クリエイティブな環境は、どのように生まれるのか?

 初めてnoteに記事掲載してから、多くの方に見ていただき、どうもありがとうございました。前回の記事でなぜ北欧にこだわりをもっているのかということを何となくお伝えできたかなと思います。

 そこで今回は、何かを生み出す意味合いの強い「クリエイティブ」という言葉を考えていきたいと思います。常にアイデアが溢れ、カタチにしていける環境はどのように生まれてくるのでしょうか?

 僕はこの「クリエイティブ」は習慣からから滲み出てて繋がってくるものだと思います。日々の習慣からスタイルが生まれ(STYLE)、明確になった自分の基準・視点や関係性(PERSPECTIVE)からそれらを形作っていくプロセス(CREATE)へと循環していくと思います。これが日々の暮らしや習慣をライフスタイルへと変換していくサイクルだと考えています。

 この循環を意識して回している方は、経験があるかもしれませんが、これらの循環の中で大きな問い(ISSUE)が生まれてくることが多いです。「〜をしたくない」や「面倒だ」といったネガティブな要素も、言葉を言い方を変えると「〜をしたい」や「もっと楽したい」などというより未来的な(VISION)問いを立てられるかと思います。ライフスタイルを生み出すサイクルに、この問いが加わると下の図のように螺旋状に循環が回っていきます。

 この三角柱の頂点に置いているVISIONは未来的な方向性を示しているので、限定的なものではなく、このVISIONが「豊かな暮らし」ということであればライフスタイルをさらにアップデートしていくことになるし、「より良い仕事をつくる」ということであれば自分のオリジナリティのある働き方や仕事へと繋がってきます。

 このまま続けていると話が少しややこしくなりそうなので、このSTYLE(個性)、PERSPECTIVE(視点)、CREATE(つくる)というサイクルがわかりやすく書いている初号となったインディペンデントマガジンa quiet dayのSeason 0(まだマガジンの方向性なども決まってなかったので、タイトルも大文字だったりします。)の冒頭のプロローグを引用してみます。

 北欧に住む現地の友達と街を散策していると、彼らの自然体のライフスタイルに驚かされることがあります。
 美味しい食べ物や旬の野菜や魚を店主と会話を弾ませながら選び、花をファーマーズマーケットで買う。 アンティークマーケットで買った ” センスのいい ” ヴィンテージの食器に料理を盛り、花瓶に花を生ける。 これらを決して肩にチカラが入った感じではなく、ごく自然に普段の生活の習慣としてやっているのです。
 個人の美意識を中心に暮らしを作っていくことが、これからの時代の最高に贅沢な暮らしなのかもしれません。 特別お金をたくさんかけて贅沢さを演出するのではなく、慎ましいけれど自分の選択したモノに囲まれる生活。 そういった a quiet day という美意識が北欧の人たちのライフスタイルに感じることが出来ます。

 このように、自分たちの暮らしを自分たちの視点(このプロローグでは美意識と表現。)でつくる姿勢は、何も最近はじまったことではありません。北欧に住む人たちは、古くはバイキング時代から過酷な自然環境や乏しい資源のため、自分たちの暮らしや習慣を自分たちの視点や基準で作っていき、より良くしていく必要がありました。これはクリエイティブということではなく、「生存のため」です。こういう考え方は、時代を超えてそこに住む人たちの文化にまで浸透していきています。

 この連載「北欧のクリエイティブを探求する人々」では、STYLE(個性)、PERSPECTIVE(視点)、CREATE(つくる)の3つをポイントでまとめていきます。

・STYLE(個性):モノのトーンということで「モノ・トーン」とし、世界観をどのように表現しているのかということ

・PERSPECTIVE(視点):視点は基準ということで「モノ・サシ」とし、視点を持ってどのように物事の距離感・関係性を築いているかということ

・CREATE(つくる):モノをつくるということで「モノ・づくり」とし、世界観や自分が持つユニークな視点をどうのように形作っているかということ

これらインディペンデントマガジンa quiet dayを再編集しながら伝えていければと思っています。


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ありがとうございます!
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岩井 謙介

a quiet day 北欧のクリエイティブを探求する人々

年複数回発行している北欧のクリエイターたちのインタビューを編集・デザインしたインディペンデントマガジンa queit dayの厳選記事や北欧の人たちの物の見方、考え方をまとめていきます。
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