【古着】グラミチ クライミングパンツの年代の見分け方【ヴィンテージ】
ヴィンテージのグラミチ クライミングパンツは、ポケットやシルエットの形状に大きな違いがなく、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。あまり見ない柄だからいいのかな?と思い購入するも......。
今回は、21年間ヴィンテージ収集してきた私が、グラミチ クライミングパンツの見分け方のコツを書いてみたいと思います。
グラミチ クライミングパンツとは
グラミチ クライミングパンツは1982年にアメリカで誕生しました。創業者でロッククライマーのマイク・グラハム氏は当時のクライミングパンツに満足できず、岩壁を登るとき足が広げやすく、片手だけでもウエストを調節できるグラミチ クライミングパンツを作り上げました。この唯一無二パンツはクライマーの間で人気となり、90年代のアウトドアブームでは機能的なパンツが若者に評判となってファッションとしても履かれるようになりました。
ウェビングベルトにランニングマンの刺繍が入らない(80年代 後期 〜 90年代 前期)
レア度:★★★☆☆
80年代 後期から90年代 前期までのウェビングベルト(ウエストサイズを調整するベルト)の剣先には、ランニングマンの刺繍が入りません。90年代 後半になるとファッションを意識したのか、剣先にランニングマンの刺繍が入ります。
ウェビングベルトにGRAMICCIの文字が入る(80年代 後期 〜 90年代 前期)
レア度:★★★☆☆
80年代 後期から90年代 前期までのウェビングベルトには、GRAMICCIの文字が入ります。82年に創業したばかりなので、ブランドの知名度を上げるためにグラミチを象徴するウェビングベルトにGRAMICCIの文字を入れたのではないでしょうか。
股上が深い(80年代 後期 〜 90年代 )
レア度:★☆☆☆☆
80年代 後期から90年代 前期までのクライミングパンツは股上が深いです。初期のパンツはロッククライマーが動きやすいように股上が深くなっていました。
ガゼットクロッチの幅が狭い(80年代 後期 〜 90年代)
レア度:★★☆☆☆
80年代 後期から90年代までのクライミングパンツは、ガゼットクロッチ(股下についてるひし形のデザイン)の幅が狭いです。80年代 後期のクライミングパンツはクライマーが動きやすいように裾幅を広げました。しかし00年代になるとクライミングパンツをファッションとして履く人が増え、細身のシルエットを好むようになったので裾幅が細身になりました。
色落ちが激しい(80年 後期 〜 90年代)
レア度:★☆☆☆☆
80年代 後期から90年代までのものは色落ちがしやすいです。特に膝や裾などよく擦れるところが白くなってしまいます。私はグラミチの白くなる色落ちが好きではなく、履いていても気になってしまい……。でも、染めQ でスプレーするだけで白くなった部分が全く気にならなくなったので、オススメです。
品質表示タグが刺繍で書かれている(80年代 後期 〜 00年代 前期)
レア度:★☆☆☆☆
80年代 後期から00年代 前期までの品質表示タグは刺繍で書かれています。現行品になるとプリントタグになります。コスト削減のためでしょうか。
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