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えんとつ町のプペルを観てきました

2021/01/31

念願だったえんとつ町のプペルを観て参りました!

映画宣伝が出た頃から気になっていたので、いけたことがとても嬉しくて。かなり前から行きたいな!という気持ちにさせられて、それが叶ったときがとても嬉しくなるので、これが宣伝効果なのかなとか思いました。この気持ちを味わいたいがために、映画に行くところもあるというか(笑)

綺麗で臨場感のある作画

絵本が元になっているし、さぞかしほのぼのした映画なのだろうと勝手に思っていました。楽しく冒険して希望を見つけるのかな?くらいな気持ちで。

そうしたら全くそんなことはなかったですね…!

まずお話自体予想以上にしっかりと重みがあったというのと、作画がとても美しかったです!

細かいところまで緻密に描かれているし、アトラクションに乗っているかのような臨場感がある場面もありました。世界観が確立されているので、テーマパークっぽいなとも思ったり。あと、登場人物がドラクエっぽいなと思いました(笑)

素敵な登場人物たち

素敵な人ばかり出てきました!

ダンさんは、見た目はちょっといかついけれど、ルビッチのことをすごく大切にしていて心根がとっても優しい人。お化けが怖いっていうのがチャーミングで好きでした!

ブルーノの真っ直ぐさも勿論、それを包み込む大きな器を持ったローラが本当に素敵で。こんな夫婦いいな、って思いました。ブルーノが本気でそう思っているからこそ、全てに嘘がなくて、「またそんなこと言って」なんて言いながらもローラは何よりも彼の言葉を信じていて、だからブルーノもありのままでいられるのかなあとか。

きっと誰もが星を見たいって、そんな世界があるって信じたいけれど、信じない方が楽だからいつの日か諦めてしまっていて、アントニオもあの日自分が諦めてしまったことを「諦めた」と認めたくなかったからこそルビッチに辛く当たっていたのだと見えてきて、胸がきゅうっとなりました。

最後までブルーノの紙芝居を一緒に見ていたのがアントニオだとわかったときと言ったらもう。

己の眼でみて、知りたい

ブルーノの言葉は力をくれるものばかりでしたね。

己の眼で見る前に、答えを出してなるものか
できない理由を海に捨て、言い訳御託を海に捨て

手元のノートにメモをしていた特に好きな部分です 笑

この力強い言葉と、困難に立ち向かっていくルビッチの姿が重なり見ているこちらも力が入ってしまいました。

「諦めることをやめて、壁に立ち向かっていく姿」から私はすごく力がもらえるなあと最近よく思います。(就職活動がしんどいから多分なんとか勇気をやる気を受け取ろうとしている感じもありますが。)

そして私、現地主義の人間で、何でもかんでも自分で見て、それで自分の思いを持ちたいタイプなんです。だから「己の眼で見る前に、答えを出してなるものか」という言葉にすごくグッときて。

無関心になってしまいがち、それでいて知りもしないのに知っているかのように偉そうに色々言ってしまいがちだけれど、そうではなくてやっぱり全部自分の目で見て確かめて、その上でそこに生まれた思いを大切にしたいなって思いました。

プペルはとっても優しくて自分なんかより相手を大切にする人で、なんだか不思議な存在でした。

原作も読んでみたいなと思います。

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