ベトナム首都ハノイの中心から車で西南西へ2時間かかる場所に、ベトナム北部ホアビン省カオフォン県というベトナムで有名なオレンジを大量に栽培している地域がある。

私たちのベトナム現地子会社の本社から南へ30分のとても馴染みの地域である。

山岳地帯から盆地のようになる広大な場所で上から見下ろすと、カウフォン県の丘、原野は、オレンジ色に覆われている。

ここは、涼しい気候、肥沃な土壌、成長と発達に適した自然に恵まれているため、カウフォンのオレンジは、その美味さで有名だ。

カウフォンのオレンジの特長は、他の場所のオレンジと比べて、美しい（丸い）果物、薄い皮、香りのよい、甘い味、たくさんの果汁、少し酸っぱいなどで、ベトナム人からも絶大な人気だ。

近年、カウフォンの農家の人たちは、オレンジの栽培、生産にたくさんの科学的および技術的進歩を試行錯誤を続けて改善をしてきたので、オレンジの生産量は毎日、増加しており、品質もますます向上させてきた。

また、オレンジはこの地域で、少数民族の暮らしの豊かさにも貢献してきた。
現在、カウフォン地区では、2千8百ヘクタール以上の栽培面積にオレンジを栽培している。

 年間生産量は33千トンを超える。地域全体の年間収入は6,000億ドンVD（日本円で約30億円ぐらい）と推定されている。

この地域の1農家世帯当たりの年間総収入は、2,500万ドンVD(日本円で約125万円くらい)と推定される。

オレンジの栽培のおかげで、人々の生活は急速に変化、豊かになってきて、貧乏な暮らしから這い上がることが出来た。

ますます、たとえば、広々とした家が建てられ、国道から庭までコンクリートの道路が地域経済の発展で可能になった。また、地域世帯の中には、車を購入出来る人たちも現れるようになってきた。

オレンジの木々は、コミュニティ全体の人々、彼らの生活に多くの利益をもたらしました。生活水準が改善され、貧困率は著しく減少した。その以外、ここの人達によって、オレンジは、清潔で安全で高品質の果物であり、老化防止、体への栄養補給、体の発熱や熱病の回避、体の抵抗力の増加が可能だ。

特に、際立つのは、癌細胞を分解して阻害することにも役立つことが、ベトナム医学会でも証明させていると聴いた。

オレンジを食べたおかげで、肌はしわが少なくなり、滑らかで、よく食べると良く眠れて、薬を買うお金を節約できると言われている。

生産規模の拡大に伴い、カウフォンオレンジの品質はますます向上し、オレンジはより大きく、より美味しく、より甘くなりました。 

カウフォンオレンジは、ホアビン省のブランド名として登録されて、特にこの地域の少数民族に農業開発と経済開発の価値と可能性をもたらした愛に溢れたなくてはならないオレンジ色の夢と希望の象徴となっている。

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