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【酒飲編Vol.51】ロングロウ NAS

Spec

ロングロウ NAS
46.0%

評価

美味しさ:8.5/10
お気に入り度:8.5/10
総評:8.5/10

ノート

◯香り
やや刺激のある蜂蜜、焼き菓子、ロウのような感触。ほんのりレモン。口に含むまではピートの気配は薄い。
◯味
調味料感の一切ない甘味に非常に丁寧に抽出されたダシ。味の濃さは程々だがこの芯の太さは滅多にお目にかかれない。中盤から淡くピートが効き始め、最後まで残る。それ以外は素直に収束していくが、ピートのお陰で全く退屈さは無い。
◯ボディ
ミディアム。ボディ以上の格を感じる。
◯フィニッシュ
中程度〜長め。蜂蜜と薬感薄めのピート。

飲み切るのが惜しいシリーズ。瓶だけちっちゃくならないかな()

コメント

4年程前から既にスプリングバンク(10年)は価格がぶっ壊れていたが、その味わいは確かかつ唯一無二の感触があった。そのため、当時は前にレビューしたキルケランを複数回購入したり、このロングロウNASを購入したりしていた。・・・最早キルケランもロングロウも今日の価格感は明後日の方向へ飛んでいってしまったが。。
 
さてこのロングロウ、その味のキツさとスピリッツ感の強さ、全体的なチグハグ感から正直購入当初はあまり気に入っておらず、他のなんとも言えないボトルとのヴァッティング要員であった。その為真面目にフィルムをかける事も無く雑に飲んでいた。
ところが残り3割も切った辺り、約1年程前から単発で飲むと凄まじく美味くなってる事に気付いた。角が無くなり馴染んだとも、瓶熟が進んだとも言えるのかもしれないが、とにかく購入当初からは考えられないまとまり・熟成感・円やかさを見せるように。なんと言っても、これぞスプリングバンクと思わせる極めて上品なモルトの旨みが支配する辺りは、ここが唯一無二のウィスキーを作っており、高騰してでもなお追い続ける愛好家が多数存在するのだという事を思い知らせるのに十分な味わいであると思う。
 
ここからは余談。今日まで雑保管だったロングロウが大化けして、味わいはさておき実質ほぼスプリングバンクのキルケランはフィルム保管したにも関わらず経年変化ですっかり味がボケてしまった。スプリングバンク系列のコルクは上蓋が木ではなくプラ製なのもあるのかもしれないが、ついつい経年劣化を気にしてフィルムで厳重保管してしまいがちなウィスキーも適度にフィルムを剥がしたりしたほうが実は美味しく頂けるのでは・・・?と自分に考えさせる1本となった。

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