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「仕事力とは(実行編)」2500人と面談した採用担当が思う、就職活動⑥

前回からの続きですね。仕事力とは2つの要素でできていて、そのバランスについても記載しました。

1 専門知識(全体の2割)

2 戦略・戦術・実行(全体の8割)

そして、専門知識より、大事ですと書いた、戦略・実行について今日から書いていきたいと思います。再掲します。

**・戦略=白紙に絵を描く力
・戦術=絵を具体的に形にするプランニング力
・実行=歯を食いしばってやり抜く力 **

今日はこの中で、実行に焦点をあてます。

実行力とは

「上から順番にいけよ!」と言われそうですが、まぁ読んでみてください。なぜ、実行からなのかというと、「就活生に馴染みやすいから」です。学生さんからすると、社会人て何の仕事してるの?一日どうやって過ごしてるの?スケジュールは?という感じですし、実際セミナーでも質問が多いです。
それに対しては、「ルーティンもあるけど、日によって違うんです。」という回答をしています。仕事は頭を使うだけではないですし、手を動かすだけでもないです。このバランスが大事。そして、実行力とは、"手を動かして、実際にビジネスを進めていく力"です。
色々とありますが、ビジネスを進めていくうえで、やはり実行力は必須です。

何千人も面談してきて、実行力について思うのは、日本の教育は、実行力を育むうえで最強に近いということです。
幼稚園から高校まで、とにかく、言われたこと(インプット)を実行(アウトプット)することで高く評価されます。
高校生の時にもらよくカリスマみたいな先生が、「俺の言うとおりにやれば必ず〇〇大学入るから!」みたいな発言をして、受験生はそれに惹かれ、一生懸命勉強するわけです。
部活もカリスマ顧問の言うことを聞いて、勝つみたいなことかありますよね。
そうやって結果を出して、評価され、自分自身も自信がついていきます。

ただ、こう書くと、言われたとおりにやってるだけじゃん!て思うかもしれませんが、果たして本当にそうでしょうか?
当たり前のことを書きますが、勉強はやらないとできないし、スポーツも練習しないと上手くなりません。
つまり、いくら良いことを言われても、やらなきゃ意味ないわけです。
確かに何も考えないでガムシャラに努力しても、無駄足に終わることはあります。
反対に、ちゃんと考えて指示を出してくれる人がいれば、実行力はステキな武器になりますよね。

一方、言われたことをやってるうちに、
これって何でやるのか?であったり、出来るようになってきたら新しいことを思いついたり、戦略・戦術に興味がでてくるわけですよね。
だから新入社員のうちは、まず言われたことを、その意味を考えながら、やりなさいと言われるわけですよね。

つまり、まとめると以下のとおりです。

・まずは言われたことレベルで実行ができないと仕事にならない
・結果が出始めると、視野が広がりできるこたが増える
・戦術や戦略に興味をもてる

戦略・戦術・実行はボトムアップであって、実行できない(また、その経験もない)のに、ビジネスで通用する戦略・戦術なんて絵に描いた餅だということです。
ただ、言われたことを忠実にやって終わりだという就活生がこのnoteを読んでいるのは到底思えないので、次回は戦略戦術について書きたいと思います。

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