導者がいる高校から何人もの有力選手が現れることがあります。

前にも言いましたが2000しかいない競技者のうち、指導者になりうるひとがそのなかからいったい何人現れるのか、仮に10%だとしても200人。各高校メジャースポーツ部活動では各校に一人はいるといっても過言でありません。比較するといかに競歩を行う土壌がないことが分かります。

②陸上界の風潮

これに関しては私の主観であり、個人による考え方ですが陸上界に競歩と聞くとマイナスのイメージがあります。

どうしても競歩は依然言った通り多種目からの転向者やけが人がやる人が多くなってしまいます。競歩をやりたくてやっているわけではないと人も少なからずありません。

確かにわざわざ速さを競うのに走らずに歩いてるのはなぜなのかと感じる人も多く、私も「走りたくならないのか」「走ればいいじゃん」という質問を何度かされました。

実際競歩を始めるまでそう感じることがありました。

競歩を2年間やっってる中で自分が生み出したのは

普段誰もが歩くことを極限まで速く面白くないか!?

ということです。なかなか賛同を得られることはあまりありませんが(笑)ですが普段駅や道路で誰しもが同じ歩きという動作をしています。その延長線上に競歩はあり、実は身近なものだと分かってほしいな思います

ⅱ競技人数が少ない中でメジャーになれるか

競技人数が少ない中でも多くのテレビ中継、その競技のファンを多く持つ競技が何個かあります。

そのうちの1つとしては、フィギアスケートが挙げられます。スケートはスケートリンクがなければやることができなく、競技人数が多い訳では無いと思います。ましてや冬季の半年間しか主に行いません。
しかし、冬の新聞のスポーツ面をスケートが飾る日は多く、テレビでも多く中継されています。

何故、こんなにも注目されるのか

①美しさを競う華やかさを持つ。

②短い競技時間かつ分かりやすい

という理由があるからではないかと思います。

4回転ジャンプや音楽に合わせたステップなどその域は芸術の域に近く、目を奪われる人も多いのではないでしょうか。

加え、1人の競技時間が短く、失敗や成功がわかりやすいなのかなと思います。人々はスポーツの中に大きな動きの変化、勝負の行方が変わる方に魅力を感じるようです。(現にレースの中で変化のある駅伝の方が独走状態の駅伝より視聴率が高い)

ⅲ競歩の持つ強みとメジャーになるために

現在、最も行っている人数が多く、簡単に出来る運動がウォーキングといわれています。その数はもはや誰でも行えることが出来るため、もはや数えることもできません。

加え、次に多いとされる運動はランニングで、ウォーキングより強度があがりますが、ルールは特にあるわけでもなく、道があればどこでも誰でもできます。

競歩は間違いなく、この中間に位置しています。今までは競技として行っている部分をフォーカスしてきましたが、ふたつのルールを加えるだけで、道があればどこでも、スケートリンクがなくてもどの時期でも行うことができます。

競歩を競技としてじゃなく運動として行う方向にアクションを起こすことが1番競技人数を増やし、理解してくれる人も増えるのに近いではないかと思います。

現在では世界大会やオリンピックでしかテレビが放送されませんが、もし競技を行う人に加えて運動の一環として競歩を行う層を取り込むことが出来れば、競歩がいかなるものかどう言ったルールなのかと次第に深まりテレビでも見る人が増えるのではないかとおもいます。たとえそれが世界大会だけでなく、日本選手権だっとしても。
ネックとしては競技時間の長さが挙げられますが例えば全部でなくても面白そうだと思ったところだけでもみてもらうなど(個人の判断によってしまいますが)人ひとりひとりに少しでも意識してもらうことがメジャーの1歩につながると思います。

今日本の競歩は世界トップレベルの選手が多く、東京オリンピックでもメダルの獲得が期待されてます。競歩は何と

無料
で見ることができます。

こんな感じ

この機を競歩界の大きな1歩として例え50km競歩がなくなったとしてもメジャーになれるのではないかと思います。

長々お付き合いありがとうございました。

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