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V界隈もアイドルのライブも初めてだった者から見た"あの日"の光景 GEMSCOMPANY1stLIVE「MagicBox」レポート

初めまして。最近GEMSCOMPANYを知り見事に沼った者でKと申します。
Twitterでフォローさせてもらっている皆さんの1stLIVEの感想を見ていたら「皆もどんな内容でも良いからどんどん感想を書いていこう。皆の感想が知りたい」という内容の言葉を幾つか見かけ、慣れないながらも筆を執る事にしました。
全てにおいて初心者な私だからこそ見えたものもあるんじゃないかな、と思いながら軸も持たず書いていますが読んでくれると嬉しいです。

1.GEMSCOMPANYを知ったきっかけ

この記事を読んでくださっている皆さんはもうご存じかとは思いますが、念のためGEMSCOMPANYとは何者かという記事を紹介させてください。

本当にファンの皆さんが書くGEMSCOMPANYの記事は愛と熱量に溢れていますよね。見習おう。

さて、私が"ジェムカン"を知るきっかけになったのは一人の友人でした。ある日突然Twitterを通して彼から凄まじい情報量と共に押し寄せる「ジェムカンはいいぞ」の波動。ただこの段階では「何か新しいVTuber?みたいなのにはまったみたいだなぁ」くらいの無味乾燥な感想でした。
その友人からある日個人宛に連絡が来て「Kさんにこそ見てほしい」の言葉と一緒に送られて来たのがMV「JAM GEM JUMP!!!」のURLでした。

これが私がGEMSCOMPANYを見初め、引いては所謂「バーチャルアイドル」というものと初めて正面から向き合った瞬間でした。
技術力の高さは耳に入ってはいたのでそれを踏まえて視聴すると「この子達、こんなにも頑張っているんだな。」と感心しきりになると共に「これだけ本人達が本気だからこそこっちも応援したくなるんだろうな」とジェムファンの心情に少しだけ触れたような気がしました。

2.軽い気持ちで参加を決意した初めてのライブ

それやこれやでジェムカンを知る事になった私ですが、その中でどうやら初のワンマンライブがあるらしいとの情報を耳にします。
私にジェムカンを紹介してくれた友人は勿論参加するとの話を聞いていたので、そこで思いついたのが「自分もライブに参加すれば久しぶりにその友人と会えるのでは?」という考え。友人に参加する旨を伝え早速チケット購入手続きへ。
MCcitrossのじかんとMCERINGIBEAM.のじかん、そして後日MCうたひなのじかんを予約。全部で3公演分参加する事になりました。
と、ここではたと気がついたのが私自身がこのようなライブに参加するのが初めてだと言う事。過去に私が参加したものといえばピアノ奏者のジョージ・ウィンストンのリサイタルくらいなもんです。

(・・・いつか「#みずしー弾いて」にリクエストしてみようかな)

さておき私のイメージするアイドルのライブと言ったらペンライトを指の間に挟んだ人々がクトゥルフ神話のような呪文を叫びながら踊りまくるといった偏見に満ちたものだったので、これは下手な真似は出来ないぞという事でジェムカンメンバーの投稿動画を観てその人となりを学んだりジェムファンの皆さんの記事を読んだりと本番までに残された少ない時間で蓄えられるだけ知識を詰め込む活動に勤しんでおりました。

3.緊張のLIVE初日。思い知った「本番」の恐ろしさ

いよいよやってきた6月28日。この日は友人とは別行動の為ソロ活動。
会場へ歩を進めるに連れて身が縮む思いが強くなっていきます。会場に到着し、物販での買い物を終えて開演時間ピッタリに会場入り。そしてサイドスクリーンから流れる映像。
いよいよライブが幕を開けました。

オープニングの「JAM GEM JUMP!!!」で早速熱を帯び、MCのうたひなの二人のトークで笑いの起こる会場。つつがなく進行しているように思えたプログラムでしたが、途中からちょっとした違和感を覚えます。
それはメンバーの歌声がいつも聴いているものと違うこと。最初こそ生歌だから多少のブレがあるのだろうと思っていましたが、段々とそれは間違いであることに気付きます。そうか。緊張で上手く声が出せないんだと、そしてその歌声はそれでも限界まで絞り出している声なんだと理解しました。
「舞台には魔物が住んでいる」という言葉があるように、ほんの些細なミスでも何かどす黒いものに頭を支配されるようなあの感覚。私も過去に経験があるのですが彼女達のそれは私の比では無かった筈です。それでも全霊をかけて歌う懸命な姿を、祈るような気持ちで見ていたのをはっきりと覚えています。
そして個人的に悔やしかったのが自分自身が全然声を出せていなかったということ。コール講座を見たりして前準備は出来ていた筈なのに、いざ本番となると「コールのタイミングを間違えたらどうしよう」「ライトの振り方が皆とズレていたらどうしよう」とネガティブな考えばかりになって固まってしまいました。
ライブが終わった後は反省しきりで「このままじゃ100%で楽しめないまま終わってしまう。それはあまりにも失礼だ」と考えをあらため、明日はもっと自分を奮い立たせようと決めました。

4.皆が「真の本気」を炸裂させたLIVE2日目。

迎えた2日目、この日は友人と行動。
その友人にも軽く宣言をしたのですが、その日の目標は「全力で声を出すこと」。ライブは見るだけじゃなくて参加するもの、私はあの日確かにそこにいたんだと後の自分に堂々と言えるように頑張ろう。そう思いながら臨みました。
始まったMCERINGIBEAM.のじかん。結果から言うと本当にあっという間の2時間で、それくらいのめり込んだ時間でした。
先ず私を奮い立たせたのが開演の合図にてよーすぴこと齋藤陽介プロデューサーが放った「1日目は控えめだったけど今日はもういけるよね?」という言葉。これでもう「昨日で足りないというなら自分の分をプラスしてやるぜ!」という心意気でコールを叫び、なりふり構わずペンライトを振りました。また観客の皆の熱意に応えるかの様に大復活を遂げ、魔物など蹴散らすような圧巻のパフォーマンスを魅せてくれたジェムカンメンバー。そのステージと観客席の一体感を肌で感じ、恥ずかしながら私は2日目にして漸くこのMagicBoxというライブを観るだけではなく"参加"する事が出来たような気がしました。
続けてMCcitrossのじかん。私にとっては今回のライブ最後の公演となります。もう恐れるものなど無いとばかりに持てる力の最大出力で駆け抜けました。そしてアンコールの時のそれぞれの言葉。これは初日からではあるのですが何度「こちらこそありがとう!」と思ったことか。その気持ちをぶつけるが如く、最後の「JAM GEM JUMP!!!」が終わり舞台の皆が去っていく際に肺の全ての空気を使って「ありがとねー!!」と叫べた時、新しいジェムファンが確かにそこで産声を上げました。

5.あらためてファンになって心掛けたい事。

こうしてMagicBoxを経てジェムカンという箱を推すことになったのですが、実はライブに参加する前から「もしこの人達を推すことになったら心掛けよう」と思っていた事がありました。
それは「ファンとして常に真摯でいよう」という事。この考えに至るには先輩のジェムファンの人達の態度にありました。twitterで見かけたMV「JAM GEM JUMP!!!」を紹介しているツイートで印象的だったのが「あなたの5分をください」という言葉。これもう滅茶苦茶素敵だなと思いました。相手を思いやっててこそ紡げる言葉ですよこれ。そして新規さんをtwitterで見かけた時のあの「ようこそ!」な雰囲気。
紹介してくれた友人に手を引かれながら恐る恐る飛び込んでみたジェムカンの世界。そこで待っていたのはそんな温かな先輩ファンの皆さんでした。私自身もその背中を追いかけ、「ジェムカンはいいぞ」と公明正大に胸を張って言える様なファンを目指したいと思います。
長くなりましたがここで〆たいと思います。最後までお付き合いいただき有り難うございました!感謝!

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