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いやぁ、音楽って本当にいいものですね。

 2022年11月27日(日)、ACIDMAN結成25周年を記念したフェス「SAITAMA ROCK FESTIVAL "SAI" 2022」に行ってきました。結成20周年記念の2017年の「SAI」にも行っており、5年ぶりにさいたまスーパーアリーナを訪れました。
 フェスに行くのは2019年8月のロッキン以来実に3年3ヶ月ぶり。こんなに長い間フェスに行かなかった(行けなかった)んだな~。コロナ禍が長すぎてもうそれ以前の生活様式の記憶がおぼろげです。

 ACIDMANは1997年埼玉県で結成、2000年に「赤燈」がインディーズでヒットし、2002年にメジャーデビューした3ピースバンドです。以降20年にわたって28枚のシングル、12枚のオリジナルアルバム、2枚のベストアルバム、3枚のコンセプトアルバムをリリースしてきました。

 私のACIDMAN好きすぎエピソードはいくらでもありますが、中学で初めて取ったメアドはACIDMANの歌詞ですし、それを今でも使っています。ベースを始めたのもACIDMANが弾けるようになりたかったからです。ACIDMANを通じてたくさんの人と知り合うことができました。

 「SAI」のチケットを取ったのはライブの10ヶ月前、2022年1月でした。当時私は5月に司法試験受験を控えており、受かったら修習直前だな…落ちたらどんな顔して聴いてるのかな…などと考えながらe+で申し込んだのを覚えています。10ヶ月先のことなんて何一つ分からないですがとりあえずこのために生きてはいようと思いました。

 本日の出演アーティストはこちら。
THE BACK HORN
sumika
the band apart
マキシマム ザ ホルモン
BRAHMAN
ASIAN KUNG-FU GENERATION
ELLEGARDEN
10-FEET
Mr.Children
ACIDMAN

 ひぇ~やばい! 出演アーティストはACIDMANのYouTubeで3回に分けて発表されたのですが、最後にミスチルの名前が読み上げられたときにはコメント欄が「???」となっていました。そりゃそうなるよ。

THE BACK HORN(3年ぶり5回目)

 一発目はバクホン!まさに「盟友」という言葉がふさわしい、ACIDMANとは付き合いの長いバンドです。近くにいた人が「ベースマガジンの2009年9月号でサトマとひなっちと光舟さんが表紙だったんだけど、2019年にその3人が10年ぶりに表紙になったんだよ」と話していて「それ持ってる!!!!」と心の中で叫んでいました。

 コバルトブルー(2004)がちょうど中2のときに出ました。カラオケで歌うときは部屋の全員がこのPVになるというのが仲間内で定番となっていました。3年前に再UPされたのですがこのPVあらためて見るとおかしいですねいろいろと。

セットリスト
1.刃
2.シンフォニア
3.罠
4.空、星、海の夜
5.希望を鳴らせ
6.コバルトブルー

sumika(3年ぶり3回目)

 今日出演のバンドの中では圧倒的最年少ですが最近の人気はすごいですね。初めて観たのは2016年のロッキンでしたが本当にいいバンドになりました。

 いや~こんなん泣くでしょう。sumikaにとってはアウェイな場所でしたが他バンドファンにもパフォーマンスでしっかり届けていました。これがフェスの醍醐味なんです。

セットリスト
1. Lovers
2. ふっかつのじゅもん
3. ファンファーレ
4. イコール
5. Summer Vacation
6. 願い
7. Shake & Shake

the band apart(5年ぶり4回目)

 本番前のリハで4曲も演り、時間ギリギリになって「開始時刻まで1分とないのでこのままここにいます!」と宣言してそのまま本番が始まるというバンアパでした。私の大好きな「higher」やってくれて嬉しかったです。これも2004年、中2のときリリースされた曲でした。Aメロの小節の頭を抜くベースラインは何度も何度も真似しました。数少ないベースが目立ってるバンドなので憧れていました。今聴いても超カッコいいです。

セットリスト
1. Eric.W
2. ピルグリム
3. 酩酊花火
4. DEKU NO BOY
5. higher
6. The Ninja
7. 夜の向こうへ

マキシマム ザ ホルモン(3年ぶり9回目)

 フェスで誰でも盛り上がれる強いカードを何枚も持っているこのバンドは本当に最強ですね。生で聴くの9回目か~。今回のセトリも完璧にフェス向きな構成を持ってきました。上ちゃんのベースも頑張って練習して結構弾けるようになりました。上ちゃんといえば最近adoちゃんのベース弾いてて笑いました。

 YouTubeに上がっている「恋のスペルマ」 Music Video 野外フェス映像ver.、コロナの収束が見えなかった2年前は「もう二度とこんなフェスはできないのか」という悲劇的なコメントがたくさんついていました。今回はモッシュこそできませんでしたが、振りもヘドバンも反りもできるようになりました。ついにここまで来ましたよ人類は。

 翌日ヘドバンのしすぎで首が痛くて起き上がれませんでした。こういうフェスならではの痛みもいいものですね。

セットリスト
1. maximum the hormone II ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~
2. 恋のメガラバ
3. 「F」
4. 爪爪爪
5. アカギ
6. 恋のスペルマ

BRAHMAN(5年ぶり4回目)

 トシロウさんほんまかっこええ。私がロック聴き始めたときにはすでにメジャーアーティストだったのでちょっと世代ズレてる感があったのですが(実はそうでもない)、フェスで観るうちにパフォーマンスを含めたクオリティの高さが好きになりました。今回のライブでは途中で大木さんと細美さんが加わって大いに盛り上がりました。5年前のSAIのときもACIDMANに向けて一番感動的なコメントをしてくれたのがトシロウさんでした。

 やっぱり2ndアルバム「A FORLORN HOPE」が一番好きだな。

セットリスト
01. 時の鐘
02. Slow Dance
03. 賽の河原
04. BASIS
05. SEE OFF
06. BEYOND THE MOUNTAIN
07. DEEP
08. ANSWER FOR… w/大木伸夫
09. 今夜 w/細美武士
10. 真善美

ASIAN KUNG-FU GENERATION(5年ぶり7回目)

 「リライト」「君の街まで」がまさに中2のときに発売され、周りはみんなアジカンかバンプを聴き、アジカンと共に歩んできた青春時代でありました。当時毎日DTMをいじっていましたが、聴きやすく効果的なのでアジカンのコード進行をよく真似していました。私の世代でバンドやってた人なら今でも1曲くらいは何も観ずに弾けますよねおそらく。
 近くにいた人が直前に「ラッセーやるかな?(コロナでラッセーできなかった)」と言っていたら1曲目が「君という花」で爆笑していました。名曲しかないな。

セットリスト
1. 君という花
2. リライト
3. ソラニン
4. You To You
5. 荒野を歩け
6. Be Alright

ELLEGARDEN(14年ぶり2回目)

 ギャアー!!!!! エルレ!!!!! 2008年に活動休止して以来14年ぶりの生エルレ!!!!

 こんなに昔の曲なのに会場中が知っているというすさまじさ。本当にすごいバンドです。
 近くにいた人が(近くにいた人の話ばかりですみません)会社の違う部署の先輩後輩でそんなに話したことがない関係性っぽかったのですが、学生時代エルレのコピバンをやっていたという共通点を知って一気に打ち解けていました。わかる~。

セットリスト
1. Fire Cracker
2. Space Sonic
3. The Autumn Song
4. 風の日
5. Supernova
6. ジターバグ
7. Salamander
8. Make A Wish
9. Strawberry Margarita

10-FEET(4年ぶり9回目)

 10-FEETもACIDMANと共に時代を作ってきたバンドです。5年前のSAIではACIDMANの演奏時に乱入しようとしたら警備員に強く止められてRADWIMPSの野田洋次郎にネタにされたという話をしていました。中2のときに出た「REALIFE」というアルバムがすごくてね~(とずっと中2の話をし続けてしまう)。
  10-FEETのライブも数え切れないほど観ていますが、一番印象に残っているのはやっぱり2009年京都大作戦でKjが参加したRIVERですね。ACIDMANも映っています。

セットリスト
1. ハローフィクサー
2. RIVER
3. ライオン
4. その向こうへ
5. 第ゼロ感
6. ヒトリセカイ

Mr.Children(初)

 これがミスチル…ワァ…とちいかわになっていました。まさにモンスターバンド、パフォーマンスのすべてが圧巻、「知ってる曲しかない…」(当たり前)とただただ震えていました。トップを取るってこういうことなんですね。格好良すぎました。一生の思い出になりました。

 打ち上げで桜井さんとW杯観ることとかある??

セットリスト
1. 終わりなき旅
2. 名もなき詩
3. HANABI
4. himawari
5. 生きろ

ACIDMAN(3年ぶり14回目)

 ACIDMANのライブはいつもオープニングSEのクラップのときから半泣きなのですが、もう今回は始終涙腺が崩壊していました。11分の大作「廻る、巡る、その核へ」を聴きながら、初めてACIDMANと出会ってから19年の月日が走馬灯のように駆け巡っていました。これ以上何も言うことはありません。今までありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。

セットリスト
1. world symphony
2. FREE STAR
3. 夜のために
4. Rebirth
5. 赤橙
6. 廻る、巡る、その核へ
7. ALMA
8. ある証明
9. Your Song

 5年後は生きてるかな?

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