大園桃子は逃げ水だったのか?

2017年春、乃木坂の3期生は大々的に売り出されこれからの乃木坂を担って行くメンバーとして初の3期生曲「三番目の風」が発表された時は衝撃を受けた。神宮球場のライブではオープニングで初々しくも雨雲を吹き飛ばすほどの勢いでパフォーマンスしていたことは今でもよく覚えている。

その中心にいたのが大園桃子だった。

最初の印象はバラエティで泣いてばかりいる子。そんな彼女の印象が変わったのが2017年8月にお台場フジテレビで行われたイベントが終わる日の最後のライブだった。
秋風としても強すぎる風が吹きメンバーも観客も皆寒そうにしている中でキラキラした笑顔の大園が輝いて見えた。

ふと目を離すと消えてしまいそうで心を揺さぶる優しい歌声。
大園桃子は都会に染まることなくそのままの大園桃子であり続けた。

そんな彼女は乃木坂で芸能生活を終えて3期で最初に卒業するだろうということは乃木坂をよく知る者なら皆分かっていた。
最初は早すぎると思っていたが3期生ももう5年で、乃木坂だから5年いられたんだと思う自分もいる。

そこにいるように見えて簡単に消えてしまう。近付けそうで近付けない。

そう、大園桃子は逃げ水だったのだ。

しかし、大園桃子という人が完全に消えてしまう訳ではない。きっとどこかで元気に暮らしていくことだろう。

そこにあるってこと信じるまっすぐさが生きてく力だよ。

ラジオとアイドルと鉄道模型に特化した人間です。 こちらでは鉄道模型作品の発表、自宅のNゲージタウンの日常や坂道48を中心としたアイドルの話などをしたいと思います。 週一回更新「潤ちゃんのリインカーネーション」