先日の『私のエレガンス』（あたエレ）を見て以来ずっと胸に引っ掛かっていたのです、主人公家族の恋物語について。

主人公の桃子さん（困った人を見過ごせない性分で自身を顧みず手助けする好ましい姐御肌）は愛娘 姫香流ちゃんの恋のキューピッド役を買って出るも、実は姫香流ちゃんこそが桃子さんの恋の為に奔走していたという心温まるお話でした。très bien!

https://www.bs-tvtokyo.co.jp/atai_elegance/

ただその相手は姫香流ちゃんの好きな透くんのパパ眞一さんだということ、桃子さんと眞一さんは生憎配偶者を亡くしたシングル同士なので新たな恋が生まれるのにネックはないのだけれど もし2人が再婚した場合 姫香流ちゃんと透くんはどうなるのかな？

ゆくゆくステップファミリーとなったとして 小学生の淡い恋なので実らず将来的に思い出話になるかもしれないけど、一途な思いが最終的に実った場合 法律的にはOKなんだろうか？

純粋に疑問に思ったので調べたら（ヒマなオバハンですな）この場合、傍系姻族に当たるので連れ子同士の恋愛も結婚も法律上禁止されていないそうです。つまり どーんと恋来いってことで。

改めて調べてみて本当によかった、長年の取るに足りない疑問だったのでスッキリしました。この疑問が生じる切欠は 子供の頃『マーマレード・ボーイ』を読んで、ヒロインたちの複雑すぎる家庭環境で早々に挫折し 読むのをリタイアしてしまったことです。

『マーマレード・ボーイ』は早い話、連れ子同士の恋の話ですが 主人公の光希と遊の両親がそれぞれ離婚し、お互いのパートナーを交換する形で再婚し「みんなで仲良くシェアハウスやー」バリに2世帯で暮らす… 当時その斬新さにべっくらこいた12才の私は読み進めることが出来ず、とき同じくして成績低下を理由に『りぼん』を買ってもらえなくなり なし崩し的に『りぼん』を卒業した元りぼんっ子。悲しい色やね。

そうは言いつつも『りぼん』の中で一番好きだったのは『こいつら100%伝説』でした。そう、こい100と『有閑倶楽部』、『ちびまる子ちゃん』のためだけに『りぼん』強請ってたクチなのでちょうどこい100が最終回を迎えたこともあり渋々ながらもすんなり卒業は出来ました。昔から好みがブレてませんね、我ながら天晴なセンスです。

ただずっと（ちょこっとだけ）心残りだったのは、『マーマレード・ボーイ』ってあんな家庭環境で光希と遊は恋が成就すんのかい？だったので、法律的には全然問題なさそうで何よりです。

それにしても『マーマレード・ボーイ』と『こいつら100％伝説』が短いものの同時期に連載していた『りぼん』ってとんでもなくすごくないですか？

編集長はどんなテンションで取り仕切っていらっしゃったのでしょうね…