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イメージしたその未来を実現させる!

はじめまして、Kaoriです。特別な今日、noteをはじめることにしました。
初回から長文になりました。。お付き合いいただけたら嬉しいです。

ある朝、心地よく音楽が流れるリビングで、椅子にゆられ大好きなコーヒーに口をつけふと時計を見上げた。
最近新調した掛け時計は、秒針を刻むデザインに変わった。
その秒針をぼんやり眺めながら、あっという間に移り変わる非情を感じた。
すぐ隣には、そよ風で揺れるブラインドが落とす影を映した犬が昼寝をしていた。冬の太陽の日差しを受けて、スヤスヤと気持ちよさそうに寄り添う2頭の犬たち。

「やっとタイミングが来たのかもしれない・・・」

漠然とそう思って、20年来の友人にメッセージを送った。

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約20年前、犬との暮らしを始めてから、犬たちが置かれている現状を目の当たりにした。
意味がわからなかった、ただただ理不尽だった。1つ言えることは、この仕組みが正しいはずなんてなかった。
当時まだ子どもと大人の間で宙ぶらりんだった私でも、それはすぐに理解できた。手にした小さな命が私に大きなことを教えてくれた。

自分でできることを考えた時に、当時の私が出来ることは、インターネットでオリジナルのDOGグッズショップを作り会社を立ち上げ、より多くの犬たちとその家族が幸せになるものを企画し、作り届けることだった。
程なくMダックスの保護犬を鎌倉の保護団体から迎え、ショップ売上の10%を募金する仕組みもできた。

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``作ること``により多くの人を巻き込むことで何かが変わると信じていた。今振り返ると、本当に多くの方がショップを作ってくれた。当時、犬と楽しむクリスマスディナーやおせち料理、バースデイケーキは市販されていなくて、料理が得意な母に依頼した。

ケーキは、マクロビを習いに行って犬たちのお菓子にアレンジし、私が作った。
犬の首輪は、犬に特化した金具や強い縫製が必要になる、だから強靭なミシンを持ったプロの友人に依頼した。
肌に優しい美しいファブリックは旅好きな友人に各国から送ってもらった。犬に華美な服を着せることを良いとは思わないけど、防寒や保護といった観点から服が必要なこともあった。犬にはその犬のサイズに合わせてオーダーメイドで作る手編みのニットが一番いい、ニット作家の叔母に依頼した。
犬と暮らす中で必要な食器や棚は廃材を使って作る作家に、トイレトレーは友人のアクリル職人に。
軽くて丈夫なネームタグは弟に、そしてそのタグに付けるビーズは友人の強化ガラス職人に。
革の首輪は、墨田区の革の巨匠に弟子入りして教えてもらいながら、作ってもらった。他にも数え切れないくらいの人たちが関わってくれた。

ショッピングカートも無かった小さなECサイトは、口コミで多くの方に広がり、毎日電話やメールで注文をいただき、国内外にたくさんの優しさと想いを届ける事ができた。
増収増益に伴い、比例して募金額が増え、クリスマスが訪れる12月、約10年間毎年途切れる事がなく鎌倉の保護団体さんに寄付させていただく事が出来た。

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環境が整ったので、資格を取得し犬たちを預かる機会も作ることにした。お仕事としてペットホテルやシッターもしたけれど、それと同時に里親として無償で犬たちを預かった。
保護をした犬たちに新しい家族が決まるまで、様々な体験や経験を保護犬とした。
ブリーダーから保護をした犬たちは、高齢でも屋外を知らない子が多く、今でもあの子達が初めて河川敷や芝の上を歩いた時の横顔を忘れる事が出来ない。風を感じ、音を聞き、動くものを見る、様々な匂いを嗅ぎながら、確かめるように一歩ずつ歩く。
その瞬間に立ち会えた事が何より嬉しくて、自分の置かれている環境と境遇にただただ感謝する日々だった。

そんな毎日が流れていき、たくさんの犬と生活をする中で「私は、残りの人生で一体どれだけの犬たちに幸せを運ぶ事ができるのだろう」とふと立ち止まる瞬間がやってきた。
一度、社会の仕組みやビジネスを学ぶ必要があるのではないかと感じた。
それは私に、圧倒的に欠けている部分だったから__
このままでは広がりに限界がある、そう思った。そして私が犬たちに出来る事はそれではない事も何となくもう気が付いていた。そうと決まったら、早い!即日、就職活動をした。(30過ぎてシングルマザーで未経験の私を採用してくれた企業に今でも感謝しかない)

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紆余曲折あったが、IT企業でPR/IRという職にたどり着いた私は、必死に学んだ。シングルマザーで子どもと犬たちを育てながら、とにかくがむしゃらに学んだ。様々な人の人生経験や価値観を教えていただきながら、メモリ不足気味の私の頭にどうにかインプットした。
全ては、微力ながら犬たちの未来を考えるスキルや経験、知恵や仲間が欲しかったから。

今思うと、その選択は私にとって多くの広がりと次のフェーズやレイヤーを見せてくれたように思う。
私の活動や人生観を応援してくれる人たちがまた新たに広がった。
そして何かに導かれたように、ひょんな事から企業広報としてのポジションから離れることになった。まるで、グイッと軌道修正されているかのように。。

と同時に、フリーランスPRとして業務委託を数社から請け負う機会をいただき、新しいチャンスが生まれて自然と次のステージが始まった。
しばらくビルやオフィス、アスファルトや喧騒で過ごした私は、本来の場所、緑と土、広い空に戻ってきて、今はだいたい毎日気に入った広場で仕事をしている。(そろそろ暑くなるからどこか木陰を見つけなきゃ)

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ながーいヒストリーを話したけど、これでもかなり割愛していて、私にとっては今日まであっという間だったように思う。
でもやはり、それなりに歳月は流れていて、今共に暮らすパートナードッグは世代が変わり、小さな犬が2頭になった。
1頭はブリーダー崩壊現場から、もう1頭は犬アレルギーで暮らす事が出来なくなってしまったご家族から命を託された、どちらも保護犬だ。
激動を共に駆け抜けた最愛なる息子も今年小学校を卒業する。
気が付いたら彼は、冒険家のような日々を過ごしていて、中学校生活はどこで過ごすのかまだ決まっていない笑(このG.Wもほとんど登山をしている)

「うん!もちろん一緒にやろう!!私もやりたい!」

2019年になって早々、私はビジネスパートナーに「保護犬へのアクションを一緒に始めない?」と声をかけた。
彼女のことはまた別の機会にゆっくりと話したいと思うけど、おっとりとした話し方からは想像できないくらいに、すごいパワフルでセンスが抜群、そして何より志が高く心の美しい信頼の置けるパートナー兼WEBデザイナーだ。長年、海が見える街でフリーランスのWEBデザイン&フォトグラファーをしているママでもある。

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そんな彼女と共に、考え作った「enkara(エンカラ)」が、2019年5月5日に始動する。
スタートに向けて、この半年間多くのご縁や繋がりを新たにいただき、現状をアップデートさせていただく機会や、その想いに触れた。
たくさんの方から応援をいただき、揺らぐことなく歩んだ。
今の私たちにできること。また改めて再び立ち返って急がずに真摯に謙虚に長期的な発信をしていきたいと思う。
続けていく中で軌道修正したり、立ち止まったり、戻ってみたり、、そんな感じで模索ばかりかもしれない。いや、模索しまくるはず。でも、失敗を考え恐るよりも常にチャレンジをしたいと思う。今までもそうだったように。

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持って生まれた強めの感受性が時折邪魔をすることもあるけど、ラッキー体質なので多分大丈夫...笑
始まったばかりのこの場が、細く長く続き、保護犬の譲渡活動をされている方たちのお役に立ち、また、いずれはその保護をする犬も限定的となり、循環する仕組みがスタンダードになる日を願って。
そして、犬と人との暮らしがもっとより深く先進的なものになるようアクションしたい。

昔ショップでみんなが作ってくれたグッズたちは、とても丈夫でスタンダード。今もなお、共に暮らす犬たちに引き継がれて愛用をしている。
``いいもの`` というのは、そう言うものなのだと、最近改めて心から思う。


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いつでも、どんな支援でも大歓迎です!!!
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そして、今日公開される<enkara セカンドストーリー#01 JULIET>の記事を読んでシェアしていただけたら嬉しいです。

どうか、たくさんの人の心に届きますように。

長文読んでいただき、本当にありがとうございました。

Kaori

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自己紹介

⽝と⼈のより良い未来の形を⽬指しチャレンジ中です!(enkara https://www.enkara.jp/)noteにコトバを書く時間は自分に向き合う大切な時間です。いただいたサポートはスキだなぁと思ったnoteのサポートへ循環します♪