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セントルイス・シティSCはプレシーズンで基盤を築き、「正しい道を進んでいる」

プレシーズンは長いシーズンを戦う上で、基盤を作るための大事な時間だ。2023年MLSに新規参入するセントルイス・シティSCにとっては、尚更だ。

メディアに対してブラッドリー・カーネル監督は、全く新しいグループを作る際に、チームケミストリーや仲間意識を醸成することは大きなチャレンジだと言う。

しかし、リーグ29チーム目を率いる46歳の南アフリカ人監督は、そこまでプレッシャーを感じていないようだ。彼らはクラブ史上最初の公式戦を2月25日にアウェイでオースティンFCと対戦する。

「まず、プレッシャーは自分たち自身にかけるものだ」と、カーネルは言う。「我々の選手やスタッフは個人としてたくさんの経験を持っているし、それをチームとしても垣間見ることができた。まさに昨年のMLS NEXT ProにいたCITY2のように」

「ただ、これはMLSだ。競技力や質が明らかにいい中で、我々は自分たちにムチを打っていきたいと思っている。そして、ピッチ上での出来事に言い訳をしたいとは思わない。毎日を大切にし、前進するための準備をしていきたい。プレッシャーは無いし、自分たちでプレッシャーをかける必要も無い。ただ、自分たちに高い要求を求めることに関してはプレッシャーをかけており、そうすることによって成功に近づきたいと考えている。」

リーダーの模索

新規参入チームは、グループとして選手やスタッフが全員新加入のため、雰囲気やカルチャーを作っていくところから始めないといけない。カーネルはプレシーズンはその理由において重要だと語っており、選手同士がピッチ内外でお互いをより良く知ることができればいいと言う。

ここまで、特にスウェーデン人ディフェンダーのホアキム・ニルソンやブンデスリーガでも経験豊富なベテランGKロマン・ブルキがリーダーシップを発揮していると、監督は話した。

「リーダーには色々なタイプがいる」と、カーネルは言う。「行動で示す者もいれば、言葉でリーダーシップを発揮する者もいる。中には無理をしなければいけない選手もいるが、楽しんでやる選手もいる。そのため、選手がテーブルや椅子に立って歌わされたり、育ちや経験によってグループ分けされたり、そこで色々な個人的な話をしたりしているが、このような時間を一緒に過ごすことによって、同じ方向を向けるのだと思う。

「驚かされた選手はあまりいないが、とてもいいリーダーシップグループができたので、そこから自然と成長し合えるので、成果をキャンプの終わりに見てほしい。そのうちチームキャプテンんとリーダーシップグループを発表する予定だ。」

Building from within

前述の通りベテランも頑張っているが、カーネルはクラブの若手生え抜き選手には満足しているようだ。

15歳のアメリカユース代表のフォワード、ケイデン・グローバーはクラブ初のホームグロウン契約選手であり、キャンプ中は必死にアピールしている。監督はさらに、15歳のディフェンダー、タイソン・ピアースと17歳のアカデミー出身者ミゲル・ペレスにも満足しており、若手とベテランの融合に期待している。

「これからクラブがどれくらい成長できるか想像できるし、クラブ内から人材を求めたり、プレーススタイルでコミュニティを勇気づけるのが我々のスタイルだと思っている」と、カーネル監督。

「みんなが同じ方向を向けるようになることはチャレンジでもあるが、コーチングスタッフはうまい具合に仕事をこなしながら、基準も非常に高く保てられていると思う。トレーニングセッションを10回終えただけで、よりグループ感を感じることができる。」

オースティンでリーグデビューを果たした後、STLは最初のホームゲームをCITYPARKで、3月4日にシャーロットFCを迎える。

(原文:https://www.mlssoccer.com/news/st-louis-city-sc-on-the-right-track-with-laying-preseason-foundation

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