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一流の演技なんて見たくなかった。


渡辺徹さんが亡くなった。子供の頃から『スーパーマリオクラブ』『スーパーマリオスタジアム』が好きで木曜日が楽しみだった、ミッキーマウスには申し訳ないけど私個人的な意見としては僕らのクラブのリーダーは親しみやすくてユーモラスな徹さんだった。

(ミッキーも勿論大好きだけど、リーダーを通り越してスーパースター過ぎて 手に届かない存在だから... )

『地球ドラマチック』でアーバンでスマートな徹さんのナレーションがとても好きだった。

私の好きな芸人さんたちとライブをしたり、ラジオで軽快に話しオチをつけるあの達者なトークが好きだった。アワアワしているなすなかの中西くんをからかいながらも可愛がってるのが伝わる、愛ある絡みが微笑ましかった。

『あはれ!名作くん』で ラスボス役とはいえたった一回のスペシャルゲスト声優なのに、その存在感と上手さで主役を食う徹さんが憎めなかった。


「最盛期が130キロ。役作りで」「そこから今73キロくらい。すべては妻のおかげでございます」なんて記事を目にしたから、心臓病の件もあるし 年齢とともにしっかり体重管理されたのねって思ってた。






私の目は節穴だからずっと徹さんの、元気で明るいいつもの徹さん像に油断しきっていました。

半生が病気との戦いなんて思いもよらなかったです、軽妙なトークで三の線を堂々といくあの人の笑顔は一流の演技だったのかな、本当は病気のせいで辛くなかったのかな? と思うと涙が出ます。

徹さん、サヨナラさ はまだ早いよ。もっともっと玄人はだしの楽しいトークが聞きたかった、『地球ドラマチック』の耳心地の良いナレーションが聞きたかったよ。


この度は心よりお悔やみ申し上げます。

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