【若者向け仕事術】『図解 コンサル一年目が学ぶこと』大石哲之/著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
社会人になって空回りしてませんか。
一年目はもちろん10年目ぐらいまで、まだ地に足ついてないみたいな、どこか不必要なことまでしてるようなそんな感覚。
私は大いにあります。
でも、削ぎ押したらいい無駄な部分がいまいちわからない。
そんなふうに思っているならおすすめです。
おすすめ度・読者対象
おすすめ度:★★★☆☆
読みやすさ:★★★★★
・20代
・仕事を始めたて〜中堅手前
・仕事でどことなく空回りする人
話術・思考術・事務処理・マインド4つに分けてコンサル1年目に何を身につけておきたいかを紹介する。
好きなポイントと注意点
仕事も含めた伝え方について本当に参考になることが多数ありました。
説得するとは違う、妥協点を見つけるでもない、共通して必要なことを探していくというやり方が新しい。
取り入れていきたいと思うやり方です。
注意点を挙げるならば、この本の読み方です。
デスクワーク術と書いてあるビジネススキルは、巷の本と特に変わりないので、スルーでもOK。
Chapter2・4プロフェッショナル・ビジネスマインドは、仕事での自分の付加価値を作るやり方を解説しているが、委託事業を受け持つことが多い会社、事業相談を受け持つ会社に特化した内容のように感じます。
図解というだけあって、要点を細切れにまとめているので、自分でこれは発見だな!と得られたところだけメモしてみるのが良いかもしれません。
●余談
私はこの本を、会議の効率化を図るにはどうしたらいいか? という側面で読んでいました。
その観点で身に染みた言葉もいくつか列挙します。
そういえば、今回は丁寧な言葉を使ってしまいました。
まあたまにはそんな回があってもいいと言うことでご承知おきください。
ビジネス書は有象無象にあります。みなさんはどう読んでいますか?
1人の著者が好きで、その人の本を舐めるように読むのも悪くはないですが、いろんな知識が欲しいと思ったら、いろんな作者の著作を走るように読むことをお勧めします。
本は、その中から1つでも有益なことを得られたら良い、いくつもあれば儲かりもの、と言われます。
そのぐらい軽い気持ちで、読んでみるのも良いかもしれません。
ビジネス書は大衆小説やライトノベル同様ファーストフードの感覚でいきましょう!
同じ著者の著作は、3年以上経ってなければ、違うタイトルであっても、大抵同じことしか書いていません。人間の考えはそこまで変わりません。
深める必要がない限り、同じジャンルなら複数読む必要はありません。
それなりのものが読みたいときは、出版社も気にして読むようにします。
当たり前ですが、餅は餅屋、専門のところの本はしっかり深掘りがされています。
古参の出版社もベストです。レベルが落ちてきている出版社もありますが、悩んだらとりあえず優先します。
読み応えはそこそこです。
ご参考までに。出版社の、深堀り企画もやってみたいですね。
さて、最後に、もう一つ好きな引用を載せておきます。
それでは、また次回。