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【酒飲編Vol.30】グレンスコシア 11年 キャンベルタウンフェスティバル 2023

Spec

グレンスコシア 11年 キャンベルタウンフェスティバル 2023
ホワイトポートカスクフィニッシュ
54.7%

評価

美味しさ:8/10
お気に入り度:8/10
総評:8/10

ノート

◯香り
フィニッシュ通り白ワインの香り、乳酸系の香り。スワリングでバニラが現れる。メロン等の果肉系フルーツのニュアンスも。
◯味
モルト・マスカット・ピートがほぼ同強度で同時に掛かってくる。基本線は甘口だが、同時にかなり塩分を感じる。
◯ボディ
やや厚めのミディアム。
◯フィニッシュ
中程度〜長め。フルーツっぽい線香の香りが長く続く。

折角なので’22ボトルとセットで撮影。

コメント

グレンスコシアのフェスボトル’22はそれはたいそう美味なボトルであった。
時は流れ、‘23のボトルも出回る時期になった。先の経験があったので期待しつつ、たまたま試飲機会に恵まれた。‘22ほどでは無いけどコレも美味いぞ?という事になり結局ボトル買い。手軽に手出し出来る価格なのがよくない()

やや変わったスペックであるが、コレまた非常に美味い。バランスよく各要素が程よく主張している。癖や個性も出しつつ、あまり邪魔な要素が無い。スコシアの乳酸感としょっぱさはこのスペックでも良いフックになっており、白ワインカスク由来のニュアンスとピートと上手く融合しているなと感じる。王道では無いが、満足度の高い素晴らしい1本。

余談だが、コレの試飲をした際にヴィクトリアーナも同時に試飲したが、このような満足感は得られなかった。スペックを見る限りヴィクトリアーナの方が自分の好みに近いと思ったのだが・・・使ってる原酒のクオリティがかなり違うように見受けられる。
’22ボトル・‘23ボトルのいずれもコスパ的にはかなり超越気味に感じられる。何かスコシアのフェスボトルには、隣の人気蒸留所に負けるもんかという執念を感じるのは自分だけだろうか?

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