第1回リアル添削杯

時は少し遡る。

添削杯開催二日前。
私は悩んでいた。

先週末にはま屋で対戦したジュエルショップ、その強さに打ちのめされていたからだ。
ショップから次々繰り出される脅威的なドローソース、その全てを撃ち漏らさずにカウンターし続けなければいけない。私の使いたいデッキでそんなことは本当に可能なのか...?

一方で採用カードについても決めかねていた。添削杯はエルドレインの森が加わった初めての大型大会。であるにも関わらず新カードを採用できていなかったためだ。
新セットのカードは強さが計りにくく、対処の要否判断が難しい。見た目で即死が考えられない場合には、少なくとも一度目は様子見で通されることも考えられる。そのため、軸にできるカードを探していた。
ただ、見つけられた候補は一つだけだった。《豆の木をのぼれ》だ。2マナと少しテンポ損だがキャントリのためアドは失わない。5マナ以上を複数入れなければいけないため、デッキの構造には制約がかかるが、相手にはどの程度デッキが寄せてあるか分かりにくく、一見通しても良さそうに見える。この辺りを評価できた。

さて、残り1日でこの思考をどうやってデッキにまとめたものか、...そう悩んでいた。

ふと、ゴミ箱の中にあった使用済みの封筒が目に入った。

『レターパックで現金送れはすべて詐欺』

ん…?

『コマンディーアで豆の木のぼれはすべて詐欺』

それだ!

《徴用》を撃つためにブルーカウント29


添削杯開催当日。

伝説のアーティファクト 《一つの指輪》、その強さを《徴用》するべく、我々は添削杯へと飛んだ。

戦績 3-2-1
R1ジェスカイ1-1
R2ティンカー2-0
R3ミラー1-2
R4オース2-1
R5ティンカー1-2
R6バイン2-0

残念ながら本大会では《一つの指輪》の《徴用》には至らなかった。だがいつかその強さを《徴用》できる日が来ることを確信している。

主催の添削さん、スタッフの皆さん、参加者の皆さんお疲れさまでした。
また次回も楽しみにしております。






真面目に読んだ人がいたらごめんなさい。

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