そう、例の彼　酒癖が悪かったんです。
忘年会、イベント後の打ち上げ　最初のころは自転車で帰るので
不参加だった。（不参加のままに　しとけばよかった・・・・）

スタッフが熱心に誘ったらしい　
まあ～～～いつの間に　そんなに飲んだのか
それとも久しぶりで酔いが一気に回ったのか・・気が付いたら　寝込んでいた。他にも酔っぱらったスタッフがいたので　ディサービスに泊まるように
言って私は帰宅した。

どうも　その時に服を脱いで　見せたらしい。見たスタッフが
すんごく　きれいでしたよ～～～って。

ま、場末のディサービスは利用者も色んな方がいて　フロアーはおもちゃ箱のよう　　　一人暮らしで寂しい利用者さんのために　スタッフも
レゴブロックのように　色んな色や形があれば、きっと合うブロックがあって　より多くの利用者さんの寂しさに寄り添えればいい。

もちろん　プロのスタッフ寄り添うのは当然だと思っている。

食後薬を看護師と食事介助のスタッフが配って目の前で飲んでもらって
いるときに　一つ足りないと報告があり
調べてみると　ビタミン剤１錠　間違えて他の人が飲んでも問題はないのだが、、食事中なので　静かに探してみるが　見当たらない

すると彼が「すみません　俺が間違えて他の利用者さんに渡してしまいました」と大きな声で言ってきた。
なんで　みんなの前でいうかな？「気をつけなさい！」と注意したが、
聞いていた利用者さんが　私に抗議していた.。
そんなに　偉そうに注意しなくてもいいのにと。彼女は彼のファン
よくしてくれる彼が私に怒られて可哀そうに思ったんだろう。
彼女は認知症　ようやくディサービスに慣れて　なんとか迎えの車に
乗れるようになったのに・・・

その後　私の送迎を拒否する感じが見られるようになった。
女性の利用者さんは男性スタッフに好意を持つ人が多い。恋をしてイキイキされ、おしゃれをしてお元気になる方がいた。彼はよくモテた。

彼は自分が間違ってしまい　すぐにごめんなさいをして安心したかったのかもしれないが　場所を変えるか　少し時間をおいて欲しかった。

一日のリーダーを彼がすると　盛り上がった。少しえっちな話が得意で
それが女性の利用者さんによく受けて　みんな大笑いをしていた。

朝早くに彼から電話が入る。ゴミを出しに外にでたら　刑事が部屋に入ってきて　今　警察署にいる。今日は休むとの連絡だった。
ん？ややこしいことになった？
一応社長に連絡して　彼が抜けた　送迎やスタッフの補充をしているうちに
彼が出勤してきた。
友達を家に泊めたら　友人が抗争中の組関係の人で　事情を聴かれたとの事
刑事さんがディ近くまで送ってくれたと報告があった。

ん・・・面倒見のいい優しい人なんだけど・・

罪を憎んで　人を憎まず　
彼といるといつも　この言葉が　浮かんだ。