三浦半島温泉宿【観潮荘】との別れ
週末、主人が選んだ大きなレンタカーで1時間程の道のり、一年半まで油壺マリンパークがあった跡地に隣接する温泉宿【観潮荘】に宿泊した。
京急線のリゾート開発のため、3月15日をもって閉館するそうだ。
そこは我が家にとっては、特別な宿であった。
子育てに追われる4年間で、8回も宿泊した。
最初は騒動が始まって自粛やら緊急事態やらチャンチャカホイの2020年7月。
長男の幼稚園入園が6月となり、新生活が始まって間もない時。
2歳前イヤイヤ期の次男を抱えたまま長男の癇癪に追われていた1番辛い時である。
まずは、三浦半島でのびのび存分に遊べる【ソレイユの丘】に寄った。
一度遊んだことがあったし、中に入れば絶対楽しめる‼️
と思ったのだが……長男は大愚図り、無理矢理引っ張って入館したものの気持ちは変わらず諦めて引き返し、駐車場代1.000円のみ支払った思い出がある。
そして【観潮荘】に車を停め、チェックインまで隣接しているお気に入りの水族館、油壺マリンパークで過ごした。
私も子どもの頃に遠足で行った記憶があるが、油壺マリンパークは意外と知らない人が多いようだ。
昭和感あふれるレトロな水族館で、少し薄暗さもあり都会の華やかな水族館とは違った。
でも、サメやお気に入りのノコギリエイなどがぐるりと回る大型水槽は、1番のお気に入りであった。
『ジーんせーい、ラックありゃークゥーもあーるーさぁーーーー』
とアシカがピアノを演奏する場面があるイルカショーや、すぐ間近で楽しめるペンギン館も良かった。
チェックインの時間となると、宿に引き返し部屋に飛び込む!
いや、部屋にある露天風呂に飛び込む!!
このお風呂は最高に気分が良い。
硫黄の香りや、トンビの声、そして海…
次第に、周囲の海遊びも開拓していった。
初【観潮荘】から3ヶ月、2020年11月、私たちはまた訪れていた記録がある。
それも思い出の回だ。
周囲を開拓していき、子ども達の前で初めて釣りをした主人。
その日は釣りのコンディション悪くダメ元だったようだが、、
入れ食いでキスが釣れた🎣
宿に戻り部屋の露天風呂に直行し
子ども達が見つめる中、あピマさんはキスを捌いた。
それを、ポットで沸かしたお湯でしゃぶしゃぶして、小さな身を男3人スッポンポンで分け合って食べていた。
「おいしい!!!」と感動の声が響いた。
それから年を超え、2021年2月、またまた【観潮荘】に宿泊していた。
すつかり探索に味を占め、違う小道から別の海を見つけることに夢中になっていた。
この頃は、我が家に深海魚ブームが来ていた。
そのため油壺マリンパークもとても楽しめた!
この時、チェックインして部屋に飛び込んだ私たちは驚愕した‼️‼️
我が家の子育ての中で、この【観潮荘】は本当に息抜き&楽しみの場であった。
子連れの食事はとにかく慌ただしい。
次男を抱っこした私は、何度も席を離れて近くの水槽を見に行ったり、主人もおかわり自由の白米を配膳しまくる。
おかずと白米、このセットがとにかく美味しいので、いくらでもご飯をかきこんでしまいたくなる。
宿泊者以外のレストラン利用者もおり、かき込むようにせっかくの食事を流し込んでいるオジサンを見て、私も主人もあとでその話しでやはり同じ事を考えていたと知った。
白米だと、噛まない。
白米だと、食べ過ぎる。
それでも、この宿での食事は特別な時間であった。
子どもがいてバタバタだけど、とにかく噛もう!と意気込みつつ、ほとんど噛まずに平らげることに必死な時間であった。
何度も宿泊を重ね、子どもが3人に増えてからも2回目となった今回。
今回、この宿泊が最後となると感慨深い。
赤子ももうこんなに成長してしまった。
油壺マリンパークも閉館し、こちらに宿泊する目的は、ソレイユの丘を満喫すること(結局大好きになった)と、長男と主人が釣り、次男と赤子と私がお散歩することとなった。
とても良いリフレッシュである。
思い出にふけながら、チェックアウト前に最後の入浴を済ませた。
男チームは、大浴場の露天風呂へ向かい、私と赤子は部屋の露天風呂へ。
ねぇ、この景色も一生忘れないよ。
今まで本当にお世話になりました🌸
食問題、環境問題を改善し、子ども達に明るい未来を提供したいと思います。未熟ですがその為の発信ですので、現時点で投稿を有料にするつもりはありません。もしサポートいただけるのであれば夢の実現に全力で活かさせていただきます。