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1月のアメリカ代表合宿に招集されるべき10人のMLS戦士

さあ、1月のキャンプの時間だ。

今月、毎年行われるアメリカ代表のキャンプに、何人かのアメリカ人選手がカリフォルニアに招集される。まだ監督が正式決定していない中、セルビア代表(1月25日)とコロンビア代表(1月28日)との対戦が予定されている。前者はLAFCのバンク・オブ・カリフォルニア・スタジアム、後者はLAギャラクシーのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークでキックオフする。

監督人事が定まらない中だが、国内の選手にとっては、ハイレベルなトレーニングや国際的な経験を積むのにはいい機会となるだろう。今回の合宿はFIFAのインターナショナル・ウィンドウではないため、クラブに選手の派遣義務はないので、ヨーロッパ組は招集されない。従って、2022 FIFA ワールドカップメンバーはほとんど含まれないだろう。

では、アンソニー・ハドソン暫定監督はどの選手を今回招集すべきだろうか。注目すべき10人のMLS戦士にスポットライトを当ててみる。

ブランドン・バスケス
フォワード・FCシンシナティ

やや、当然な推薦かもしれない。

バスケスは昨年のMLSで最も危険なストライカー の1人で、FCシンシナティで18ゴール決めている。FBrefによると、ペナルティ以外のxGや空中戦勝利数はリーグのフォワード陣の中でも上位15%以内に入る実力を見せた。

彼のサイズ、オフザボールの動き、ゴールへの嗅覚を考慮すれば、1月ののキャンプに招集されるべきだろう。今月の親善試合で、有効な前線のオプションになるだろう。

エリック・ウィリアムソン
ミッドフィルダ・ポートランド・ティンバーズ

ウィリアムソンは2021年にゴールドカップを優勝したチームのメンバーに選出されていたため、代表経験はあるのだが、しばらく経つため、再度チャンスを与えるべきだろう。

ウィリアムソン程スムーズにディフェンスの間をすり抜けるセントラルミッドフィールダーは、この大陸ではなかなか見当たらない。素晴らしいドリブルを披露し、味方に多くのシュートチャンスを提供する、ボール運びとクリエイティビティに長けた選手だ。FBrefによると、ティンバーズのミッドフィルダーは2022シーズン、MLSの中盤選手と比較しても、想定ゴールアシスト数が上位9%と非常に高かった。

健康体でいられれば、ウィリアムソンはこのワールドカップ周期において、アメリカ代表にとって大きな役割を担うことができるだろう。

キートン・パークス
ミッドフィルダー・ニューヨーク・シティFC

中盤での活動範囲はあまり大きくはないが、パークスは他には無いものを持っている。

ウィリアムソンの紹介で記載したが、パークスはこの大陸でも数少ない、ディフェンスの間をスムーズにすり抜ける選手の1人だろう。FBrefによると、昨年のMLSでパークスは、中盤選手の中でもドリブルが上位10%の成功率を誇っていた。ドリブルと素早い前線へのパスで、相手のディフェンスを無効化するのが得意な選手だ。

NYCFCで非常に大きな役割を担うパークスは代表に呼ばれる権利を手にしたと言えるだろう。2018年のボリビア代表との親善試合以来、代表には招集されていない。

デフアン・ジョーンズ
ディフェンダー・ニューイングランド・レボリューション

ここからは、「左サイドバック組」を紹介しよう。

まずは、ここ数年ニューイングランド・レボリューションでブルース・アリーナの左サイドバックのファーストチョイスになっているジョーンズだ。 ジョーンズはスピードがあり、左サイドタッチラインに張りつくタイプで、ファイナルサードでのポジショニングが的確だ。FBrefのデータでは、2022年、ジョーンズはサイドバックの中でも、90分ごとに前方向のパスを受ける回数が上位6%だったという。代表ではアントニー・ロビンソンの代わりになれる存在だろう。

唯一の懸念は彼が右利きでありながら左サイドにポジショニングを置いているということ。ビルドアップで少しぎこちなさがあるかもしれないが、一度は代表で見てみたい。

ジョン・トルキン
ディフェンダー・ニューヨーク・レッドブルズ

トルキンは他の選手にはあまりない量の自信を持っている。この映像を見ればわかるだろう。

トルキンはまさに成長過程のど真ん中にいるが – 彼はまだ20歳だ – 2022年はレッドブルズで31試合に出場し、MLSで最も危険な左サイドバックの1人となった。アグレッシブさ、スキル、スピードを兼ね備えている。MLSでプレイする選手も彼を高く評価する。

ヨーロッパのクラブが彼を狙う今、トルキンにとって国際レベルの経験を積むために代表招集はいい機会となるだろう。

アンドリュー・ガットマン
ディフェンダー・アトランタ・ユナイテッド

もう1人左サイドバックを入れても悪く無いだろう。このリストにガットマンを入れない訳にはいかなかった。

アトランタ・ユナイテッドで素晴らしい2022シーズンを過ごしたガットマンは、今ではリーグ屈指の左サイドバックだろう。FBrefによると、サイドバック間で、彼のPKを除いたxGは上位1%だった。左サイドを駆け上がりつつ、ハーフスペースにも侵入できるため、相手にとっては厄介な存在だろう。

ただし、招集されるか否かは、彼のお守備やパスレベルが国際レベルで通用するか、に委ねられているだろう。1月に招集しておいて、確かめるのもいい機会だとは思うが。

ジャック・マクグリン
ミッドフィルダー・フィラデルフィア・ユニオン

ワールドカップが進むにつれ、代表チームに質の高いセントラルミッドフィルダーが必要ということが顕著になった。マクグリンは2026にはその1人にいなれる可能性がある。

マクグリンは、素晴らしい左足の持ち主で、ボール扱いが非常にスムーズだ。また、今年インドネシアでのFIFA U-20ワールドカップを控えているU-20アメリカ代表のキーマンでもある。マクグリンはまだプロレベルでの経験が必要(まだMLSの出場時間が2,000分未満)だが、可能性は無限大だ。

彼にトップレベルの経験を与えるにはもってこいの1ヶ月になるだろう。

エイダン・モリス
ミッドフィルダー・コロンバス・クルー

タイラー・アダムスがプレイするのを見たことがあれば、エイダン・モリスがどのようなサッカー選手かは想像しやすいだろう。

アダムスが持つエリートレベルの守備範囲と危険察知能力をモリスも秘めている。このコロンバス・クルーの中盤選手は、その6番のポジションのバックアップや今後のポジション争いに入っていくポテンシャルを秘めている。FBrefによると、モリスは2022シーズン、MLSのミッドフィルダーの中での90分毎のタックル数が上位5%に入っていたとのこと。プレイ範囲も広く、相手の攻撃を止めるという、相手オフェンス人にとっては嫌な存在だ。

21歳のモリスはポテンシャルの高い6番なので、今月様子をみるのもいいだろう。

ジェレミー・エボビッセ
フォワード・サンホゼ・アースクエイクス

エボビッセはとてもいいMLSのストライカーだ。現時点のMLSにおけるその評価は悪いことではないだろ。

昨シーズンはMLSで最も弱いチームの一つで17ゴールを叩き出している。彼の潜在能力はバスケスほどではない(FBrefデータだと、PK以外の90分間のxGが0.42に対し、バスケスは0.42)が、1月に招集するに値する数字だろう。実は、彼も過去に招集されているが、最後(そして唯一)の出場は2019年のパナマ代表戦だった。

ジュリアン・グレッセル
ディフェンダー・バンクーバー・ホワイトキャップス

アメリカ代表の右サイドバックのポジションには沢山の候補選手がいるが、ジュリアン・グレッセル既に代表に呼ばれる見込みだというレポートがされている。既に29歳の彼だが、ドイツ生まれで、つい最近アメリカ国籍を取得した。また、ここ数年、彼はリーグで最も(ディフェンダーに限らず)効率的なチャンスメーカーの1人である。

昨年のサイドバックの中でみてみると、PK以外のxG、xAG、シュートに繋がるアクション、前方向へのパスの項目の全てで、上位10%以内に入っていたという。黄金の右足を持っており、空間認知能力もリーグトップレベルといえるだろう。

グレッセルが代表チームでレギュラーになれるかはわからないが、アトランタ・ユナイテッドでサイドハーフやセンターハーフとしてもプレイしていた経験を活かせば、2026に向けてユーティリティプレイヤーとしての役割を任せられるかもしれない。

(原文:https://www.mlssoccer.com/news/10-mls-players-who-should-be-in-january-usmnt-camp

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