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なんてことない 日記 - 彼女はファム・ファタル

うちの子は昨日、喉が痛いってんで学校休んで病院行ったんですよ。喉が腫れてるので、喉の痛みを抑えるお薬をいただきました。

母は内心不安でした、え 風邪の症状のお薬ではないんですか? Yっちゃんって喉痛いって言ったら97%風邪ひくんだけどな、でも如何せんあたしゃ素人ですからね、餅は餅屋 蛇の道は蛇ってもんですよ と大らかに考えてたら夕方に熱がガンガン上がってもう 😵‍💫 

今日は熱が下がったものの、やれ咳だ鼻(洟)だということでまた学校休んで病院と薬局に駆け込んだのでした。

道中、一昨日見た『あはれ! 名作くん』のDVD面白かったね と他愛ない話しをしていましたが ふと思い出しました。


私「そういえば " 部を作ろう " って話に出てきたモブの女の子にモデルがおんねんけど知ってた? 👩 」

子供「え、知らんけど? 👧 」

↑ 3分3秒頃に出てきます。

ちなみにこのモブJKはWikipediaによると変な女子というキャラクターで「スウィーツくん、あたしを甲子園に連れてって。」と言ってのけます。ふんわりとしたボブカットにつぶらな瞳で色白お肌、セーラー服を着ています。… 素晴ラッスィー!最もドス黒い悪 です、新海監督は大天才です!


元ネタ知らないと、ひたすら え 誰この子?ですよね。名作くんって一応子供向けアニメなので、さすがにキッズは 我等が国民的ヒロイン浅倉南ちゃんは知らないんちゃうかな。

私は病院の待合スペースで本家の浅倉南ちゃんの画像を見せつつ、如何に『タッチ』は甘酸っぱくてちょっぴりほろ苦くて切ないかを ※ 小声で熱弁を振るいました。(※ 病院内だっつの)

南ちゃんって何かイヤな感じがする、近くに居ったらキケンな… そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。アニメの『タッチ』が放映されたのは1985年3月、当時 私は幼稚園児でしたが本能で南ちゃんは女の目から見ると超危険生物トリプルAランクであることを嗅ぎ取っていました。(あと私も当時からタッちゃん派!)

不二子ちゃんの方がどストレートにワガママで分かりやすいファム・ファタルなので、見ていて逆に清々しいけれど 三ツ矢サイダー級に透明感と爽やかさを振りまく美少女 南ちゃんからは周りの女子を根こそぎ蹴散らし 周りの男子を根こそぎ掻っ攫う ペンペン草一本残らなそうな危険な香りが漂うのです。

幼稚園児の頃のk1mmy君に言いたい、君の危機回避能力と南ちゃんに対する認識はある意味 正しい。しかし大きく間違っている部分もある、南ちゃんは決して悪女ではなく ナチュラルボーン かわいい女の子 なのだ。そんなん端から負け戦じゃ、勝てるワケなかろう。

そもそも南ちゃんもタッちゃんも最初から相思相愛だったけど、同じくらいカッちゃんが大切だから均衡を崩せなかった。カッちゃんが南ちゃん以外の女の子を選んでくれてたらなァ、つくづく 惜しいな〜 🥺

とは思うし、もしそうだったら『タッチ』はどうなっていたか分からない… To be, or not to be, that is the question. カッちゃん、無理言ってごめんよ。

それにカッちゃんは、南ちゃん以外を選ぶことはないんよな。やっぱり南ちゃんってファム・ファタル、罪深い美少女だわ 🤭  補足:新田さんはいい人なんだけど ごめん、恋のライバルポジの総大将はカッちゃんだけにしてほしかった、イケズ言うてごめんやけど。あと 新田さんとの交流、南ちゃん そういうとこだぞ!


とにかく子供には 偏見なしに南ちゃんもタッちゃんも、もちろんカッちゃんも、そして物語としての『タッチ』がどんなに素敵であるかを伝えたため 「カッちゃんはかわいそうやけど、ええ話やん 👧 」と、ガッテンしてもらえたので オラ、でえまんぞく(大満足)しただ!




オマケ、サンデーうぇぶりの『あだち勉物語 ~あだち充を漫画家にした男~』って作品があるんですけどタイトル通り主人公は『タッチ』の作者でサンデーの守護神 あだち充先生の・実兄、あだち勉さん(一応、先生)でサブキャラ的なポジションで充先生が出てくるのですが まんま あだち劇団 座長なの。

あだち充キャラの飄々としたあの感じ、サラッと面白いこと言うとこや 決して押し付けがましくない さりげない優しさを見ていると 作者の分身なのね と微笑ましくなります。そして主人公の勉さんはメチャクチャ破天荒です、そんな勉さんを呆れつつも何だかんだで慕っている充先生。傍目からは分かりにくい 二人の絆がとても素敵です。




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