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「好き」を仕事にしていく - Sweet Sneak Studio -

1日の中、いや、人生の中で大半の時間を過ごすであろう「仕事」をして働くということ。いつか自分の好きなことを「仕事」に出来たらなんて思ったことのある人も多くいるはずです。

人に言わせれば、好きを「仕事」にすることは、やるか、やらないかの違いだけのこと。そう言われてしまうかもしれないですが、その一歩がとてもとても高いハードルに思わずにはいられないのが、人間の性でしょう。

さて今回は、学生時代にケーキが好きな子たちが集まってワークショップを始めたことで、今ではデンマークの名だたるインテリアブランドのヴィジュアルディレクションを行なうまでになったSweet Sneak StudioのファウンダーのBriniに話を聞いて、「好き」を仕事にしていくことを考えていきたいと思います。
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友人のMoniqueが「面白い女の子たちがいるから、Kenのマガジンで取材したらいいよ。」そう勧められて、デンマークの首都コペンハーゲンのヒップなエリアVesterbroにあるSweet Sneak Studioのドアを叩いた。するとそこにはハイテンションでクリエイティブなGirlsたちの笑い声と情熱が溢れた空間が広がる。自分たちの情熱を「Fun」という言葉で表現する彼女たちの話を聞いていると、こちらも楽しい気分になってしまうものだった。

- まず、Sweet Sneak Studioについて教えて。
 Sweet Sneak Studioは、イベント、コミュニケーション、ブランディングなどの範囲でフードにフォーカスしたクリエイティブスタジオよ。私たちの活動のベースはコペンハーゲンのVesterbrogadeの明るい小さなスタジオにあるわ。

- Copenhagen Business Schoolの学生時代にケーキのポップアップショップを始めたっていってたよね。それは、どういうきっかけだったの?
 私たちは都市や大学で学んだ様々な事例や理論から、とてもインスピレーションを受けていたの。そしてシンプルに自分たちの手を動かしてリアルな暮らしの中で少し試してみたいと同時に思ったわ。みんなフードや集まって何かすることに、パッションを持っていたし、自分たちのカフェをいつか持つ夢の共有なんかもしていてね。

 でも、全員学生だったから、リアルのカフェを運営する資金や時間がなかったのよ。そこで、ある日の午後だけのポップアップカフェを開催することに決めたわ。最初のポップアップは個人のアパートの一室でやったから、設備投資はとても安く済んでね。でも、 唯一のリスクは、誰も来てくれないんじゃないかってこと。だって、もし来なかったら、作ったケーキを全部食べなくちゃならないでしょ。でも幸運なことにポップアップを開催することが、とても早く広まって、メンバーのKatrinのリビングルームに100名以上のゲストを迎え入れることができたわ。

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